共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

童が見たるは、かの野薔薇か…

2017年05月16日 20時58分45秒 | 
今日は日中でも過ごしやすい気候に恵まれました。5月はやはりこうでなくてはいけません。暑さも湿気も、あと半月はお呼びでないのです!((( ̄へ ̄井)

ところで、今まで気づいていなかったのですが、我が家の御近所の玄関先に一重咲きの薔薇が咲いていました。御近所とは言いながら、いつも駅まで通っているのと違う道をたまたま通ってみたら、こんな感じで咲いていたのです。

昨今の薔薇の進化は止まるところを知りません。年間に60~100もの新種が誕生しているというのですから驚きです。先日も『バラとガーデニングショー』なるイベントが開催され、何十万人という人が押し寄せたというのですから、人々の関心の高さが窺えます。

でも、私は個人的にはこうした原種に近い薔薇の方が好みです。シューベルトやウェルナーの《野薔薇》に出てくるのは恐らくこんな薔薇なのだろうと思いますが、大ぶりの薔薇の「ドや!」という主張よりも



このひっそり感が堪らないのです。

でも、このテの薔薇はうっかりすると歌詞の如く

『思い出ぐさに君を刺さむ』

と言わんばかりに鋭い棘で攻撃されるので注意が必要です…。
コメント
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