共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

秋分の日の御来光守@相模國一之宮寒川神社

2020年09月22日 14時45分52秒 | 神社仏閣
今日は秋分の日、秋の彼岸の御中日です。ということで今日は



知人と待ち合わせて、寒川町にある相模國一之宮の寒川神社に参詣することにしました。



太鼓橋の前で知人と落ち合ってから鳥居をくぐり、



手水を済ませて神門をくぐると



真っ白な敷石の眩しい拝殿前に出ます。さすが相模國一之宮だけあって、拝殿の規模も風格も段違いです。今日は連休最終日で天気もいいこともあってか、早目の七五三詣りの親子連れやお宮参りの家族等で賑わっていました。

拝殿の中では、数組の参拝者に向けての御祈祷が挙行されている最中でした。それを見ながら参詣を済ませると、そのまま知人と神札授与所に向かいました。

今日、ここに参詣したのには理由があります。この寒川神社は春分の日と秋分の日の年2回、



太陽が真上を通ります。そしてその日の太陽の軌道は



千葉県の玉前神社から寒川神社を通って富士山頂に至り、そこから琵琶湖に浮かぶ竹生島、京都府福知山にある元伊勢内宮皇大神社を通って出雲大社にまで達します。

寒川神社の御祭神は寒川比古命(さむかわびこのみこと)と寒川比売命(さむかわびめのみこと)の二柱とされていますが、大元は諏訪大社系の神を祀っていたと言われています。諏訪大社の御祭神は國譲り伝説で武甕槌命(たけみかづちのみこと)に追われて出雲の國からはるばる諏訪の地まで逃げ延びた建御名方命(たけみなかたのみこと)ですから、そう考えると寒川神社と出雲大社とのこうした関係も納得できます。

そして、この春分の日と秋分の日だけ寒川神社で授与されるのが『御来光守』です。



これは、先程書いた春分と秋分の日に太陽が通る道=御来光道が寒川神社の真上を通る時にだけ授与される御守です。春分の日にも頂いたのですが、今日も無事に頂いてきました。

無事に寒川神社に参詣してから、そのまま末社の宮山神社に詣でました。



こちらには須佐之男命(すさのをのみこと)をはじめとして実に十柱もの神々が合祀されていて、一説にはここが寒川神社の起源とも言われています。普段は殆ど人がいないのですが、今日行ってみたら多くの人が参詣していました。お正月でもこんな状況にはならないのですが、さすがにこの彼岸の御中日という日には人々を惹きつけるものがあったのでしょうか。

参詣を終えて知人と暫し語らってからそれぞれに帰路に着くと、



駐車場の一角に秋の七草のひとつである萩の花が咲いていました。そう言えば吹く風も涼しさを増してきて、一段と秋を感じるようになってきました。

さて、明日からいよいよ新しい環境での就業となります。知らない教室ではないとは言えやはり不安は消えませんが、とにかく今日頂いた御来光パワーを糧にして、自分で出来るだけのことをしてみるつもりです。

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