2013年のボクシングは以下の8名のチャンピオンが盛り上げていきます。
(リンクにて紹介ページを表示します)
果たして誰が実力を証明するでしょうか?
果たして誰が人気を獲得するでしょうか?
2013年のボクシングは以下の8名のチャンピオンが盛り上げていきます。
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果たして誰が実力を証明するでしょうか?
果たして誰が人気を獲得するでしょうか?
8回目は、
WBA世界ミニマム級チャンピオンの「宮崎亮」さんです。
(2013年1月現在)
タイトル:WBA世界ミニマム級(防衛0回)
戦績:21戦18勝(10KO)3引き分け
年齢:24歳
出身地:大阪府堺市
ニックネーム:なし
放送局:TBSテレビ
(特徴)
アマチュアインターハイで優勝するなど実績をあげプロデビュー。プロデビュー後は順調に戦績を伸ばし、無敗(3つの引き分けあり)のまま日本ライトフライ級王座と東洋太平洋ライトフライ級王座を獲得。日本は1度、東洋太平洋は4度防衛した後、世界挑戦に向けて返上しました。世界挑戦はライトフライ級から階級を1つ落とし、同じジムの井岡一翔さんの返上したベルトを同級4位の「ポンサワン・ポープラムック(タイ)」と争い、激闘の末、見事チャンピオンになりました。インファイト(接近して打ち合い)もアウトボクシング(足を使って離れて戦う)のも出来るボクシングの幅を感じさせるボクサーです。世界戦で見せた相手の打ってくるところにパンチを放つカウンター技術には気持ち(ハート)の強さも印象的でした。1階級落としての世界戦では「予想以上に体が動かず、意外とパワーが出なかった」というコメントを残していましたので、本来はもう少し力強さがある選手なのでしょう。課題はもちろん減量苦となります。
私が簡単に特徴を伝えるなら
「全体的にレベルが高く、複数階級制覇を狙える選手」
といった感じです。
「アイドルボクサー井岡一翔さんを追い越すことが出来るか観てみたい」
という人におすすめです。
(今後について)
同ジムの井岡一翔さんとダブルでの興行となりそうですが、現時点では両者ともに未定となっています。世界戦が正規王者である井岡一翔さんの返上によってのランカー同士の決定戦だったので、通常では暫定王者である「ヘスス・シルベストレ(メキシコ)」、または世界1位ランカーとやるべきと思われます。その後は体重苦もあるので、早々にも階級を上げるのではないでしょうか。
(補足・エピソード)
宮崎亮さんが小学5年の時に両親が離婚をして、その後は母親が生命保険のセールスレディーを務めながら、宮崎亮さんら子供3人を育てあげたそうです。世界チャンピオンになった時、リング上のインタビューで涙で母親への感謝を伝えた時には観客に大きな感動を与えました。努力し続けた母親の背中が、宮崎亮さんのボクシングの原動力となったと思います。母親の為にも連勝し続けて欲しいと思います。
(今日わかったこと)
宮崎亮さんは複数階級を狙える実力派チャンピオン
実力を証明する為にも、まずは暫定王者または上位ランカーとの防衛戦が望まれる
井岡一翔さんと同じジムであり、どちらが抜け出すか楽しみである
(注)
宮崎亮さんについては世界戦の1戦しか観ていないため、情報として誤りがあるかもしれません。その際は、コメントにてご指摘をお願いいたします。私自身の感想としては、同ジムの井岡一翔さんと同等、もしくはそれ以上のポテンシャルを感じております。活躍を期待するボクサーの1人です。
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ボクシングマガジン 2013年 03月号 [雑誌] |
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(ボクシング雑誌を購入するのもボクシングファンへの第一歩です)
日本人世界チャンピオンは現在8人。
世界チャンピオンの井岡一翔さんの活躍。
西岡利晃さんの世界進出。
村田諒太さんがロンドン五輪でミドル級初の快挙。
2012年はたくさんの明るいボクシングニュースが駆け巡った。
しかし2013年3月2日の読売新聞の世論調査では厳しい現実を見せられた。
[世論調査]
どんなスポーツを見るのが好きですか?
1位 プロ野球(46%)
2位 プロサッカー(31%)
3位 高校野球(31%)
4位 マラソン(28%)
5位 駅伝(28%)
6位 バレーボール(24%)
7位 大相撲(20%)
8位 スケート(19%)
9位 ゴルフ(18%)
10位 体操・新体操(14%)
ボクシングは(10%)、複数回答ありでこのパーセンテージはかなり低い。テニス(10%)や陸上競技(9%)やスキー(9%)と近い値である。テニスは良いとして、陸上競技やスキーなんて「見るの好きなんだよね」なんて言う人見たことない(近くにいない)。結局、ボクシングもそれくらいなものなのだ。
好きなスポーツ選手は?
1位 イチロー(194)
2位 浅田真央(162)
3位 石川遼(86)
4位 阿部慎之助(71)
5位 香川真司(48)
6位 田中将大(35)
7位 白鵬(34)
8位 錦織圭(33)
9位 坂本勇人(32)
10位 松井秀喜(32)
幅広いジャンルから選出されているが、ボクシング選手はベスト20に1人もいない。
井岡一翔さんの世界戦の視聴率が良かったとか、村田諒太さんの快挙とか、華々しく感じたことも結局は井の中の蛙のことであり、所詮「マニアックな競技」ということか。非常に厳しい現実だ。
2013年、どこまでボクシング界が飛躍するか、どのボクサーが飛び抜けるか、厳しい現実にも希望を忘れてはならない。
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(ボクシングが人気出るように)
7回目は、
WBA世界ライトフライ級チャンピオンの「井岡一翔」さんです。
(2013年1月現在)
タイトル:WBC世界ミニマム級(防衛3回)、WBA世界ミニマム級(防衛0回)、WBA世界ライトフライ級(防衛0回)
戦績:11戦11勝(7KO)無敗
年齢:23歳
出身地:大阪府堺市
ニックネーム:なし
放送局:TBSテレビ
(特徴)
アマチュア時代には高校6冠を達成し、鳴り物入りでプロデビューしました。デビュー戦から周囲の期待は大きく、メインイベントでタイの国内フライ級チャンピオンと戦って3RTKO勝利しています。その後、日本ランカーや世界ランカーらを倒して、世界ランキング入りを果たした後、日本チャンピオン決定戦にて勝利し、日本チャンピオンを獲得しました。そして無敗のままWBC世界チャンピオンの「オーレイドン・シスサマーチャイ(タイ)」に挑戦し、5RTKO勝利で初の世界王座を獲得します。7戦目での獲得は辰吉丈一郎さんと名城信男さんの記録を抜いて日本最短記録となりました。その後、2度の防衛をした後、WBA世界ミニマム級チャンピオンの八重樫東さんと対戦し判定で勝利し、WBAとWBCのミニマム級王座を統一しました。これも日本初の快挙となります。その後、減量苦もあったので階級を1つあげてWBA世界ライトフライ級王座決定戦に登場、「ホセ・ロドリゲス(メキシコ)」に勝利して2階級制覇にも成功しています。わずか11戦ながらちゃんと日本チャンピオンも獲得していますし、世界挑戦は無敗の強豪チャンピオンを相手にTKO勝利、そしてWBA同級王者で実力者の八重樫東さんからも文句無しの勝利、本当に輝かしい実績です。攻撃防御と全体のバランスが良く、特に左ボディーブローには1撃で倒す力があります。爽やか風貌に女性ファンも多く、会場を満員に出来る人気と実力を兼ね備えた選手です。
私が簡単に特徴を伝えるなら
「人気と実力を兼ね備えたアイドル的な選手」
といった感じです。
「日本ボクシング界の記録をどこまで塗り替えるかが観たい」
という人におすすめです。
(今後について)
WBAからスーパー王者(WBAにはチャンピオンの上にスーパーなチャンピオンがいる場合がある)である「ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)」と対戦命令が出ましたが、両者合意のもと年内戦うことは回避されたようです。ゴンサレスはとても強い選手なので、「井岡が逃げた」と言われても仕方ない行為だったと思います。確かにゴンサレスに対するには現時点では経験不足かもしれませんが、ボクシングファンは井岡一翔さんの実力を知り、勝利する可能性があるからこそ「期待」したのです。それを拒否したのは残念でありません。井岡一翔さん本人の気持ちではないこと(陣営の判断であること)を願います。そのため、おそらく4月~5月にかけて、世界ランカーまたは暫定王者(困ったことにこの階級には暫定王者もいます)との防衛戦が行われると思われます。
(補足・エピソード)
ボクシング以外でも多くのバラエティー番組に出演しているので、ボクシングファンでは無い方も知っている人が多いのではないでしょうか。自分の価値を高めるためへの努力というのは私自身は好感が持てます。本当に良い素質を持った選手なので、たった1つの敗戦など気にせず、強いチャンピオンに挑戦し続けて欲しいと思います。それが出来る選手と思っています。
(今日わかったこと)
井岡一翔さんは実力あるアイドルボクサー
日本人初の記録「世界奪取最短記録(7戦目)」と「統一チャンピオン」を持っている
強豪ローマン・ゴンサレスとの対戦が望まれる
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(ボクシング雑誌を購入するのもボクシングファンへの第一歩です)
ちょっとたまってきたので紹介を。
(1)WBO、IBF加盟へ
日本ボクシングコミッションは4月1日からWBO(世界ボクシング機構)を承認、加盟することを正式発表した。IBF(国際ボクシング連盟)も同時期に承認、加盟することも決定している。
最近のWBO&IBFはWBA(世界ボクシング協会)よりもチャンピオン管理がしっかりしていますし、加盟は良いことだと思います。これからは4団体となるため世界挑戦の機会が増えることが考えられますが、世界チャンピオンになることよりも、誰と戦って勝利したかが重要となるでしょう。
(2)佐藤洋太さんのV3防衛戦は海外防衛(タイ)に
WBC世界スーパーフライ級チャンピオンの佐藤洋太さんの3度目の防衛戦が、4月末に敵地タイで行われることが決定的となった。相手は同級8位スーサケット・ソールンピサイで最終調整中とのこと。
海外防衛とくにタイ国というのは(色々な妨害行為や熱狂的な歓声等もあり)難しいことは有名です。思い返してみてもユーリ・アルバチャコフが防衛成功したくらいしか出てこない。その時も「おや?」と思う途中採点があったような気がします。精神面で心強い佐藤洋太さんですが、決してKOパンチャーではないので判定だけが心配です。
(3)2月27日、黒田雅之さんが世界挑戦
チャンピオンのファン・カルロス・レベコが来日し、公開練習を行っています。
何となくレベコは黒田をなめている様な雰囲気がありますね。まぁ実績からいって仕方ないことですが、トレーナーが言う「黒田は捨て身でいくので注意してください」という作戦が吉と出るか凶と出るか楽しみです。
(4)長谷川穂積の調整試合が決定
元2階級制覇チャンピオンの長谷川穂積が4月26日に神戸市立中央体育館でタイ国フェザー級5位「ウィラポン・ソーチャンドラシット」と対戦する。
タイ国フェザー級5位とのことで完全に調整試合(試合間隔が空くのを防ぐため)です。調整試合を挟むということは世界挑戦がなかなか決まらないようですね。しかし名前が「ウィラポン」とは一瞬驚きました。
(5)4月8日、トリプル世界戦のチケット発売中
ワールドプレミアムボクシング17(山中vsツニャカオ、五十嵐vs八重樫、ディアスvs三浦)のチケット販売が開始となりました。
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(ボクシングの最新情報は雑誌で確認)
ボクシングの人気をアップするには、
手っ取り早いのは人気番組「アメトーーク」で紹介されることじゃないかな。
野球やサッカー、ゴルフやプロレスもやってるし、あとは他局の協力があれば可能なのでは無いでしょうか。
それでは勝手に仮想「アメトーーク ボクシング大好き芸人」を始めます。
(ゲスト)
・千原ジュニアさん
・関根勤さん
・上田晋也さん(くりぃむしちゅー)
・しずちゃん(南海キャンディーズ)
・片岡鶴太郎さん
・具志堅用高さん(元WBAジュニアフライ級チャンピオン)
・内藤大助さん(元WBCフライ級チャンピオン)
・香川照之さん(ゲストというよりVTR出演がしっくりくる)
などなど
(芸人さんでは無い方もおりますが(苦笑)、千原ジュニアさんや上田さんが上手いトークを、関根勤さんがマニアックなトークと物まねを、しずちゃんや鶴太郎さんはボクシング体験談を、具志堅さんと内藤さんは天然ボケをしてくれそうです。)
1.ボクシング基本情報をおさらい
・ボクシングのルール
・団体(WBA,WBC,IBF,WBO)、階級(ミニマム~ヘビー)を説明
・日本が生んだ世界チャンピオンの歴史
・現役の世界チャンピオン紹介
などなど
(ファイティング原田さんの偉業に驚き、大場政夫さんのイケメン度に驚き、輪島功一さんのカエル飛びに驚き、具志堅用高さんの防衛回数13回に驚き、辰吉丈一郎さんのカリスマ性に驚きと話題は事欠きません。最後に、日本プロボクシング協会会長の「大橋秀行」さんを紹介。ストロー級で活躍していた現役時代のビデオから今現在の(ヘビー級?の)身体へのギャップで「大驚き」を。)
2.ボクシングあるある
・◯◯の三羽ガラスって正式には誰よ
・世界戦より第1試合目のデビュー戦どうしの4回戦が1番盛り上がった
・会場でよく見る「大の大人がボクシングの真似してじゃれあう」光景
・良いパンチが入ったと思って大きな声を出したがそうでは無かったときの虚しさ
・リングアナウンサーがアメリカかぶれしていると思うとき
・TBSのアナウンサーは「ノーモーションの左」が大好き
・無名のタイ人ボクサーの怪しさ
・タイの選手の名前が長過ぎる
・ボクシング漫画「はじめの一歩」の進みが遅い
などなど
(ここはマニアックな方々から色々出てきそう。私自身は日テレの船越アナのアメリカかぶれの選手紹介に、怒りがこみあげたのを覚えています。「はじめの一歩」なんて歴史が長いから「はじめの一歩大好き芸人」なんていう別の会も出来そうです。)
3.衝撃の名(迷)シーン
・マイクタイソンが東京ドームで負けた
・畑山隆則vs坂本博之の9R終了後に見せた畑山から坂本への無言の「大丈夫か」のタッチ
・オスカーデラホーヤvsアイククォーティーでデラホーヤがラッシュした後にガス欠するシーン
・ナジームハメドが出てきた時の衝撃
・マイクタイソンの耳噛み事件
・竹原慎二さんのダブルノックダウン
・ひどい国歌斉唱
・引退後の天然ボケキャラ(具志堅さん、輪島さん、ガッツさん、内藤さん)
・ムアンチャイキティカセムの見事な倒れっぷり&復活ぶり
などなど
(ここもいろいろと出てきそうですね。最後のは私の好みですが...)
4.僕の好きな選手を紹介
・西岡利晃さん
(4度の世界挑戦失敗、アキレス腱断裂、そこからドネア戦まで)
・マニーパッキャオ
(フライ級からスーパーウェルター級までの偉業を紹介)
・川島郭志さん
(驚異のディフェンス技術を紹介、スローモーションで解析)
(蕎麦屋さんのアルバイトで左手でおかもち持ってたら左パンチが強くなった逸話は面白い。本当に左一本で世界挑戦まで行った)
・神藤太志さん
(アイドル級のフェイスで、ダウン応酬の魅せるボクシング)
などなど
(マニアックな方々が誰を紹介するかが楽しみです。西岡さんとパッキャオは定番ですね。川島さんはマニアにはたまりません。吉野さんのキャラクターは誰からも愛されました。神藤さんレベルの名前が出てくるとアツいですね)
5.実際に会場で応援してみる
ボクシングを知ってる芸人とボクシングを知らない芸人(アメトーークでおなじみの出川さんや狩野さん?)で後楽園ホールへ応援しに行きます。チケット購入から、会場への行き方、そしてビール片手に大声だしての応援。4回戦の無名選手の試合を楽しむ方法など教えてくれると嬉しいですね。会場で有名ボクサーにばったり遭遇なんて出来事もあったりして。
(ボクシングを観に行くのは「怖い」というイメージがあるのでは無いでしょうか。私自身もその一人で、後楽園ホールデビューは社会人になってから。ドキドキしながら行ったのを思い出します。でもテレビと会場で観戦するのでは迫力が全く違うので、怖くないということと、その迫力を伝えて欲しいです。)
6.衝撃のKOシーン
・山中慎介さん(vsトマスロハス)
・内山高志さん(vsホルヘソリス)
・マニーパッキャオ(vsリッキーハットン)
・ノニトドネア(vsフェルナンドモンティエル)
などなど
(単純にKOシーンをテンポよく流して欲しいです)
7.サプライズ
歴代世界チャンピオンが寄せ書いたサイン入りポスターをゲストがじゃんけんで争奪戦。
(そして具志堅用高さんが勝利してしまうというオチ。。。)
いかがでしょうか。
テレビ朝日さん、その他各局のみなさん、よろしくお願いいたします。
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(現在のボクシング界を知るには雑誌購入が一番です)
4月8日(月)に行われるトリプル世界タイトルマッチ
チケットは2月20日(水)から発売とのことです。
どれも楽しみな試合なので、この機会に是非会場へ。
(私も予約する予定です!!)
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
山中慎介 vs マルコム・ツニャカオ
WBC世界フライ級タイトルマッチ
五十嵐俊幸 vs 八重樫東
WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ
ガマリエル・ディアス vs 三浦隆司
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(ボクシングファンへの第一歩は雑誌購入から!!)
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我、弱き者ゆえに 弱者による勝利のマネジメント術 |
八重樫東 | |
東邦出版 |
(試合前に八重樫東さんのことを学んでおきましょう!!)
ここ最近の日本人がらみのWBA事情を振り返る。
WBA世界スーパーフェザー級チャンピオンの「内山高志」さん。
2012年12月 暫定王者の「ブライアン・バスケス」と対戦し勝利をおさめ王座を統一した。これで2人目の暫定王者を撃破。しかし3人目の「ユリオルキス・ガンボア」が暫定王者となる。
定期的に防衛戦を続ける内山高志さんですが、何故か発生し続ける「暫定王者」、本来暫定王者とは正規王者が負傷・病気などやむを得ない事情で長期的に防衛戦を行えない場合の特別措置ではなかったのか。
WBA世界バンタム級チャンピオンの「亀田興毅」さん。
まずは正規王者だった「アンセルモ・モレノ」がスーパー王者へ格上げとなる。そもそもスーパー王者とはWBAチャンピオンでありながら他団体(WBC,IBF,WBO)も獲得した選手や、10度防衛した選手がなる制度だったと思われる。しかしモレノはWBAのチャンピオンのみで、7回目の防衛成功でスーパー王者になっている。そして空いた正規王者を「亀田興毅(2位)」と「アレクサンデル・ムニョス(5位)」で争い、「亀田興毅」が正規王者になる。ムニョスは一時期引退していた選手で復帰後は無名の選手と1戦しただけ。世界挑戦する資格があるとは考えられない選手だった。その後、スーパー王者と正規王者と暫定王者(ウーゴ・ルイス)がおりながら4回の防衛戦は格下ランカーを相手に行う。5度目でやっと暫定王者との対戦をするが、いまだにスーパー王者との対戦の噂はない。
曖昧なスーパー王者の定義。そしてなかなか暫定王者との対戦を義務づけない本部。スーパー王者との対戦なんて噂すら無い。
WBA世界スーパーフライ級チャンピオンの「河野公平」さん。
2012年12月に正規王者の「テーパリット・ゴーキャットジム」に勝利し世界チャンピオンになる。WBAは初防衛戦に暫定王者である「リボリオ・ソリス」と対戦するよう義務づけている。
こちらは一転、初防衛戦に暫定王者との対戦を義務づける。正規王者に勝利した河野公平さんでは無く、決定戦でチャンピオンになった亀田興毅さんのほうが即座に暫定王者と対戦すべきではなかったのか。
WBA世界ライトフライ級チャンピオンの「井岡一翔」さん。
正規王者が「ローマン・ゴンサレス」、暫定王者が「アルベルト・ロッセル」だったが、正規王者だったゴンサレスがスーパー王者へ格上げとなる。ゴンサレスもWBAのチャンピオンのみで、5回目の防衛成功でスーパー王者になっている。暫定王者はそのままに空いた正規王者を「井岡一翔(2位)」と「ホセ・ロドリゲス(5位)」で争い、「井岡一翔」が正規王者となる。WBAは初防衛戦にスーパー王者であるゴンサレスと対戦するよう義務づけている。
これも正規王者をスーパー王者への格上げて決定戦で王座獲得。亀田興毅さんと同様のパターンだが、こちらは一転初防衛戦でスーパー王者との対戦を義務づける。そして無視される暫定王者。スーパー王者の格上げを認めたとしても、暫定王者が正規王者になるのが普通じゃないのか。
もうこの記事を書いていて、自分自身WBAの仕組みがよくわからなくなってきた(苦笑)。もう完全にルール無用の団体に成り下がっている。今後は現在認定していない「IBF」や「WBO」に加盟すると思われるが、この機会に「WBA」は脱退したほうがいいのではないか。普通に考えて欲しい。世界チャンピオンは1名が望ましいのだ。そのチャンピオンが負傷などにより戦えない状態であれば一定期間は休養王者として暫定王者の誕生を認める。そして正規王者が復帰した際はすぐに暫定王者との対戦を義務づける。許せるのはここまでだ。
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(そんなボクシング界ですがこちらもどうぞ)
WOWOWでIBF世界バンタム級タイトルマッチ、
「レオ・サンタクルス vs ビクトル・サレタ」を鑑賞しました。
試合は終始サンタクルスが攻め続け、合計3度のダウンを奪っての9RTKO勝利。ポイントでも圧勝でしたが、サレタの勇敢さと粘りがあり、試合展開はそれほど一方的では無かったように感じました。サンタクルスは特にメキシカン独特のボディーブローが強烈で、左ボディーから上へとつなげるコンビネーションは惚れ惚れします。手数も良く出ますし、体格を活かした圧力(プレッシャー)も驚異です。総合的にハイレベルな選手ですが、しいて弱点を挙げるとすると攻防がやや分離傾向にあるといったところでしょうか。しかしまだまだ試合するたびに成長していますし、この選手を攻略するのは難しいと思います。
WBCの同級チャンピオンは日本人の「山中慎介」さんで、山中さん自身が統一戦を希望しているので、サンタクルスとの統一戦が期待されていたのですが、どうもサンタクルスが体重苦のため階級を上げるみたいです。残念です。
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(海外選手の動向もボクシング雑誌でチェックを)
WBA世界バンタム級チャンピオンの「亀田興毅」さんの6度目の防衛戦が決定しました。
4月7日に同級8位の「ジョンフレス・パレホ(ベネズエラ)」と対戦します。この選手の戦績は14戦12勝(4KO)1敗1分。KO率も低いですし、なんとも無難な相手のようです。
しかしWBAという団体はよくわかりません。井岡一翔さんにはチャンピオンになるなりすぐにスーパー王者との対戦を義務づけたりしますが、亀田興毅さんにはスーパー王者がいるのに対戦の噂すらありません。ずっとボクシングを観続けてきたコアなファンでさえ、この差をちゃんと説明出来る人はいないのではないかと思います。
しかしそもそもボクシングの根本は「言われたからやる」というのでは無いと思います。WBC世界バンタム級チャンピオンの西岡利晃さんは自ら「一番強い相手と戦いたい」と言ってクラス最強の「ノニト・ドネア(比国)」との対戦までこぎつけました。そのドネアでさえ、次戦は無敗の強敵である「ギレルモ・リゴンドー(キューバ)」との対戦を求めています。石田順裕さんのように海外で強い相手に挑み続ける姿も素晴らしいことです。ボクシングの根本は「最強(一番)になりたい」ということではないでしょうか。
日本のボクシング界が「防衛記録」や弱い相手での「連勝記録」などの無意味なことを評価するより、誰と対戦したかが評価されるようになってもらいたいものです。
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(ボクシングマガジンは2月15日発売です)