共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

きちんとした話を

2013年08月18日 16時46分37秒 | 日記
ここ最近、何だか時事ネタブログみたいになってるね…と知り合いに突っ込まれましたが、どうも気になるニュースが続いているので、今日も一言うならせて頂きます。

先月、朝鮮半島の日本統治時代に日本で戦時徴用された韓国人4人が未払賃金などの補償を求めた裁判で、ソウル高裁が旧日本製鉄、現在の新日鉄住金に対して計4憶ウォン(約3500万円)の賠償を命じた判決に対し、新日鉄側が「世論を無視できないから、敗訴判決が確定した場合には賠償に応じる」という意向を示したのだそうです。もうびっくりしてしまいました。

日韓間の賠償請求権については1965年に『日韓基本条約』という国際条約を提携した時に、国家賠償から元徴用工を含めた個人賠償に至るまで最終的かつ完全に解決したということを確認しています。そのことを当時の韓国政府がきちんと国民に周知徹底するのを怠ったのと、今の企業側のトップにいる役員が日韓賠償請求権についてちゃんと勉強していないから、条約提携から50年近く経った今頃になってこんなスットンキョウなことになるのです。


歴史認識をとやかく言うのであれば、まず自国の歴史をきちんと教えてからにして頂かなければ困ります。


かつて大学にいた韓国からの留学生が韓国併合について熱く語っていた時に

「でもね、1910年に日本が韓国を併合したのは、時の韓国皇帝が『請願』したからなんだよ」

と言ったらびっくりしていました。その後自身でいろいろと紐解き、近代史についての認識や価値観がかなり変わったと言っていました。


また中国から来ていたヴァイオリン奏者が靖国神社について「A級戦犯を合祀したあの神社は破壊すべき」という過激な持論を展開した時に

「ところでA級戦犯って何した人だかわかってる?」

と聞いた途端、あれだけ熱っぽくまくし立てていた当人がピタッ…と黙ってしまったこともありました。

「え?まさかA級戦犯って何だか分からないまま今まで喋ってたの?」

となった後は、その人が何をまくし立てようと、もはや周囲に響くものでは全くなくなってしまっていたのを覚えています。


いずれにしても新日鉄の偉いさん達には、戦後処理の顛末について一から勉強してから事に当たって頂くよう希望します。そして韓国側も、本当に日韓基本条約という『国際条約』を蹴ってまで賠償請求を強行するというのであれば、自国の裁判所などでこじんまりと解決しようとするのではなく、正々堂々と国際法廷に訴え出てくるべきです(採りあってもらえればいいですけどね)。


なお、日本の韓国に対する戦後補償と謝罪について、具体的な数値を挙げて非常に分かりやすく解説したサイトがありますので、以下にリンクしておきます。嫌韓主義者の書いた過激なものではなく、一般の方が非常に冷静な目で作成したものですので、安心して御覧になってみて下さい。韓国がいかに杜撰な戦後を歩んできたかがよく分かります(戦後補償を北朝鮮の分までもらったのを、当時の韓国政府が使っちゃったことまで詳しく載っています)。

こちら
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