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共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

天の青を落としこんだツユクサ

2023年06月20日 19時30分19秒 | 
今日は比較的涼しい一日となりました。それでも今日もプールの授業があったのですが、子どもたちは思わぬ涼しさの中でのプールに絶叫しなから入っていました。

今日のように涼しい時に、プールに入れというのは酷です。ただ、入れる回数が限られているプール授業は、余程天候が荒れない限りは基本実施することになっているのです。

それでも、口々に「寒い〜っ!」とプールサイドで叫んでいる子どもたちを見ていたら、何だか気の毒になってきてしまいました。せめて次に入る時には、もう少し気持ちよくプールに入れるような陽気になってほしいものです。

そんなプール授業を終えて子どもたちと教室に戻る途中、何人かの女の子たちが

「先生、きれいなお花が咲いてる〜!」

と指差しているので見てみると



真っ青なツユクサが咲いていました。そういえば、もうこの花が咲くような時期になっていることを、子どもたちに教えてもらいました。

いつも思うことですが、これほどまでに青く咲くことを許された花は、そう多くはありません。晴れ渡った天空の青を落としこんだようなツユクサの花に、ひと時心が和んだのでありました。

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小さな蘭のネジバナ

2023年06月18日 16時45分20秒 | 
連日お暑うございます。こう暑いと頭が暑くて仕方ないので、今日は散髪に行って頭の大きさを半分以下にしてきました。

すっかり軽くなった薄らハゲ頭(…)を携えて、買い物をして帰宅しましたら、敷地の片隅に



ネジバナが咲いていました。ネジバナはラン目ラン科ネジバナ属の小型の多年草で、別名をモジズリ(綟摺)ともいいます。

ネジバナは、湿っていて日当たりの良い、背の低い草地に良く生育します。桃色で小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけ、その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲く『ねじれた花序』が和名の由来で、『ネジレバナ』、『ネジリバナ』、『ねじり草(そう)』とも呼ばれる事があります。

こんなに小さな花ながられっきとしたランの仲間で、学名Spiranthes sinensisのSpiranthes(スピランセス)は、ギリシャ語の 『speira(らせん)+anthos(花)』に由来します。右巻きと左巻きの両方があり、中には花序がねじれない個体や、途中でねじれ方が変わる個体もあります。

少しずつ涼しくなり始めた夕方の風に可憐なネジバナが揺れる様に、少しだけホッコリしました。明日も暑くなるようですから、引き続き熱中症対策に気をつけようと思います。

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今年も出ました特定外来生物オオキンケイギク

2023年06月05日 18時10分18秒 | 
今日は、昨日の予報通りの夏日となりました。湿度が低かっただけまだ助かりましたが、これから梅雨を迎えたらこんなことは言っていられなくなるのでしょう…。

さて、今日道を歩いていたら



今年も拙ブログでお馴染みとなったこの花に出会いました。皆さんは、この黄色い花をご存知でしょうか。

一見すると黄色いコスモスのようですが、これは『オオキンケイギク』という外来種の植物です。凄まじい繁殖力で日本の固有種の植物を駆逐してしまう恐れがあることから、植物では数少ない『特定外来生物』に指定されています(動物であればカミツキガメやアリゲーターガー等の危険な外来種に匹敵する扱いです)。

私もはじめはコスモスと勘違いしていましたが、夏の始めにコスモスが咲くわけはないと訝しんでいました。そこに拙ブログを御覧になった方からコメントをいただいて、この花が実はとんでもない外来種だと認識したのです。

もしこの花を見つけたら、可能であれば引き抜いて、種をこぼさないようにゴミ袋に入れて処分していただきたいと思います。日本の固有種保護のために、見た目の可憐さに騙されることなく駆除していきましょう。

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紅に染まったこの花は…

2023年06月04日 19時19分20秒 | 
今朝、腰の激痛で目が覚めました。あまりの痛みに

『これは…ギックリか?』

とも思ったのですが、どうやらその時の痛みとは質が違いました。

ただ、そのまま起き上がれそうにもなかったので、しばらくは寝床でじっとしていることにしました。とにかく痛くて、目の前にあるトイレに行くのすら大変な状況でしたが、しばらく寝ていると午後になって徐々に痛みが和らいできました。

折角いい陽気だったのに腰痛で丸一日潰れてしまって何だかものすごく勿体ない気分になったので、せめて散歩くらいしようと近所を歩いてみることにしました。すると、近くのお宅の庭先に



紅く染まったガクアジサイがさいていました。

これは『紅(くれなゐ)』という品種で、始めは白く開花してから徐々に萼花が紅く染まっていきます。紫陽花というと土壌のpHによって色が赤くなったり青くなったりしますが、最近はこの『紅』や



赤でも青でもない紫色に咲く花が登場したりして、紫陽花の世界も多様化しているようです。

さて、明日からまた一週間が始まります。まだまだ腰に不安が残りますが、事と次第によっては整体院も視野に入れようと思います…。

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珍しい八重咲きドクダミ

2023年05月16日 18時45分25秒 | 
今日は暑くなりました。何しろ最高気温が26℃まで上昇しましたから、子どもたちも大人たちもすっかりあてられてしまいました…。

まだ5月だというのに、今からこんなに暑くなってもらっては困ります。5月でこの暑さということは、本格的な夏を迎えたらどうなってしまうのでしょうか…。

そんなことを考えながら小田原駅への道を歩いていたら、どこからか独特の酸えたような匂いが漂ってきました。

『ああ、これはドクダミだな…。』

と思いながら匂いのする方に行ってみるとドクダミの花が咲いていた…のですが、そのドクダミは



なんと八重咲きだったのです。

ドクダミといえば



こうした一重咲きのものを想像しますが、八重咲きのドクダミは見たことがありませんでした。調べてみたところやはり珍しいもののようですが、園芸種として開発されたのか変種なのかまでは分かりませんでした。

世の中にはまだまだ知らないことが沢山あるということを、改めて実感させられました。今後も学びを深めて、様々なことに興味を持とうと思っています。

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今日は母の日

2023年05月14日 18時00分18秒 | 
今日は母の日です。厚木の街の花屋でも



色とりどりのカーネーションの鉢植えや


大小様々なブーケが店頭に並び



生憎の雨にも関わらず、多くの人が買い求めている姿が見られました。

私の母は28年前に他界しているので、もう随分と母の日なんて祝っていません。母が他界してからしばらくはババの日ということで植物好きな祖母にプリムラやペチュニアなどの鉢植えを贈っていましたが、その祖母が他界してからはそんなこともなくなりました。

亡き人の齢を数えても詮無いことと分かってはいますが、毎年この日を迎えるとちょっと哀しい気持ちになります。それもまた致し方ないことなのですが、この哀しさが薄らぐ日はくるのでしょうか…。

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コントみたいな展開(汗)

2023年05月09日 17時45分20秒 | 
昨日の冷たい雨から一転して、今日は五月晴れの空が広がる一日となりました。そんな気持ちのいい天候の下で、今日も小田原の小学校ではいろいろなことがありましたが、その中でちょっと笑ってしまうようなことがありました。

休み時間に校庭に出ていたら、何人かの子どもたちに呼び止められました。何だろうと思っていたら

「先生、あそこに咲いてる花って何ですか?」

と聞いてきたのです。

呼ばれた方にいってみると



この時期よく見かける紫色の花が咲いていました。そして

子:これです。何て名前ですか?

私:しらん。

子:え?

私:だから、しらん。

子:え?知らないんですか?

私:いや、だから『紫蘭』っていう名前の花なの!

というやり取りがあり、その子たちも私も、たまたま近くでこのやり取りを聞いていた子どもたちも大笑いになりました。

私の答え方もちょっと紛らわしかっただろうと思いますが、音(おん)だけで伝えようとすると時にこんなコントのようなやり取りになってしまうのだ…ということを改めて認識しました。今後またこんなトンチンカンなやり取りをやらかしてしまわないように、言葉選びには気をつけようと思います。

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一週間ぶりの《御感の藤》@小田原城址公園

2023年04月21日 19時30分45秒 | 
今日も小学校支援級ではいろいろなことがありました。初めは様子見チックだった子どもたちも学校に慣れてきたことで徐々に素の部分が見えてきて、

『この子、こんな子だったのか…』

と思わされるようなことが散見しています。

支援級に来ている子たちは、言葉を選ばずに言えば自分本位なので、ともすると自分のペースを乱してくる者がいれば子どもだろうと大人だろうと攻撃性を発揮します。それを起こさないようにするというよりは、起きてしまった時に子ども同士のトラブルにならないように回避するのが個別支援員の仕事と言っても過言ではありません。

そんなバタバタ勤務を終えて掃除を済ませて退勤し、そのまま小田原城址公園に寄り道することにしました。先週金曜日に観に行った《御感の藤》が、どのくらい咲いているのかを観に行くことにしたのです。

御茶壷曲輪を抜けて南堀に向かうと、



巨大な藤棚が姿を現します。これが、大正天皇ゆかりの《御感の藤》です。

先週は五分咲きくらいの開花だったのですが、今日観てみたら



ちょっとピークを過ぎていたようでした。先日の冷たい雨に打たれて、予想以上に花が落ちてしまったようです。

それでも、藤棚の中に入ると



薄紫色の藤の花房がそよ風に揺れていて、独特の甘い香りが漂ってきました。



写真では分かりにくいのですが大きなハナアブがあちこちで飛び回っていて、写真を撮っているすぐ横を飛んだりするのでヒヤヒヤさせられました。



今年の花房は例年ほどの長さにはなりませんでした。少しずつ開花時期が早まってきていることもあわせて、気になるところです。

今日は小田原も夏日になりましたが、明日以降は気温が下がるようです。実生活でも学校生活でもいろいろとあるので、体調を崩さないよう気をつけようと思います。

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もう咲いちゃった!大正天皇ゆかりの《御感の藤》

2023年04月14日 18時50分18秒 | 
今日も小学校支援級では、様々なことがありました。特に今日は支援級の高学年の子が、授業中に自分の思い通りに事が進まなくて先生の指示を丸無視するという暴挙に出たので、私がその子を廊下に出してコンコンとお説教するという場面もありました。

誤解を恐れずに言うなら基本彼らは自分本位な考えの持ち主なので、自分の思った通りにならないと文句をつけたり、酷い時には器物に当たり散らしたりします。そういう時に大人たちが怒ったり宥めすかしたりしても意味がないので、先ずは廊下に出したりして一対一になる状況に引きずり出した上で感情を放棄して淡々とお説教すると、彼らも自身の身勝手さを見つめることができるようになることが多いのです。

そんな修羅場チックなことを繰り返しながら徐々に子どもたちとの距離を縮めていくのが、まだるっこいながらも最善の方法です。正に『急がば回れ』『急いては事を仕損ずる』です。

そんなこんなで、今日もいろいろとあった小学校勤務を終えてから、帰りに小田原城址公園に寄り道してみることにしました。我が家の近所で藤の花が咲いていたのですが、もしかすると例年なら5月初旬に咲くこちらの《御感の藤》も咲いてしまっているのではないかと思ったのです。

お城の南堀に向かうと、



堀の向こうの藤棚が薄紫色に染まっていました。これが小田原城址公園名物のひとつである《御感の藤》です。

以前にも書きましたがこの藤の花が《御感の藤》と呼ばれているのは、大正天皇が皇太子嘉仁親王殿下であらせられた折、小田原に逗留された際に馬でお出かけになったところ馬がにわかに駆け出してこの藤の花の咲く中に入ってしまい、殿下の御召し物に花がふりかかってしまいました。周りの者が御召し物を汚してしまったと恐縮している中で当の皇太子殿下が

「見事な藤に心ないことよ。」

と感じ入られたことから、後にこの藤の花を《御感の藤》と呼ぶようになったのです。

たった二株から大きく育った藤は藤棚いっぱいに枝を伸ばし、



今やこれほどまでの大きさとなりました。右手に写っている人物と比較すると、如何にこの《御感の藤》が大きいかがお分かりいただけるかと思います。

満開ではなかったものの五分咲きくらいの開花状況だった《御感の藤》でしたが、それでも




見事な花房を観ることができました。藤棚の中に入って見上げると





独特の甘い香りの中で藤の花房が風にそよぎ、ハナアブたちが忙しなく採蜜していました。

明日はかなり強い雨が降る予報が出されています。もしかしたら折角咲いた藤の花が散らされてしまうかも知れませんが、来週もう一度来てみようと思います。

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新年度スタートと御衣黄の花

2023年04月07日 17時17分17秒 | 
今日から小学校に出勤することとなりました。本当は昨日が入学式だったのですが、曜日で契約している都合上出勤しなかったので、今日からの出勤となったのです。

今日職員室に行って2週間ぶりに自分のメールボックスを開け…ようとしたら、何だかいろいろなものが詰まっていて開かない!隙間から指を突っ込みながらどうにかこうにか引き出しを開けると、新年度に向けての書類、また書類…ある程度覚悟はしていたとはいえ、もうちょっとペーパーレス化しないものでしょうか…。

前年度は主に発達障害の子たちが在籍する情緒級を担当していましたが、今年度は主に学習が追いつかない知的級の子たちを担当することになりました。新たに1年生も迎えて初めての授業がスタートしましたが、本格的なお勉強は来週からとなります。

今日は給食もなく、全学年が午前中授業で終わりました。子どもたちを送り出して軽く掃除をしてから、今日は早めに学校を出ました。

天気予報通りに雨が降り始めた中を小田原駅に向かって歩いていると、道すがらのお寺に



緑色の桜の花が咲いていました。これは『御衣黄(ぎょいこう)』という、オオシマザクラを基に生まれた日本原産の栽培品種のサトザクラ群の桜で、殿上人が身にまとっていた萌葱色の衣の色になぞらえてこの名がつけられています。

そぼ降る雨の中で咲く御衣黄の花は、実に美しいものでした。明日は花祭りです。
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令和初の皇居乾通り一般公開から靖国神社へ

2023年04月01日 20時20分20秒 | 
今日は久しぶりに、文句なしの快晴の空が広がりました。なので、ちょっと遠出して皇居まで出かけることにしました。

昨年秋にも来ましたが、この春にも皇居乾通りの一般公開が実施されることとなりました。桜の季節は令和になってから初ということで、昨年の紅葉に続いて来てみました。

皇居前広場で検温や荷物検査、金属探知機検査を受けてから



坂下門をくぐります。その先の左手に



皇居宮殿車寄せを、右手に



富士見櫓を見ながら進むと、



咲き誇る様々な桜の花が現れます。

通りの両脇にはソメイヨシノだけではなく



黄緑色に咲く右近桜(うこんざくら)や



大島桜と交配した山桜の花が、今を盛りと咲いていました。角度によっては





こんな感じの趣ある風景が見られて、道行く人々が足を止めて写真撮影していました。

さすがに満開からしばらく経っていましたが、





春風に吹かれて様々な桜の木々から花弁が舞い散り、桜吹雪があちこちで見られました。そんな桜吹雪を浴びながら歩いていると、



出口である乾門が見えてきました。



乾門を出てから時計を見たらまだ昼前だったので、そこから北の丸公園に入ってみることにしました。公園に入ると





あちこちにソメイヨシノが咲いていて、こちらでも桜吹雪が舞っていました。それを眺めながら



田安門をくぐって



桜越しに武道館の擬宝珠を見上げながら千鳥ヶ淵方面へと向かってみました。

お世辞にも広くはない歩道を歩いていくと



沢山のボートが浮かぶ千鳥ヶ淵が一望できるところに出ます。本当は千鳥ヶ淵沿いをそぞろ歩いて行きたかったのですが、あまりにも人が多過ぎて大変そうだったので、そのまま引き返して靖国神社に参詣するコースに変更しました。



武道館と桜を眺めながら歩道橋を渡って



一ノ鳥居をくぐると、その先に人だかりができていました。何だろうと思っていたら





先程皇居乾通りにも咲いていた右近桜が満開になっていました。

そこから更に進んで



二ノ鳥居をくぐると、その先の神門にさしかかると



参道の両脇に桜が咲き誇る拝殿が見えてきます。三ノ鳥居をくぐって拝殿に詣でている最中にも、桜吹雪があちこちから舞い飛んできていました。

参詣を済ませて境内を巡ると、





あちこちの木々から桜吹雪が舞い散ってきて、人々が歓声をあげながら写真撮影をしたり、子どもたちが花弁を追いかけたりしていました。境内にある東京の桜開花宣言の標準木は



今年は例年よりも早く開花したこともあってか、だいぶ花を散らしていました。



今日は皇居から北の丸公園を経由して靖国神社まで、かなり沢山歩きました。そして、久しぶりに東京の桜を満喫することができました。

皇居乾通りの一般公開は、明日まで開催されています。

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満開のソメイヨシノを見上げて

2023年03月30日 18時28分18秒 | 
今朝は微妙な空模様だった厚木も、昼過ぎからようやくすっきりと晴れてきました。午前中は自宅でじっと休んでいたので、午後から気分転換のために散歩に出かけることにしました。

自宅から徒歩15分弱のところにある相模川の堤防に到着すると



道の両側に植えられたソメイヨシノが枝を伸ばしていて、まるで桜のトンネルのようになっています。堤防の下の川原付近では



人々が座って飲食をしたりボール遊びをしたりと、思い思いに過ごしていました。

見ると、マスクをしていない人が殆どでした。何だかコロナ禍前の日常が戻ってきたような気がして、ホッとした心持ちになることができました。

ふりかえると



延々と続く桜並木の間を春風が吹き渡り、それにのって花吹雪が舞っていました。神奈川県はここ数日雨模様で花見ができるかどうか危ぶまれていましたが、今年も何とか花見を楽しむことができました。

そのまま川辺りを歩いていくと、



満開の桜の木の向こうを小田急線の電車が走っていきました。これは正に


小田急線の窓に 今年もさくらが映る
君の声が この胸に 聞こえてくるよ


という厚木出身のいきものがかりの《SAKURA》の歌詞の世界観そのものの眺めです(歌詞は電車内からの眺めを歌っていますが)。

そこからまた堤防を上がって、



厚木神社に参詣しました。こちらの拝殿の前にあった桜の木は数年前に切り倒されてしまったのですが、その切り株の側に新たに植えられた若木が



満開の花を咲かせていました。

よく『朝の桜、昼の桃、夜の梅』などと言われますが、



夕映えに照らされて咲くソメイヨシノの花というのも、またいいものです。

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終了式と五分咲き桜

2023年03月24日 19時00分30秒 | 
今日は勤務先の小学校の終了式でした。子どもたちは教室や廊下や昇降口の大掃除をしたり、通信簿をもらって一喜一憂したりと、午前中日程ながらなかなかの忙しさでした。

子どもたちを送り出して、今年度いっぱいで離任される先生方に最後のご挨拶をしてから退勤し、小田原駅へと向かいました。それで、折角なので小田原城址公園に花見に行ってみることにしました。

お堀端に着くと



まだ五分咲きといった感じの桜が見られました。内冠木門(うちかぶきもん)の前にある、お堀の水面スレスレに枝を伸ばしている『スレスレ桜』も



まだまだ満開とは言えない感じでした。

それでも、お堀端通りの桜並木は



なかなか見応えのある光景が広がっています。それにしても



こうして見ると、やはりソメイヨシノの花というのは実に美しいものです。

今日の戸惑うような暖かさで、開花が一気に進むのではないかと思います。ただ、今晩から来週火曜日にかけて雨が続く予報が出ていることもあるので、ゆっくりと花見のできる日がくるのかどうかは微妙な状況です…。

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暖かさにほころぶオオイヌノフグリ

2023年03月10日 17時25分35秒 | 
今日はまた一段と暖かな陽気となりました。小学校で体育の授業をしている子どもたちが汗だくになってしまうくらいの暖かさで、子どもたちだけでなく大人たちも面食らってしまったほどでした。

急激に暖かくなってきたことによって、様々な花が咲き始めています。桃や沈丁花が咲いている中、ふと足元に目を転ずると運動場の片隅に



オオイヌノフグリの青い花も咲いていました。

紫色に咲く花にはいろいろなものがありますが、青く咲く花というのは実はそう多くはありません。例えばこれまでにも人間の手による品種改良でバラを青くすることが挑戦されていますが、これだけ科学技術が発展した現代においても未だに達成できていません。

それを思う時、これだけ鮮やかに青く咲く花というものは実に貴重な存在であるということができます。ましてや、それが野辺に咲く花とあれば尚更です。

可憐に青く咲くオオイヌノフグリの花に、ひと時心が緩みました。もしかしたら、来週あたり桜も開花してしまうのでしょうか。

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風に香る春の使者

2023年03月06日 17時00分17秒 | 
昨晩から降り始めて朝まで残っていた雨も上がり、日中は穏やかな陽気となりました。そんな中を歩いていると、独特の花の香りが漂ってきました。

『これは…!』

と思って風上に向かってみたら、



やはり沈丁花の花が咲いていました。

基本的に、私は花の香りというものがあまり得意ではありません(特にバラの花の香りは本当にダメです)。そんな私でも、数少ないながら好きな花の香りがあります。それが梅の花と梔子(クチナシ)、金木犀、そしてこの沈丁花です。

沈丁花の香りが風の中に漂ってくるようになると、春がすぐそこまで来ているな…ということを実感することができて、実に嬉しいものです。あとは、いつ重い上着を朝から着ないでも出かけられるようになるかが気になるところです。

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