ステーキ漂流記

365日毎日が肉フェスなステーキ食レポブログ!

「アランアランの小路」(北千住)

2016-11-25 20:01:41 | 足立区



【ステーキ漂流記season2】
333軒目:(北千住)「アランアランの小路」ぶどう牛ロースのステーキ


たまには北千住である。東西共に最高の店があるステーキ激戦区。おそらく、錦糸町みたいにがっつり行けば20~30軒は見つかりそう。

実は今日のターゲットは結構前から狙ってた。が、他の店に行っちゃったり、行ってみたら休みだったりで微妙にタイミングを逃した。
その店は「アランアランの小路」。





ん、何屋?
店名だけじゃ何屋かわからない。
どうやら、洋食系のダイニング…という感じか。
ふと、表にある看板のメニューを覗くと、近くにいた(表に立っていた)店員さんが声をかけてきたので、

「ステーキを探している」
と単刀直入に告げた。

すると、
「ぶどう牛のステーキというのがあります」と言うではないか。そのメニュー表にはなかったので値段を効いた。
「2000円ほどかかります」と。

安いじゃないか!

400g5000円ぐらいいくかと思った。
決まりだ。


中に入ると、洒落た内装に、妙に階段が多い不思議な作りのお店だ。すると、二人用というか、お一人様用の席を用意される。



ちょっとぽつんとした寂しさがあるが、おじさん、お洒落さにねじ伏せられたね。その上、クリスマスソングをエンドレスに流している。まあ、クリスマスシーズン突入だからね。基本的にはカップルや女の子同士で来るお店で、本来はステーキおじさんが入る隙間などない。が、「ぶどう牛のロースのステーキ」だなんてメニューがあるからステーキおじさんがズガズガと入ってきちゃうのだ。

しばらくして、赤ワインとお通しが配膳。



鶏そぼろのピザの甘辛ソースつき。まあ、前菜としては良し。

さらにしばらくして、ステーキ配膳。



よくあるダイニングのお店のカットステーキ。
実は今日はいつもなら美味かった時にしか明かさない【ステーキ漂流記】の話をした。早くもブログ版も見ていただいた。でも、ダメだったら……まあ、その時はその時だ。


一口。
おお、ぶどう牛だけあって通常のオーストラリア牛より少しインパクトがある。大麦牛ならこれはない。この少しの牛そのものの美味さが大事。故に、選ぶなら大麦牛よりぶどう牛になる。前に新宿の「STAKEHOUSE HAYASHIYA」で食べたブランドのオーストラリア牛もこれだったんじゃないかな。

全般的に焼きはミディアム。出来ればもう少しレアな方が良かったが仕方ない。


170gで2000円前後ならちょっと贅沢なおつまみとしてはいいんじゃないかな。下手なアンガス牛や熟成肉、和牛の短角牛を出すよりもぶどう牛を出した方がいいことがよく分かった。
お手頃なタパスもいっぱいある店なので、チョイ飲みにも最適。個人的にはチェーン店の「ワインの店 デュプント」よりも好き。こういう店が錦糸町か南越谷、吉川にあったら通っちゃうね。


総合:★★★★
素材:★★★★
グリル:★★★★
タレ(岩塩):★★★
付け合わせ:★★★
雰囲気:★★★★
サービス:★★★★★
リーズナブル:★★★★


「KENTAS」(飯田橋)

2016-11-22 18:01:55 | 新宿区


【ステーキ漂流記season2】
332軒目:(飯田橋)「KENTAS」サーロインステーキ


16時20分。今日は微妙な時間に飯田橋に来た。試写は18時半から。ステーキを出す店も17時スタート。おい、この無駄な時間、どーするよ? 駅近くに「文教堂」があったはずだな、と思いきや、なくなってる。仕方なく、バーガーキングで時間を潰す。

へー、いつの間にかにロングビーフサンドっていうのが出てる。じゃあ、珍しいからそれにするか。要は、ロッテリアのリブサンドのような横長のバンスに横長のパティをいれたサンドだが、新感覚のハンバーガーを食べている気分だった。

ハンバーガーはそこそこに、「ブラウンファーム」で時間を潰していると17時に。ということで、ようやく目的地へ。先月、飯田橋のギンレイホールでフランキー堺主演の『特急にっぽん』を観た帰りに大通り沿いにステーキ屋があるのを発見。発見したが、その時はその後「映画野郎」の会議があったのであえなく行けなかったが、今日、角川の試写室に行く用事が出来たのでその前にそのステーキ屋に行ってみることにした。

大通り沿いにあるそのステーキ屋は「KENTAS」。



ああ、ここが「KENTAS」か。「飯田橋 ステーキ」で検索すると出てくる店だがいまいち場所が分からなかった。こんなに近いのに。それは……狭いから今まで目に入らず通り過ぎていた。が、今日ようやく行ける。

中に入る。カウンター内にマスターの親父が一人。カウンター席6席のみの店。うわー、ちっさ。そして、ちょっと汚なトランな店。でも入る。早速、サーロインステーキと赤ワイングラスを頼む。

しばらくしてステーキ配膳。



200g2600円。アメリカ産。まあ、そこはごく普通。

一口。
まあまあの焼き。
何もつけなくても塩・胡椒が効いてるので美味い。焼きもそこそこ。

意外にも付け合わせのニンジンとインゲンが美味い。何かに漬けた感じ。新橋の「どんぶりかんじょう」のニンジンといい勝負。

が、終盤、肉が硬い。焼き、というか素材の問題か。

悪くはないが、突出していたのは付け合わせのニンジンとインゲンのみ。うーん。

評価:★★★
素材:★★★
グリル:★★★
タレ(マスタード):★★★
付け合わせ:★★★★★
リーズナブル:★★★


「アンバー」(銀座)

2016-11-16 21:28:14 | 中央区



【ステーキ漂流記season2】
331軒目:(銀座)「アンバー」


1ヶ月空けてしまった。
理由は病気…………じゃなくて、試写(映画)をわんさか観ていたため。

ステーキと映画の両立が未だもって上手くいかない。

そして今日は東銀座の松竹での試写だったので、東銀座でのステーキにするはずが、都合三軒ほど満席で断られた。どこも高い店なのにみんな行くのかね。

と思いつつ銀座の裏路地に入り、一軒のカフェの看板を発見。見ると、ビーフステーキが1500円とある。しかも300g。
まあ、おそらくオージーだろうがもう探す気力もなかったのでここにした。



とりあえずは入れたが、8人組と2人組のリーマンらしき人達がいて、危うく入れない所だった。ビーフステーキと前菜としてえびアボカドのグラタンを頼む。あと赤ワインね。

年配のおばちゃんとおじちゃんのお店。昼は喫茶店、夜はダイニングというお店。

で、この原稿を書いてて、リーマンらしき人達の素性が分かる。どうも海洋学会のお偉いさんの合同の集まりだとか。
「フィレンツェと新潟が混在した店」と教授らしき人がのたまったかと思うと、
宴も闌で、一本締めに俺まで巻き込まれる(笑)。

そんな中でようやくえびアボカドのグラタンが配膳。



まあまあかな。


さらにしばらくしてステーキ配膳。
300g、大きいね。



産地はオーストラリア産。


一口。
おお!
下拵えもいいが、
意外にも焼きがいい!
普通、1500円で300gのオーストラリア産ならいい加減なカチカチなステーキが出てくるが、いい意味で裏切られた!

美味い!
いい具合いにレアになってる。
1500円でいいのか、これ?


店のおじちゃんに訊いてみると、
「いやぁ、他の店の相場がわからなくて……」
まあ、安い分にはいいけどね。

あんまりにも美味かったので、クジラのユッケも頼む。



と、これまたビックリな美味さ!
クジラってこんなに美味かった?


ということで、久し振りの「ステーキ漂流記」で意外な当り店を発見!


総合:★★★★★
素材:★★★
グリル:★★★★★
下拵え:★★★★★
付け合わせ:★★★
えびアボカドのグラタン:★★★
クジラのユッケ:★★★★★ リーズナブル:★★★★★