ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

「THE ROCK STORIES」

2012年12月05日 21時26分40秒 | 音楽

皆さんに質問です。

あなたにとって「ロック(ROCK)」とは何だと思います?

 

僕が中学生の頃、日本はバンドブームと言って、多くのバンドが登場しました。「BOØWY」「THE BLUE HEARTS」「JUN SKY WALKER(S)」「UNICORN」ら多くのバンドの音楽が流行り、僕もラジカセやウォークマンでたくさん聴きました。

 

そんな学生生活のなか、洋楽好きのA君が僕に言いました。

「そんな音楽、ロックじゃないよ」

その時は「ロック」という言葉にこだわりも無かったので、「あっそう」程度だったのですが、

今になって、A君に否定されたことが腹立ったり、そもそも「ロック」って何だろうなんて思うのです。

 

先日、フジテレビの深夜に「THE ROCK STORIES」(全3回)という番組がやっていました。

「日本を代表するミュージシャンたちが洋楽を語り尽くす」というドキュメンタリーで、ロックの起源から今までを振り返るストーリーでした。

その番組で出てくるアーチストは、エルヴィス・プレスリー、チャック・ベリー、ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、ビーチ・ボーイズ、グレイトフル・デッド、ザ・バンド、ジミ・ヘンドリックス、ザ・フー、ブルース・スプリングスティーン、レッド・ツェッペリン、ラモーンズ、セックス・ピストルズ、ボブ・マーリー、U2、ニルヴァーナ、グリーン・ディ、オアシス、レディオヘッド、などなど。

恥ずかしながら自分が聴いていたのは少なく、この中ではビートルズ、ニルヴァーナ、オアシスくらいでした。

でも思い出したんです。あれも中学生の時だったかな、深夜の音楽番組で「ニルヴァーナ」の「ネヴァーマインド(Nevermind)」を初めて聴いた時の衝撃、まるで大きなハンマーで殴られたような衝撃(笑)、あの出だしのギター、印象的なサビ、映像(PV)、何もかも初めての経験でした。翌日同じ番組を観ていた数人の友達も「あれすげ~な」なんて盛り上がりました。

番組ではゲストの日本人ミュージシャンも(お酒飲みながら(笑))懐かしの洋楽ミュージシャンを語っていて面白かったです。例えば・・・

「ビートルズ」を改めて観たチバユウスケ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)が「敵わないよねぇ(苦笑)」と言ったり。

「ザ・フー」を観終わった真島昌利がボソッと「雑な終わり方だねぇ」と言ったり(笑)。

「ジミ・ヘンドリックス」についてCharさんが「聴いてて意外と下手じゃんと思ったら歯で弾いていた(笑)」と言ったり。
 
「レディオヘッド」の日本公演ライブに行ったKJ(Dragon Ash)が「(物販に)並んで缶バッチ買ったりして、久々にキッズ(KIDS)に戻ったね」と言ったり。
それぞれの感想が面白くて、みんな過去に聴いたアーチストと曲を愛している、いや溺愛している(笑)。


番組でとても印象的だったのが「ボブ・ディラン」の「自分は革命家だと思う。誰の力も借りず買収もされない。音楽だけを武器に戦う」という言葉。そして「ボブ・マーリー」のライブで敵対する2人の党首をステージ上に招き、和解の握手をさせた事です。「音楽は世界を変えることが出来る」なんて大げさなことと思っていましたが、本当だったのです。


そして「音楽は人を変えることが出来る」

中学生の頃に聴いていた音楽と歌詞は確実に自分の心を揺さぶって、今の自分の一部となっている。

もしかすると「心を揺さぶる音楽」、これが「ロック(ROCK)」ってことなんじゃないかな。


最近つまらない番組が多いテレビジョン。そんな中で見つけた素晴らしいドキュメンタリー番組「THE ROCK STORIES」でロックの意味、少しだけわかったような気がしました。