共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

私も勿論ですが…

2017年06月11日 23時23分17秒 | スピリチュアル
昨日のライブのハシゴですっかり疲れてしまい、今日は午前中ひたすら休んでいました。昨日ほどの暑さにならなかったのも幸いし、好きなだけ自宅でのんべんだらりとさせて頂きました。

近頃は、自宅でまったりしている時には専ら音楽を、しかもレコードを聴きまくっております。これは、その殆どが父方祖父の遺品です。

因みに今聴いているのは、チャイコフスキーの交響曲第6番ロ短調《悲愴》です。指揮はルーマニアの巨匠コンスタンティン・シルヴェストリ、ザ・フィルハーモニア・オーケストラによる演奏、発売元は東京芝浦電気株式会社です。

このレコードは『赤盤』というちょっと面白いもので、



レコード盤が赤く透けた素材で出来ています。昔、雑誌の付録にあったソノシートと同じような赤色ですが、厚みは比べ物にならないくらいちゃんとしたものです。

ただ、この赤く透けた素材が音にどのような効果をもたらすのかは定かではありません。それでも、当時からいろいろと工夫が為されていたことが窺えて興味深いものです。

これをはじめとした様々なレコードを普段から聴いているのですが、自分もさることながら、どうも最近は祖父に聴かされてるような気がするのです。聴きたいは聴きたいながら、さすがに自力でレコードはかけられませんから、こちらの意識に働きかけて『操作』されているのではないかと…然したる根拠はありませんが、そんな気がする瞬間があるのです。

そうなると、この《悲愴》も本来自分が聴きたかったのか、それとも祖父が聴きたかったのか定かではありませんが、それはそれで状況を素直にうけとめて、これからもいろいろとレコード鑑賞をしてみようかと思います。
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