【ステーキ漂流記season2】
131軒目/通算321軒目(押上)「アランド」リブステーキ
ボクが【ステーキ漂流記】で行くのは墨田区が圧倒的に多いが、その7割ぐらいは錦糸町である。かなり偏りがある。ということで、今日は錦糸町以外の墨田区を攻めてみることに。
それで押上に来た。今まで押上と言えばスカイツリーの麓かソラマチの店しか行ってないので、そこから少し離れた洋食屋「アランド」に行ってみることに。
最寄りになる押上駅A3の出口を出ると……セブンイレブンしかねー。
ちょっとカフェで休憩しようとしたが、なんとそのカフェがない。意外だよね。
なんだろうか、全てをスカイツリーにパワーを吸い上げられたのか? 祭日ということもあってめちゃくちゃ静か。
仕方なく駅まで戻り、「プロント」で待機。この「プロント」だってスカイツリーの麓だもんね。押上……スカイツリーがなくなったら何にもないじゃないか?
いいのかな?
東京スカイツリー=押上で?
これ、国家レベルで下町・押上が殺されてないかな?
スカイツリーを建てて周りの町も活性化するかと思いきや、スカイツリー&ソラマチが出来るとほとんどはそこの中で完結し、スカイツリーから少し離れる理由・意味がなかなか見出だせない。
東京タワー近くの神谷町・御成門、大門なんかはそんなことなく盛り上がってるのにね。まあ、神谷町は近くに虎ノ門や六本木があるけど、それなりにお洒落だしね。
話は反れたが、今回行く「アランド」はそのスカイツリーへの流れに対するレジスタンスみたいな洋食屋さんだ。
中に入ると、テーブル席×2とカウンター席5席のこじんまりとした店。洋食屋と言うよりはステーキとハンバーグが中心のグリルダイニングと言った方がいいかな。
まずはサラダ。
和風ドレッシング。まあまあ。
さらにしばらくしてステーキ配膳。
150gというわりには大きく見える。オーストラリア産150gで1800円。
一口。
うん、まあまあ。
肉汁、下拵えもばっちり。
薄切りのロースだからかな。
三口目でタレをつける。ニンニク醤油。これまた良し。
〆にアイスコーヒー。
凄いと言えるポイントはないが、わざわざ押上で降りて行く甲斐はある。下町の洋食屋、グリルダイニングはいいよね。
総合:★★★★
素材:★★★
グリル:★★★★
タレ:★★★★
付け合わせ:★★★★
雰囲気:★★★★
リーズナブル:★★★★
【ステーキ漂流記season2】
130軒目(錦糸町)「叙々苑 錦糸町南口店」牛ステーキカット×2他
昨日の話。
昨日は1軒目でいきなり墨田区最高の店を引き当てた。普通なら満足してこのまま帰るが、なんとなくもう1軒行きたくなった。
けど、土曜日の夜だとやはり難しい。行こうとした店が2軒連続で満席。
うーん、探したりするのも面倒だ。「叙々苑」だね、こういう時は。
8階の受付に行くと、前の客の片付けでちょっと待つ。その後に案内される。
いつものように、牛ステーキカットと赤ワイングラス、それと+α的にキムチも頼む。
店員に今日の牛の産地を訊く。
茨城県産。
うーん、前の「RYUDUKI TEPPAN」の佐賀牛から大分落ちてしまう。まあ、仕方ないと言えば仕方ないがね。そうすると、「RYUDUKI TEPPAN」が錦糸町、いや墨田区においては際立った店になるんだよね。
しばらくして、肉とキムチ配膳。
キムチはもうちょっと先に来てほしかった。
とりあえず、肉を焼き一口。
やっぱり美味い‼
茨城県産の肉の濃厚な旨味とタレのコンビネーションが効くね~。
いつもの慣れた味だけど、美味い!
「RYUDUKI TEPPAN」の佐賀牛と比べても負けてない気がする。
つい、おかわりした。
やはり、「叙々苑」の肉は美味い。
さらに、たまには違うメニューも頼みたくなり、
カルビ焼きを追加注文。
しかし、意外な展開に。
ハラミの牛ステーキカットでも十分に濃厚だった旨味がさらに濃厚さを増してる。
あれだけ濃厚な旨味を喜んでいた俺でも「ちょっと勘弁……」と思ってしまった。
そこで、珍しくレモン汁のタレで対処。
助かった~~!
これなかったら、本当、キツかったよ。
そう言えば、茨城県産の肉を出す時に大根おろしと一緒に食べることがあったね~。やはり、濃いんだよ。
そこなんだよね。
近江牛や山形牛、青森県産みたいに一撃で仕留めるような強烈な旨味か、神戸牛や佐賀牛みたいに旨味も濃いけど落ち着きがある物じゃないとね。
そこで素材の差が出るけど
〆にハート形の抹茶アイスを頂く。
あーあ、会計、「RYUDUKI TEPPAN」よりもかかっちゃった。
サクッといきたかったけど、サクッといかなかったな……。
総合:★★★★
素材:★★★★
タレ:★★★★★
雰囲気:★★★★
キムチ:★★★★
アイス:★★★★
リーズナブル:★★
【ステーキ漂流記season2】
129軒目/通算320軒目(錦糸町)「RYUDUKI TEPPAN」佐賀牛サーロインステーキ150g
錦糸町、いや墨田区No.1の店を引き当てた‼
今日は錦糸町でまだ行ってない店を攻めてみることに。
「Ryuduki」。
パチンコ屋の6階にある店で、外の看板だと佐賀牛があるようでね。高い店ということで行ってなかったが、今日行ってみることにした。
6階にあがると、受付嬢がいて、右を見ると「龍月」という店があったけど、明らかに寿司屋なんだよね。
はて?
そこで受付嬢に訊いてみると、次のような答えが返ってきた。
「Ryuduki」が3つある。
寿司屋と鉄板焼屋とカジュアルフレンチ。
佐賀牛を出す店は?
「Ryuduki Teppan」ね。
ということで、受付嬢に「Ryuduki Teppan」に案内される。
なるほど、久しぶりに来たね~。
鉄板焼屋さんだけど、異様なまでに高級感が溢れる鉄板焼屋さんだ。明らかにパチンコに爆勝ちした人用のお店、と見た。二人がけのテーブル席に案内される。
メニューを見ると、佐賀牛、あるね。サーロインステーキ150g7500円。まあ、そのぐらいするね、佐賀牛なら。なんか、「ルース・クリス」クラスのお店に毎月1度は行くよね。今日のがまさにそれである。
佐賀牛サーロインステーキと赤ワイングラス(1200円)を頼む。ちょっとして赤ワインと前菜が配膳。
前菜、トビコとニシンの酢漬け。洒落てるよね。
カウンター席にはカップルが二組。これで美味ければ、ここ、デートにはいいぞ。高級感があって、落ち着いていてさ。カウンター席だと客が写るので、テーブル席をパシャリ。
ね。
高級感あるでしょ?
ここのところ、下町の洋食屋さんやステーキハウスばっかりだっただけにギャップを感じる。そうなんだよ、ステーキを出す店にはこういう高級感がある店もあるのさ。でも、3万も取るわけじゃないから良心的だよね。あるんですよ、錦糸町にも。
しばらくして、サーロインステーキ配膳。
タレは胡麻醤油と合わせ味噌とオニオンガーリック。
まず、匂いが良い。
さっそく、一口。
Yes!
This is 佐賀牛!
わーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!
旨味良し。それでいてしつこくない。流石の佐賀牛。グリルも良し。
二口目もタレなしで。
三口目からは塩やタレを一通り試す。
このタレ3種がまたよい。塩、ガーリックチップ、タレ3種、そしてなにもなしでそれぞれ味を変えて楽しむ。
150gで頼んで正解。
これね、まず、墨田区界隈のレベルでNo.1。だって、常に佐賀牛が取り揃えられるからさ。
素材の差。
こればかりはグリルやその他工夫では越えられない。
これに適切なグリル。佐賀牛にみあったグリルのレベルがある。小岩にある鉄板焼屋「グリルアンドウ」が丁度この店に匹敵する。
もちろん、【ステーキ漂流記】で回った店でこれ以上の店もある。が、【ステーキ漂流記】史上でもトップクラスの店には間違いない。
この店に次に行く時は佐賀牛のヒレだね。
総合:★★★★★
素材:★★★★★
グリル:★★★★★
旨味:★★★★★
タレ:★★★★★
付け合わせ:なし
雰囲気:★★★★★
リーズナブル:★★★
【ステーキ漂流記season2】
126軒目(錦糸町)「ビリー・ザ・キッド 錦糸町店」キッド・ステーキ
定期訪問。
今日もすんなり入れました。
今日は火曜日に行ってきた亀有の「ステーキハウス アパッチ」との食べ比べという趣。覚えている内にね。
なので、チリビーン的なメニュー、チリコンを前菜で頼む。
その前にいつものサラダ。
そして、チリコン。
まあ、これは「アパッチ」のチリビーンとそれほど変わりない。
チリコン食べてる途中でステーキ配膳。
一口。
おお!
……
「アパッチ」よりも明らかに美味い!!!!!!!!!!!!!!!
通常のミディアムレアよりももうちょいレアめのグリル。グリルが明らかにビリーの方が良い。
「アパッチ」でも同じミディアムレアで頼んだが、ややミディアム気味だった。
まさか、グリルで差があるとは思わなかったな~。
そして、なにもつけなくても美味い!下拵えがよい。
途中、一回だけおろしニンニクを使ったが、あとは何もつけずに食べる。
塩・胡椒とうっすらニンニクの下拵えだけで「美味い!」と言わせた。
「ビリー・ザ・キッド」、最近じゃ来る度に美味くなっている!
来る度に程よいミディアムレアになっている!
こんなことってあるんだ。
あと、いい加減に他の「ビリー・ザ・キッド」の店舗にも行かないと。まだ、錦糸町店以外は西新井店のみだしね。それはそれで大変だけどね。
総合:★★★★★
素材:★★★
グリル:★★★★★
下拵え:★★★★★
タレ:なし
付け合わせ:★★★★
雰囲気:★★★★
サービス:★★★★
リーズナブル:★★★★
【ステーキ漂流記season2】
121軒目/通算314軒目(錦糸町)「ハンバーグ&洋食ベア」ステーキ定食
足立区、荒川区、葛飾区、そして今まで色々と回って来た墨田区。もっともっと、本腰をいれてステーキ屋、洋食屋に行こう!
そう思いネットで調べるとまだまだボクにとって未知の店が出てくる。
そんな中に、いっぱい行ってる錦糸町でもまだまだ行ってない店がある。「ハンバーグ&洋食ベア」もその1つだ。
店は蔵前橋通りを少し入った所にある。「町のハンバーグス屋さん 加真呂 錦糸町店」に近い。
中に入ると、今時珍しい大衆食堂の雰囲気がある。ステーキメニューを見ると、ステーキ弁当? 定食じゃなくて、弁当? 弁当を店で食うの? ま、いっか。
客は30~40代の野郎ばかり。野郎のための定食屋とも言える。全体の70%がフライものだが、店にいる間は不思議とフライや油の揚げ物の臭いが気にならない。
キッチンはシェフと思わしき年輩のお父さんと奥さん、ホールスタッフとして娘らしき子が店を手伝っている。娘さん、パッと見はスレンダーでちょっとした町娘な感じだが愛想は悪い。
そんなこんなを考えている内にステーキ弁当配膳。
扇状の弁当箱を逆さに配膳された。これだけでも気の利かなさと無神経さが伺える。その上、簡単に出せるワインが催促されてからようやく出る。
やる気がないなら店に出るな!
気分が悪い。
っていうか、書いている今、後からムカついてきた。
気を取り直して、扇状の弁当箱をちゃんとした向きにする。
ステーキを一口。
やや硬いが、タレも効き、ごく普通。
カニクリームコロッケ、そこそこ。
ミニナポリタン、昭和の洋食屋さんによくあるタイプ。
1つ1つはごく普通かちょっといいというぐらいで、決して特別ではない。が、全てを併せて、ちょっとした箱に摘めるとほんのりと豪華さがある。1100円なのに豪華。不思議な感覚だ。
本来、この店ではエビフライやカニクリームコロッケ、メンチカツが主力で、ステーキはアウェイな食べ物になる。が、こうして少しでもステーキを入れると、全体的に厚みを感じる。阪神のゴメス、横浜のロペス、中日のビシエドみたいな感じ。
楽天のゴームスやオリックスのブランコじゃない所もポイント。
それにしても女性店員にはムカついたが、不味くはない。けど、スペシャルじゃない。普通の下町のフライ専門の洋食屋さんだね。
タイミングの良し、悪しもあるが、接客の悪さからすると、わざわざ足を運ぶ店かは疑問。
総合:★★
素材:★★★
グリル:★★★
タレ:★★★
カニクリームコロッケ:★★★
ミニナポリタン:★★★
接客:★
リーズナブル:★★★