朝のうちの雨はすっかり上がり、午後からは晴れ…る予報でしたが、実際には午後になっても空は厚い雲に覆われたままでした。気温もそこまで上がりませんでしたが、朝の雨の影響で少しムシムシしていました。
ところで、今日6月10日は『時の記念日』です。
これは天智天皇の10年(671年)4月25日、漏刻と鐘鼓によって初めて世に時を知らせたという『日本書紀』の記事に基づいて、その日を太陽暦に換算して6月10日に定められました。第1回『時の記念日』は大正9(1920)年のことでした。
漏刻とは
このようなもので、一番奥の水槽に入れられた水がサイフォンの原理を使って下へ下へと一定の時間をかけて流れていき、一番手前の『萬水壺』に建てられた矢の目盛りを見て定められた時刻を鐘や太鼓で伝えていたものです。この時間管理は役人の仕事で、
このように水を切らさぬようにしながら時を測って知らせていました。
私事ですが、小学校支援級の学習支援をしていると、常に時間の指導がついて回ります。というのも支援級の子たちは、言葉を選ばずに言うなら時間の感覚がルーズで、決められた時間内に課題を終わらせたり、休み時間の長さを守ったりすることが不得意なのです。
その都度注意はするものの、次の日になるとまた同じようなルーズさに逆戻りしています。その度にまた注意して…の繰り返しなのですが、分かっていることとは言いながら、やはり疲れるものです。
学習面もさることながら、せめて時間の感覚には敏感になってもらいたいと願うばかりです。明日からの小学校勤務も、時間との戦いになります。