ステーキ漂流記

365日毎日が肉フェスなステーキ食レポブログ!

「トラットリアミノリ」(王子)

2019-05-27 21:59:17 | 北区


【ステーキ漂流記】第6章
11軒目(新規418軒目)「トラットリアミノリ」(王子)

(注)今日はかなり長いです。

始まりは上中里だった。

夕方、京浜東北線に乗っていて、ふと、「ステーキ漂流記」で行ったことがないJR上中里駅を降りたくなった。「ステーキ漂流記」の知らない街を歩いてみたくなった。これぞ、「ステーキ漂流記」だよね。ネットで調べずに行き当たりばったりで新規の店を見つける。
ロマンがある。
そのロマンを歩いてみたくなった。


で、JR上中里駅に初めて降りてみた。



あ、北区なんだね。



そのぐらいわからない、知らない。
そして駅前には……鶏料理の居酒屋と……中華料理屋しかないや。



てか、飲食店、いやお店がない。
というか、コンビニすらなく、



マルエツがあるのみ。

(降りちゃまずかったかな……)

気持ちを切り替えて陸橋を渡り駅の反対側に出たが………
さらに何もなかった。



いや、セブンイレブンはあったが………、



ここ、本当に東京23区なのかな?
それでも街に歩を進めてみたが、怪しい定食屋、クリーニング屋、個人病院、そして民家……。定食屋以外に飲食店がなく、つまり完全な住宅街だった。

やられた…。

ん、車が通る通りがある。
そこに歩を進める。
が、やはり飲食店はない。
普通ならここで諦めるが、諦めが悪く、尚もずんずん進んだ。

すると、踏切に出た。




何駅?

都電荒川線の梶原?
さらに知らない街だー。

商店街があったので、
「商店街なら何かあるだろう」と思い進んだが……



へ、ゴーストタウン?
いや、ちょこちょこやってる店はあるし、飲食店もお好み焼き屋があったが、明らかにステーキの気配はない。
が、そのまま引き返さず、なおも歩く。車が通る方を目指して歩くと…、あ、大通り。通り向かいに焼肉屋がある。が、そこは普通の焼肉屋さんでやはりステーキメニューはない。
さ、さらに反対方面に歩くと……



どこ、ここ?
ん、堀船二丁目?
北区?
……学校はいっぱいあるが、その周りには店が何にもない。本当、住宅街と学校だけ。

ちょっと作戦を立て、とにかく車が通る大通りを歩くことにした。
しばらくすると、ん、明治通り?
さらにそこを明るい方面に向かって歩くと、



「餃子の王将」の看板と、「松屋」の看板が。

とりあえず大きな街に出れたが………どこ?


間もなく、
「王子」であることがわかった。

あー、上中里から歩きに歩いて、いつの間にかに王子に出ていた。

しかし、王子も意外にもステーキを出す店が少ない。いや、「サイゼリヤ」や



「ガスト」、あと「いきなり!ステーキ」もあったよ。

けどさ、ここまで歩いて「サイゼリヤ」や「いきなり!ステーキ」じゃなんかがっかりだよね。それなら、ここ王子で新規のステーキ提供店開拓しようじゃん。それが男のロマンじゃん。


ということで、王子駅の徒歩5分圏内を練り歩くことに。串焼き屋や居酒屋、中華料理屋はあるけど、ステーキを出しそうな洋食屋やダイニングはなさそう。

半ば諦め半分で探していたその時、
一軒のイタリアンと思わしき店が目に入った。



「トラットリア ミノリ」。

ん、タリアータかビスカッテがあるんじゃないかな……って思ったら、
あった!



短角牛のタリアータ。
タリアータは牛のたたき。ギリギリでステーキ扱いにしたい。
やった!!!!!!!!!!!!!!!!!
見つけたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかも個人経営店で。
ということで、中に入る。

中はこんな感じ。





お客がはけた時にサッと撮ったが、客は2~4人組の客が入れ替わり立ち替わり入っていた。若干女性客が多いか。

メニュー表を見て、短角牛のタリアータをメインに、鮮魚のカルパッチョのおまかせ盛り合わせとグラスの赤ワインを頼む。

鮮魚はホタテ、サーモン、鯛(種類忘れた)、生蛸の4種類。



前菜にはちょうどいい。

これと赤ワインをチビチビやりながらタリアータを待つ。

しばらくしてタリアータが配膳。



パルサミコソースと蓮根チップスが乗っかってるお洒落なタリアータだ。

まずは一口。

…………
あっさりしているが、下ごしらえとパルサミコソースが控え目な主張ながらタリアータをアシストしている。蓮根チップスもアクセントとして良い。
量としても丁度いい。

インパクトは強くないが、工夫が色々見られる。

店員さんにちょっとお店のことを訊いてみた。「トラットリア ミノリ」としてはオープンして1年半だが、同じ土地に以前から別のイタリアンがあったようで、そのリニューアル版になる。

こういう店は個人的に応援したくなる。

ということで、
ドルチェとして林檎と蜂蜜のデザートピッツァと食後酒にドイツのバラのリキュールのマリエンホーフ ローゼ リケールを頼んだ。

まずはマリエンホーフ。


バラのリキュールだけあって香りがいい。強い酒だが、甘口で飲みやすく、おかわりをもらいたかったぐらいだ。

そして、デザートピッツァ。



要は変則アップルパイなんだけど、
量が多い。
ともかく、美味いのでなんとかなった。


「ステーキ漂流記」としてはそこそこも小さなイタリアンの食い道楽として存分に楽しめた。
個人的にはチェーン店よりもこういう店を見つけて、伝えたいね。

それにしても、歩いた甲斐があった!!!!!!!!!!!!!!!!!
実質勝利!!!!!!!!!!!!!!!!!


総合:★★★★
素材:★★★
グリル:★★★★
タレ:★★★★
下拵え:★★★★
付け合わせ:★★★
カルパッチョ:★★★
食後酒:★★★★★
ドルチェ:★★★
雰囲気:★★★★★
メニューの豊富さ:★★★★
アクセス:★★★
リーズナブル:★★★

「酪農屋 肉とチーズのお店」(王子)

2017-04-15 03:30:16 | 北区



【ステーキ漂流記season3】
今季15軒目(2017年4月再訪問)「酪農屋 肉とチーズのお店」(王子)


久しぶりの1日3軒。
勢いで行ったね。
ビリーのテキサスステーキだけじゃ満足出来なかった。サイドメニューを頼めば良かったかもしれないけど、なんとなく3軒目に行きたくなった。

そこで、王子に仙台牛のステーキを1200円で出していた店を思い出した。

「酪農屋 肉とチーズのお店」である。そう、サクッともう1軒、という考えだ。

王子駅の北口を出て、徒歩1分の雑居ビルの7階に「酪農屋 肉とチーズのお店」がある。



売りのメニューは1980円の1ポンドステーキだが、オーストラリア産だし、さっきビリーで400gを食べたばかりだから、サクッと仙台牛でいいんだよ、サクッと。

女の子の店員に奥のテラス席を案内される。
テラス…………テラスね。



テラスにしてはおしゃれさが足りない。まあ、そこはいい。
メニューを見てみると、あれっ、和牛ステーキっていうのはあるが、仙台牛じゃないのかな? お値段も1780円に上がっている。行ってない間にメニューを変えたか。それでも和牛ステーキと赤ワインを頼む。

ちょうどさっき行った「ビリー・ザ・キッド 日暮里店」を書ききっていないので、書きながら待つ。
しばらくして野菜スティックのお通し。



あ、そういう店だったっけ。
とりあえず、野菜スティックをチーズソースにディップしてポリポリ食いながら待つ。

フライデーナイトで店内が混んでいたため結構待ったが、2chのとらせんを見てたりして暇を潰した。

30分ぐらい待って、ステーキ配膳。





夏野菜を添えたお洒落系。
女の子の店員に何牛か訊く。
1分ぐらいしてボクの所に戻って来て、
「鹿児島県の黒樺牛です」
と告げる。
くろはなぎゅうね。
後で調べると最高級の黒毛和牛とあった。

まあ、とりあえず一口。

……うん、肉汁はあるが、旨味は薄い。

二口目も同様。

三口目は西洋わさびと塩をつける。

おお?
旨味がちょっと出た。
んんんん?

もう一度西洋わさび&塩をつける。
おお、たしかにちょっと旨味あり。少し楽しめる。

次は何もつけないで。
…………旨味はほとんどない。

またまた西洋わさび&塩。
うん、明らかにこっちの方が良い。

ぬ……仙台牛ならストレートに「美味い!」だけで済んだのに。
まあ、でも楽しめはした。

が、素材とグリルが確実に落ちてる。いや、一応最高級黒毛和牛のはずなのだが、とてもそんな感じではない。並、いや下の黒毛和牛。ということは、保存方法か焼きや下拵え……てか、仙台牛の時は美味かったし、こんなに時間がかからなかったから、シェフが違う。

もしかして、4月だから新人さんが焼いた? 明らかにレベルが落ちてる。こんなこともあるのか。あと、リーズナブルさでも落ちた。

前は5つ星の店だったのに、大分レベルが落ちた。
これだったらビリーでもう一枚食べた方が良かったかも。


総合:★★
素材:★★★★★
グリル:★★
タレ(西洋わさびと塩):★★★
付け合わせ:★★★
雰囲気:★★★
サービス:★★
リーズナブル:★★★


「酪農家 肉とチーズのお店」(王子)

2015-08-14 21:43:11 | 北区
ステーキ漂流記
8月14日
新規161軒目「酪農家 肉とチーズのお店」リブロースステーキ450g 和牛ステーキ150g(王子)

なんとなく途中下車した王子。
ステーキ屋あるかな~、っていうふうに、にわか雨の中ステーキ店を探す40手前のおじさん。
これが意外にも見つからない。「意外にも」というのは東京23区内ならどこもがいろいろとステーキ提供店があるだろうかと思いきや、ここ北区王子では意外にも苦戦。まるで地方都市のような微妙な街並み。ないな~。

若干諦めモードで駅に向かう中で、居酒屋がいっぱい入ったビルを見つける。表には3階の大衆居酒屋の店員がいたが、それよりも俺は「肉とチーズのお店」という看板が目に入った。なんかステーキがありそうな店名だ。とりあえず、その店がある7階へ。

見ると、洋風居酒屋といった趣。カウンターへ案内される。メニュー表を見ると……リブロースステーキ450gと和牛ステーキがすぐさま目に入った! ビンゴ!
店員にそれぞれの肉の牛を訊く。

リブロースステーキはアメリカ牛で1980円。
和牛ステーキは仙台牛で1280円‼‼
……え~い、一辺に頼んじゃえだ!
けど、順番はリブロースステーキ➡和牛ステーキね。

ということで、まずはリブロースステーキ450g!
見た目は250gぐらいに見えるが、リブロースのわりにはヒレステーキ並の厚さ。基本的にはレア焼きで、そのままだとちと厳しい。一緒に来た焼き石て焼いて食べるのがベター。あきらかに質より量なメニュー。

しかし、和牛ステーキはしっかりとした質があった!
仙台牛の旨味充分!
イチボやランプでも旨味がある!
実力通りの味で1280円?
驚きの安さだ!
これは凄い!

驚きついでにスイス産のチーズも頼む。これまた美味い!

こういう、美味くて、安くて、デートでもオフ会でも使えるバルが当たり前のように当たり前のようにある。だから、都会なんだよ。

★★★★★

「ステーキカウボーイ」(赤羽)

2015-03-27 19:55:35 | 北区

ステーキ漂流記
3月27日「ステーキカウボーイ」特選国産牛ロースダイスカットステーキ150g(赤羽)

もう、新規100店まで今回含めてあと5つ! つまり、95軒目!

ここからはカウントダウン状態。
94軒の時点でまだ行ってない区は、
品川
板橋

豊島
練馬
となった。

そうすると、各区から1軒ずつ行けば99軒になる。100軒目と101軒目は決めてる。

ということで、この日は夕方終わりなので、帰り途中になる北区赤羽に行くことにした。……やっぱり練馬にはなかなか行かないよね。

行く店も定めていた。「ステーキカウボーイ」。駅から歩いて5分ぐらいがいいかな、って検索したらここになった。

赤羽。いろんなビルや店があるわりにはステーキ屋がない。で、地図に従って歩くと、大通り沿いにステーキの看板があったかと思うと、そこが「ステーキカウボーイ」だった。

店内は店名の通りにアメリカンな香りがいっぱい。そこは「テキサス」、「ビリー・ザ・キッド」、「ジェロニモ」のようなアメリカンスタイル。ふと、壁を見ると「アメリカ牛は使ってません」と書いてある。さらにその上にはオージービーフの表記が。はぁ、オーストラリア産の店か。まあ、ビリーもリベラもテキサスもそうなんだけどね。

そんなちょっぴり残念な気分でメニューを見てみると国産牛のメニューが。もしかして、黒毛和牛? そこで、特選国産牛ロースダイスカットステーキとドイツ産の白ワインを頼みつつどこ産の牛か訊く。

長野産!

意外な生産地の牛に少しドキドキしながらステーキを待つ。

しばらくしてやって来たのが写真のステーキ。さて、第一刀は……意外にもサクサクして柔らかい。味は……これまた少ししっかりとした旨味は確認できたが、ちょっと淡いかな。でも、悪くない。

試しにオリジナルソースをかけると……意外にもちゃんと旨味が増した! オニオンとニンニクと大根おろし……いや、それ以外にもあるがわからなかった。

初めての区域でそこそこの当たり店を掴めたのはラッキーだったかな。

★★★★