ステーキ漂流記

365日毎日が肉フェスなステーキ食レポブログ!

「信之助」(お茶の水)

2018-07-31 16:55:30 | 千代田区


【ステーキ漂流記】第5章
10軒目(新規403軒目)「信之助」(お茶の水)


ちょっと間が空いてしまった。

実はこの間に1回新橋のとあるお店に入ったが、風邪のせいか味覚が明らかにおかしかったのでなかったことにした。つまり、風邪が治るのを待ったのと、ここのところの異常な暑さかな。流石にステーキを食べる気がちょっと失せた。いや、これは風邪のせいか?


ともかく、いくらか風邪が治ったので食べに行くが……本当、お茶の水でステーキを出す店を探すのは苦労する。全くないわけじゃないけど、「ステーキを食うぞ!」っていうのに「サイゼリア」の1000円リブロースステーキでお茶を濁すわけにはいかないじゃん。
ということで、暑い中で一生懸命探しましたよ。


すると、地下鉄新御茶ノ水駅の近くの裏路地の店の看板に「ステーキ丼」の文字が!



あった! 探せばあるじゃん。

「信之助」という店か。



メインは牛タンだけどステーキもある。しかも1300円で「熟成デラックスステーキ定食」というメニューがあるじゃないですか! これは入るしかないよね。

お店は建物の地下1階にあり、中に入るとカウンターに40代ぐらいのちょっといかつい坊主頭の男性店員が一人、あとは二人がけの席が4席ほどのこじんまりとした小料理屋のような空間が目に飛び込んできた。

客層は30代~50代のサラリーマン、OLが6、7名ほど。賑わっている。リーマン3名組が出たので店内には4名プラス俺だが、店員はこのいかつい職人風情の男しかいない。

え、ワンオペなの?
これ話しかけにくいな……
仕方なく、彼の作業が終わるのを待って熟成デラックスステーキ定食とランチビールを頼んだ。


店内はひんやりして落ち着く。日本酒メニューが多いので、夜は呑みながら牛タン、ステーキというお店か。

しばらくしてステーキ配膳。



お、和の小料理屋らしく豆腐に沢庵、味噌汁のセットがいいね。

さっそく一口。
うん、輸入牛かな。薄い味わい。

サラダと沢庵を片付け、タレをつけて二口目。

おおっ?
タレが濃厚な照り焼きソース風。
珍しくタレにインパクトがある。

こうして、タレなしの薄味とタレのつけ具合いを調節しながらちょっとずつ味を変えながら楽しめた。

これで1300円はお得である。

隙を見て男性店員に、
「タレがインパクトがありますねー」と話しかける。

店員「タレを絡めてインパクトを出してます」

なんと、店員の思惑通りに楽しんで食べていたのか。やるね、「信之助」。あ、でも男性店員はオーナーさんじゃないらしいから、「信之助」さんではないんだろうな。


総合:★★★★
素材:★★★
グリル:★★★★
タレ:★★★★★
付け合わせ:★★★★
雰囲気:★★★★
リーズナブル:★★★★★

「カミナリステーキ 春日部西口駅前店」(春日部)

2018-07-15 16:50:03 | 春日部市


【ステーキ漂流記】第5章
9軒目(新規402軒目)「カミナリステーキ 春日部西口駅前店」(春日部)


つい先日、SNSで「カミナリステーキ」という店を見つけた。

その記事によると「いきなり! ステーキ」のパクりだという。早速食べログを見ると確かにメニューや価格が似ている。

大元はモンテローザグループ。モンテローザグループと言えば「白木屋」をはじめ、「魚民」、「笑笑」など居酒屋のイメージ。HPを見ても載ってない。でも、店の従業員募集広告元はたしかに㈱モンテローザになっている。

しかも、春日部にある。
基本的に春日部には用事がない。行くとしたら「カミナリステーキ」だけのために行くことになる。
で、暑い中、行ってみることにした。

春日部駅西口から徒歩3分に「カミナリステーキ」はあった。



てか、周りが「白木屋」とかモンテローザグループの店ばかりだし、建物がモンテローザの店だらけ。



春日部というか、モンテローザがイトーヨーカ堂近くであるこの周辺を土地ごと買った様子。

中に入る。
中はこんな感じ。



この時客は俺だけだった。
黒毛和牛サーロインステーキ200gとグラスワイン赤を頼む。

先にワインが来て、ちびちびやりながら待つ。



店員曰く肉は北海道産とのこと。しばらくしてステーキ配膳。



一口。
……うん、強烈じゃないが黒毛和牛の旨味はある。

三口目で甘口のタレをつける。
うん、旨味が増す。

たしかにこの黒毛和牛サーロインステーキは黒毛和牛ステーキとして名に恥じないステーキである。「いきなり!ステーキ」でも黒毛和牛のステーキを出す店舗もあるが、ここはちゃんと黒毛和牛ステーキをメニューだけでなくクオリティもしっかり押さえてる。これって、モンテローザグループの企業の力で出せるステーキなのかな。〆でレモンシャーベットを頼む。



これも「いきなり!ステーキ」にはない。つまり、後発の店らしく先発の店をしっかり研究している。まだ春日部と高円寺の2店舗だが、このクオリティなら行く価値はある。


総合:★★★★
素材:★★★★
グリル:★★★
タレ:★★★★
付け合わせ:★★★
リーズナブル:★★★

「レストランあづま」(銀座)

2018-07-13 20:30:20 | 中央区


【ステーキ漂流記】第5章
8軒目(新規401軒目)「レストランあづま」(銀座)


さあ、今日はどこに行こうか?

ちょっと迷ったが、そんな時にFacebookのメッセージである方から今回の店を教わった。

「レストランあづま」

場所は銀座。
良く行く場所だが、何故か入らなかった。理由があるとすれば、他にも目につく店がいっぱいあったからだ。そうとしか考えられない。

それで今日はそのためだけに銀座に行った。だいたい銀座に出る時は映画の前か帰りだが、「ステーキ漂流記」のためだけに行くというのも珍しい。

で、ネットにあった地図で銀座6丁目7番界隈をぐるって回ると……一軒だけ銀座っぽくない店があった。



店に入り奥の2人かけテーブルに案内される。メニュー表を見ると……おっ特選和牛ステーキというのがある! 特選和牛で2500円はお得感がある。で、店員さんを捕まえて和牛がどこ産か訊いたがわからないという。ちょっぴり暗雲が立ち込める。

ちょっとして赤グラスワインが来て、ちびちびやりながら待つ。



創業40年以上で平日の夜でも7割、8割の入りで盛況。

しばらくしてステーキ配膳。わりと早かった。




一口。
!!
これは和牛らしい肉の甘さがある! 旨味というか肉汁ではなく、肉そのものが美味い。

二口目。
そう、焼きが良い。
レアとミディアムの間、ブラック&ブルー……いやそれよりもレア目で、となるとブルーチアかな。
黒毛和牛とも違い、なおかつ十勝牛とも違い、肉に独特な甘さがある。脂とも違う、牛肉そのものの甘さ。

しかもこれが2500円という安さ。たしかに通常のサーロインよりも薄く切ってる。が、だからってこの牛肉の甘味は出せない。

タレはバターと塩・胡椒のみ。タレなしでこの美味さ、これが本物のステーキである。最小限の演出で肉の美味さを引き立てている。
これは肉の見立て、保存、グリル、演出のどれが欠けてもこの肉の美味さは出せない?
どこ産かわからないが肉の見立ては良く、グリルも良し。

正直、追加メニューを頼みたくなったがまたそれは再訪の時かな。

やはり銀座はレベルが高い!
5章では初の絶賛店!

総合:★★★★★
素材:★★★★★
グリル:★★★★★
タレ:なし(?)
付け合わせ:★★★
サービス:★★★★
リーズナブル:★★★★★

「SUPER “DRY”」(お茶の水)

2018-07-12 18:58:41 | 千代田区


【ステーキ漂流記】第5章
7軒目(新規400軒目)「SUPER “DRY”」(お茶の水)


ようやく400軒。
年月にすれば4年足らず、章構成では5章でようやく400である。

ちょっとはスペシャルな店にしようかとしたが、そうすると探すのが億劫になってね。こうなるとまた店訪問と文が滞るので、あんまり考えず、用事(買い物)があったお茶の水で済ますことにした。

お茶の水は学生街で楽器屋やCD屋が多い街って今さら書くことじゃないかな。でもそういう様々な用途があり、なおかつ近くには神田の古本屋街もあって利用する人は多いはず。なのに、ステーキを出す店ってありそうでない。これって、楽器やCD、本といった文化的な物には金をかけるけど食には金をかけないからちょっと金を出すステーキ屋の需要が薄いってことなのかな? 街のお金の回り方を考えさせられるよね。

お昼はファミマや富士そばで我慢して、ン十万円もする楽器を買うとかね。そうなるとステーキを出すような店がなかなかないわけですよ。

と、苦戦していた所で「お茶の水テラス」という飲食店街を見つける。ここならあるかなー、と思って見てみると、あったあった、「SUPER “DRY”」がランチでステーキを出していたのでどうにか滑り込む。



新宿の東口にも「アサヒスーパードライ」のビアレストランがあるが、そことは関係はなさそう。たしかにアサヒのスーパードライなどビールを推しているが、ワインボトルもごろっと転がっているから、必要以上にビアレストランっぽさは感じない。客層の8割が30~50代のマダムといった感じなのでどことなくお洒落さはある。

席に着き、ランチの牛ロースのステーキセット1550円と赤ワイングラスを頼む。

ちょっとしてワインとサラダが来る。珍しくスウィートコーンなんぞもあるが、まあ前菜サラダ。



さらにちょっとしてステーキ配膳。見るからにちょい硬めの輸入牛といった趣。



一口。


うん、輸入牛。
カチカチじゃないだけましかな、というぐらい。

二口目、三口目もさして変わらず。とりあえずステーキを食べてるぞというぐらいで、面白味はない。

うーん、もうちょい選べば良かったかなーとも思うが、まあそういう一つ一つの積み重ねなんだな、と食後のアイスコーヒーを飲みながら気を沈める。
そんな400軒キリ番店。
いいのか?
400軒以降も「ステーキ漂流記」はネバーエンディングストーリーなんですね。


総合:★★★
素材:★★★
グリル:★★
タレ:★★★
付け合わせ:★★★
サービス:★★★
リーズナブル:★★★

「神田の肉バル RUMP CAP 新橋店」(新橋)

2018-07-10 14:22:07 | 港区


【ステーキ漂流記】第5章
6軒目(新規399軒目)「神田の肉バル RUMP CAP 新橋店」(新橋)

うっかりブランクが10日も空いてしまった。ここから長い休眠に入りがちだが、そこでなんとか堪える。にしても、暑い。一見、夏は熱々のステーキに向いてない季節に思えるかもしれないが、そうでもない。

で、今回の「神田の肉バル RUMP CAP新橋店」は前に紹介しそびれてた店。この店の神田店は大分前に紹介した。かなり低い評価だった。その後、田町店と今回の新橋店を見つけてどちらも悪くはないのになぜか書けなかった。そういうタイミングもある。

ということで今回は再訪だけど新店扱い。この安心感はいいよね。何百店も書いてても外れた時の不安がつきまとうだけに、安心しながらステーキを食うって再訪店でない限りない。

JR新橋駅から徒歩5分に「RUMP CAP」はある。駅からちょっと歩き、内幸町にも西新橋にも近い。新橋というより、内幸町にあるワーナー・ブラザースに行く途中でなんとなく歩いて見つけた。



大きな店構え。
店内も広い。
サーロインステーキ300gのセットとグラスワイン赤を頼む。

まもなくしてサラダ・スープといった前菜類が来る。



やはりこういう前菜があった方がいい。

スープを飲み終わった後にステーキ配膳。
なかなかな大きさ。



一口。
…………うん、普通かな。
カチカチではない。

二口目はタレをつけて。
…………うん、まあタレ+肉……。

悪くはない。
が、「いいね!」という部分ももう一つない。強いて言うなら「無難だね」。

神田本店が酷かったのに比べれば全然いいが、かと言って感動はない。まあ、ステーキを提供する店があるよね、ってぐらい。

なるほどね。
だから、「ステーキ漂流記」でうっかり書きそびれたか。でも今回はちゃんと書いたよ。
で、次で400軒になる。


総合:★★★
素材:★★★
グリル:★★★
タレ:★★★
付け合わせ:★★★
リーズナブル:★★★