共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

遅れ馳せながら…

2012年01月03日 14時57分30秒 | 日記
多少遅れ馳せながら、新年明けましておめでとうございます。今まで下らない話からどうでもいい愚痴まで並べたてた感のあるこのブログも、目出度くも無事に年を越すことができまして私は、隙間風が吹き渡る胸をホッと撫で下ろしているのであります(こらこら、心底ロクでもないブログだと思われるから、言葉選びなさいってばマッタク…)。

実は大晦日の夜中から物凄い勢いで体調を崩しまして、元旦・2日と寝呆けておりました。こういう、どっこの病院もクローズしている時に具合が悪くなるなんて…。

まあそんなことでしたので、その2日間は完全に諦めて、お久しぶりの《ぐうたらモード》に突入しました。《ぐうたらモード》といいますのは、寝ている枕元に置ける範囲で食べ物や飲み物、テレビのリモコンに携帯等、当座必要になるであろう物をズラッとお盆に乗せて並べておいて、トイレに行きたくなった時以外は極力布団から出ない…という、至極下らないモードのことです(ナンノコッチャ…)。

そんなどんよりした日々を過ごしながら、それでもテレビ観て燃えました箱根駅伝!今年で東洋大の柏原君がラスト箱根ということで、去年総合優勝を早稲田に持っていかれた悔しさを胸に走る東洋の選手達に、いやが上にも期待が高まります。

そして結果は…御存知の通り。昨日は柏原君の5区の中継所では、嘗てのように彼が坂道で何人も牛蒡抜きする必要も無く1位でタスキが渡り、そこからは自らの記録を更新する区間新記録での往路優勝、そして今日は各選手盤石の走りで大会新記録で優勝し、当然のことながら総合優勝も奪還するという、柏原君を始めとした4年生にとって最高のかたちで終わりました。本当によかったと思います。最近とみに涙もろくなっている私は、もうぼうだの涙…。

実は私、箱根駅伝観るのってちょっと辛かったんです。何が辛いって、それは「繰り上げスタート」。昨日も今日もありましたけど、必死の形相でタスキをつなごうとしている目の前で、無情なピストル音が響き渡った時の切なさと言ったら…。個人的心情としては「そこに見えてるんだから、つながせてやれよぉ~」と思うのですが、主要交通網である国道1号線を、そう長々と占拠するわけにもいかないのでしょうね。でもっ!でもっ…!そこを何とか…武士の情けでっ…と思ってしまうのが人情というものではないでしょうかぁ~っ!(ハイハイどうどう…)

それと、これは完全に私見ですが、東洋大の強さの一因は、東北出身選手ならではの骨格の頑丈さにも起因しているような気がします(柏原君はいわき総合高校、齋藤君は仙台育英高校出身)。特に柏原君と今日復路のアンカーだった齋藤君の顎とエラの張り!あの顎の持ち主だからこそ、ここ一番での喰いしばりが効くんだと思うのです。そして、はっきり言ってここ最近「若者総お狐様顎」の生徒に工夫しながら楽器を構えさせている身から見ると、物凄いヴァイオリン向きに見えるんです。だから、彼等を見ていると「ああ、まだ日本人の骨格はもうちょっと大丈夫…かも」と思ったりもするのです。

さて、それでは19:00からのニューイヤーオペラコンサートを観るべく、引き続きぐうたらモードを満喫しようと思います(オイ…)。
コメント
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