ステーキ漂流記

365日毎日が肉フェスなステーキ食レポブログ!

「ジャスト ミート」(京成立石)

2019-04-19 21:07:31 | 葛飾区


【ステーキ漂流記】第6章
4軒目(新規412軒目)「ジャスト ミート」(京成立石)


「ステーキ漂流記」では行く地域がだいたい決まっている。

錦糸町、日比谷、新宿。

あと住んでいる吉川と越谷。この周辺になる。錦糸町の近くなら亀戸や秋葉原、上野、浅草と行けるし、新宿なら渋谷、日比谷なら有楽町、銀座、京橋、新橋と行ける。

だが、そこから外れるとちょっと足が遠退く。練馬区や品川区、大田区、世田谷区なんかはそんなに行かない。荒川区もかな。足立区は北千住や西新井があるから行く。あ、北区や板橋区も行かない。

そして意外にも葛飾区も少ない。押上から京成線に乗り換えればすぐだが、なぜか足が遠い。
が、ステーキ屋の情報はある。
それが京成立石にある「ジャスト ミート」である。
駅から歩いて10分というのもなかなか行く気にならない理由の一つ。けど、今日は時間もあるので行ってみることに。


京成立石駅を降りて、北口に歩くこと10分。どうにかほうこうお方向音痴なボクでもたどり着けた。



中はこんな感じ。



ボードにあるメニューからリブロースステーキ230gと赤ワイン
、グリーンサラダを頼む。

ちょっとしてお通しのローストポーク。



ん、美味い。
お通しが美味い店はだいたいきたい期待出来る。

そしてグリーンサラダ。



昔大学の卒業旅行でドイツを旅したことがあるが、その時に居酒屋やレストランで前菜のサラダを頼むとこのサイズかちょっと大きいぐらいで出て来た。お通し、前菜の段階で出来る店だと確信した。

というか、この皿の並びと目の前でステーキを焼く様子を見てある店を思い出した。









日本橋にある「ブッチャーブラザーズ」に似てるね。


ってカウンターにいるマスターらしき男性に呟いたら、なんと「ブッチャーブラザーズ」にいたことがあるという。

へ、狭いですねー、世の中。
どおりで似ているわけだ。

そして、ステーキ配膳。



肉はオージービーフだが……
まず、一口。



肉汁たっぷり!
脂っぽさはあまりなく、肉そのものの味をオージービーフであるにも関わらず出せている。
輸入牛は油断すると直ぐ硬くなるが、そういうのは無縁。
最後まで柔らかくジューシーな肉を楽しめた。



これは焼きが良いこともさることながら、肉を選ぶ段階でいい肉を仕入れられている。
オーストラリア産の肉だがかなり感動出来た。タレをつけても、マスタードをつけてもあう。

さらに付け合わせの野菜も良い。ニンジンもこれだけごついのに美味い。

ついでに自家製ソーセージ&ポテサラも追加オーダー。酒も次々オーダー。



なんだかんだで2時間近くいて存分に楽しんだ。

実は2、3年前からこの店の存在は知ってはいたが、輸入牛を使いながらもここまで楽しめるとは……。

立石の、いや葛飾の「ジャスト ミート」。
「ステーキ漂流記」にまた新たなる伝説が加わった!!

これは絶対再訪したい!!


総合:★★★★★
素材:★★★★★
グリル:★★★★★
付け合わせ:★★★★★
メニュー充実度:★★★★
駅からのアクセス:★★
リーズナブル:★★★★


「ステーキハウス アパッチ」(亀有)

2016-09-13 20:21:07 | 葛飾区



【ステーキ漂流記season2】
123軒目/通算316軒目「ステーキハウス アパッチ」アパッチステーキ


さあ、今日も狙いを定めて、場所は葛飾区亀有。そう、「こち亀」の亀有である。









亀有は【ステーキ漂流記】では初。
というか、葛飾区自体、あまり行かない。けど、調べてみると、堀切、金町、青砥、立石、お花茶屋、そして寅さんでも有名な柴又と結構行く場所がある。これに新小岩か。今までは錦糸町から近い新小岩しか行ってなかったが、ちょっとわざわざ行く場所にも行かなきゃ、だ。その第1弾が足立区。第2弾が葛飾区である。


亀有は地元吉川の隣の三郷から近い。金町もそうだ。けど、バスで三郷から行くとそれなりに時間がかかるし、遊ぶ場所(バーやクラブ)も個人的に特にない。亀有にシネコンがあるそうだが、地元近くに越谷レイクタウンや三郷、流山おおたかの森とあり、普段から有楽町や新宿、渋谷に足を運ぶボクとしてはわざわざ亀有のシネコンに行くことはほぼない。ほぼね。
今回は「ステーキハウス アパッチ」に狙いを定めて行くことにした。


「ステーキハウス アパッチ」。店名がいいよね。
これまでにも、
東中野の「

「ジェロニモ 東中野店」 - ステーキ漂流記

」、
麹町の「

「テキサス 麹町本店」(麹町) - ステーキ漂流記

」、
墨田区他東京にチェーン展開をする「

(再訪:2016年8月)「ビリー・ザ・キッド 錦糸町店」(錦糸町) - ステーキ漂流記

」など、アメリカ南部やネイティブ・アメリカンを連想させるような店名、店の作りがいくつか見られた。「ステーキハウス アパッチ」もこうした店の同種、競合に当たる。


亀有駅南口を出て…………
思いっきり道を間違えたあああああああああああああああああああああああああああああ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼

とにかく直進しすぎ、気がついたら昭和通りを青砥方面に歩いていた…………

ともかく、勘で環七に戻り、そこから亀有駅方面に行くと…………あ、あ、あったあああああああ‼‼‼‼‼‼



40分歩いた(笑)。

中に入ると、
うん、いかにもアメリカンな雰囲気。





けど、BGMはカントリーではなくAOR。ま、いっか。

さっそくアパッチステーキ300gと赤ワイングラスを頼む。
アパッチステーキは最小200g1400円、以降100gごとに600円増しの値段になる。500gで3200円とすると、この手のステーキハウスでは標準価格だね。
ドリンクはワンコイン500円だけど、雨の日サービスで450円。


客層は家族連れ二組とカップル一組。まあまあなような、ディナータイムにしてはちょっと寂しいかな、と思ったら、その後は野郎二人組が何組か来る。

この文章を書きながらしばらく待って、ステーキ配膳。



うん、
「ビリー・ザ・キッド」のテキサス・ステーキにそっくり。というか、ほぼ同じ。ほぼね。微妙には違う。


まずは一口。
うん、ビリーのステーキっぽい。
って、ビリー、ビリー言ってたら、ね。失礼……けど、そう思った。
二口目も同様。

ステーキ醤油というタレをつけて三口目。まあまあ。醤油はあまり好きじゃないからね。

すると、おろしニンニクがある!



あるね。当然使う。


繰り返しちゃうが、ミディアムレアではほぼほぼビリーと同じ感じ。肉、オーストラリア産だし。
亀有にビリーがないからあるのかな?
それを店員のお姉さんに訊いてみると、駅近くにビリーがあるの? 失敬、失敬。
まあ、1000g以上頼めるという違いはあるけどね。
あと、ビリーとの違いは、付け合わせのコーンバターが多いことかな。


特に後半のミディアムレア具合がよく美味かったので、勢いでチリビーンを追加注文。



そこは可もなく不可もなく、かな。追加注文としては丁度良かった。

会計時に店長さんと話す。
えっ、推奨の焼きはそれ(あえて伏せる)なの? これは選ばないよ。ということは、あと2回は行かないとかな。
色々と書けないことを教わる。
やはり、その店の店長の肉トークは面白い。


これ、亀有に住んでたら、アパッチにするかビリーにするかでちょいと贅沢な選択ができるね。

で、
ビリー・ザ・キッドとアパッチの違い?
目隠ししてそれぞれのステーキを食べたらわからないって。
すんません、まだまだ修行中、ということで。


総合:★★★★
素材:★★★★
グリル:★★★★
下拵え:★★★★
タレ:★★★
付け合わせ:★★★★
雰囲気:★★★
サービス:★★★★
リーズナブル:★★★★


「肉の村山 新小岩店」

2015-12-15 13:48:22 | 葛飾区
ステーキ漂流記
12月15日
新規224軒目「肉の村山 新小岩店」極上リブロースステーキ200g(新小岩)

あーあ。
復帰早々ハズレ店。
なんだよ。

10日間以上もステーキ漂流記を休んだ。
しかたないもんね。
怪我だもん。
いくらか回復したけど階段がある店は当分キツいね。

復帰戦。
そこで、かねてからネットで賛否両論の今年の8月オープンの新店「肉の村山 新小岩店」に行くことにした。なんか、「肉の大山」みたいな店名じゃん。
いかにも、肉専門、ステーキには強いっすというオーラがムンムンじゃん。
じゃあ、ここをガチ判定したろうか、と。

新小岩駅南口を松葉杖1本補助でえっちらおっちら歩いて10分。
やる気満々のステーキ屋を発見!
期待が持てる。
え? 伝説作る?

奥の席を案内されメニューを見る。
メインはアメリカ産の肉を使ったTEXASステーキ。
だけど、メニューを見てたら極上リブロースステーキというメニューを見つけた。

おっ、TEXASより上?
何牛?
え? 国産牛?
じゃなくてさー、俺はその牛の産地を訊いてるのだ。
え? わかんない?
ダメな店だなぁ。
今時、極上と名乗る牛の産地がわかりません、ときたか。
長年やってる店ならともかく、あんたらまだ4ヶ月やん。
いい加減だなあ。
いい加減と言えば、売りはTEXASなのに、ハンバーグはSAMURAI。
どっちやねん⁉ てか、どっちよ?
で、BGMはビートルズ。
しかも、「ビートルズ1」をかけてるだけ。
アメリカンなの?
なんでもいいの?

そんなことを考えてたらステーキ配膳。

鉄板プレート。
基本的にはステーキ漂流記的にはダメな例。
ステーキは熱い食べ物じゃありません。
しかも、ステーキというよりは大きな焼肉と言った方がいいぐらいの薄っぺらさ。

一口。
ま、ちょっとはジューシーだが熱い。
食べ応え1mm。
俺はタバコだってロンピーかショートピースか
マルメンかガラムか葉巻なんだよ。
そんな薄っぺらいステーキじゃ国産牛と言おうがだめだよ。

ワイン込みで4700円のムダ遣い。

女の子の店員にアメリカンスタイルでビートルズはダメだということと全体的にちぐはぐ、イマイチとバッサリ斬って店を後にした。

口直ししないとな。

総合 ★★
素材 ★★★
グリル ★★
肉汁 ★★★
演出 ★
店の信念 ★
アクセス ★★
コスパ ★★

「うちだ」(新小岩)

2015-02-15 20:20:11 | 葛飾区
2月15日「うちだ」特選牛ヒレステーキ150g(新小岩)


もう、のっけから書く。


これは、ぼったくり、である。

牛ヒレステーキ150gで、ライスや赤だしの値段込みで7450円でこのレベルは、ぼったくり、である。


……もう少し順を追って書く。

先月末に新小岩の「うちだ」という店を職場の同僚に教えてもらった。新小岩駅から直ぐの所に老舗のステーキ屋がある、と。
これは灯台もと暗しだ、と思った。
錦糸町、両国、平井……と素晴らしいステーキ屋さん、洋食屋さんはいっぱいある。新小岩には「ステーキのけん」と「ビリー・ザ・キッド」はあるが、その反対側にそんな凄い店があるとは。

値段もそこそこ。まあ、そこは慣れてきた。
ピンで5000~6000円払えばまさかハズレはなかろう。

で、行ってみたさ。新小岩駅北口から約2分。46年の老舗はでーん、と構えていたさ。外見は老舗っぽいが中はキタナトランではなく、オシャレ。早速、牛ヒレステーキ150gを頼む。黒毛和牛の産地を店員に訊く。

常陸牛。

猛烈に嫌な予感がした。
これまでに常陸牛のステーキを出して「うまい!」と言えた試しがない。いっつも淡白なステーキが出てくる。
が、こちとら7000円近く払うからね……。いままでの常陸牛のステーキの店で5000円超えはない。黒毛和牛を出すけど、リーズナブルが売りの店が大半。で、今回はリーズナブルじゃないのに常陸牛、だ。おそらく、これまでの常陸牛のステーキの常識を覆すとてつもない工夫があるのでは?
この道40年以上の技があるのでは?

ワイン、サラダ、ガーリックチップ、ライス、赤だし、と来てメインの牛ヒレステーキが登場! 「ヨシカミ」の牛ヒレステーキ以上に肉厚だ。で、早速一口食べると…………

いつもの淡白な常陸牛のステーキだった。
まあ、ミディアムのわりにはむちゃくちゃ柔らかいがね。同じ黒毛和牛でも青森産や佐賀牛とは月とスッポンのスッポンの方の味。ステーキの周りにあった玉ねぎの炒めのみ老舗の洋食らしさを感じたが。

で、会計は7450円。昨日の「ヨシカミ」より高いとは……。せめて、その3分の1ぐらいだとしても……牛の淡白さは変わらない。


そういえば、新小岩に住む別の同僚にも「うちだ」のことを訊いた。
「そうでもないな~」
この男は普段はぼんやりしているが、雑学は物凄くあり、ステーキに詳しいわけじゃないが、国産牛と和牛の違いを知っていた。
意外にもこの男のコメントは正しかった。
ちなみに、「うちだ」をボクに教えた男は高田順次以上のいい加減、テキトーさに定評がある男だった。またしても、この男のテキトーさに振り回された。

いずれにせよ、
これは老舗の迷店という名のぼったくりである。


「ステーキけん 新小岩店」

2014-10-02 15:38:09 | 葛飾区
前回の「三好弥」はステーキ専門ではない下町の洋食屋とは言えちょっと敗北感があった。

となると、やっぱりドライエイジング製法の黒毛和牛のA5じゃなきゃダメかな……とも思ったがそうそう毎回5000円以上出すわけにはいかない。

ということで、ステーキ専門でリーズナブルな店を、と考え「ステーキけん」へ。

いわゆるファミレスタイプの店で、サラダバー&ドリンクバー食べ放題・飲み放題が売り。

かつて、小学校高学年から二十歳位まで小川家ではステーキ専門ファミレス「いわたき」三郷店での月1でのディナーがあった。その「いわたき」では本格的なステーキにも感動したが、さらに当時としては衝撃的だったのがサラダ・デザート・スープの食べ放題・飲み放題だった! ガストがすかいらーくだった頃で、各ファミレスではまだドリンクバーなるものがなかった時代において、ファミレス激戦区の三郷で「いわたき」は常に超満員だった。

話は大分それちゃったけど、要はサラダバー・ドリンクバーがあるサービスを見て「いわたき」を思い出した。つまりはファミレス。いつもぼっちの俺にとっては居心地は良くない。しかも禁煙。

そんなアウェイ感丸出しの中、けんステーキのレギュラー(200g)とグラスワインを注文。これで2000円以下というのはありがたい。

わりと早くステーキが来る。写真でご覧頂いて伝わるかわからないが、200gのわりに大きく、厚みもある。ちょっと切りにくいが、食べ心地としてはちょうどいい。基本、ちょい柔らかく、部分的に硬さも楽しめる。タレをつけなくても美味しいが、「ステーキけん」特製の「けんタレ」をつけると2倍、3倍の美味さに!! タレをつけないでも濃厚な味を堪能出来るドライエイジング製法の黒毛和牛のA5の肉もいいが、ミディアムでちょい硬い食感はなかなか出せるもんじゃないし、「けんタレ」と牛肉のハーモニーがシン・リジーのギターのユニゾンみたいでまた素晴らしい。

洋食屋だから仕方ないとは言え「けんステーキ」以上の値段がする「三好弥」のステーキ定食より遥かにステーキらしく、ステーキを食べた感動がある。

さらに、あの「ヨシカミ」のF1のヒレステーキと比べて「けんステーキ」は唯一勝るものがある。それは付け合わせのポテトとコーン。「ヨシカミ」のステーキの唯一の不満要素は付け合わせのアスパラがあきらかに缶詰めの物で、ポテトも「肉のハナマサ」辺りで仕入れたと思われる冷凍品を油で揚げただけのものだった。ところが、「ステーキけん」のポテトはちゃんと剥いて揚げたもの、という感じがする。例え冷凍品だとしても質が明らかに上。コーンは冷凍品かもしれないが、ステーキ用で余った「けんタレ」をかけて食えば映画をエンドロールまで楽しむように食べられる。ひょっとしたら「ステーキけん」は「ヨシカミ」と同じ肉を使ってステーキを提供するなら「ヨシカミ」よりも上かも。

「ミスター・デンジャー」と比べても肉の楽しみ方・味わい方が違うので甲乙つけがたいが、上は800gのメガサイズを、さらにはリブアイスやテンダーロイン、Tボーンなど幅広く扱っている分「ステーキけん」の方が……。いやいや、「ミスター・デンジャー」もいろいろ工夫があるからね。

この両店には最近流行りの黒毛和牛やブラック・アンガスを提供する高級店に負けないで欲しい。両店とも再訪予定だけど、黒毛和牛やブラック・アンガスを提供する高級店ももう少し余裕が持てたらまた行く。

「ステーキけん」、ステーキ専門ファミレスの意地を堪能した。「ステーキのどん」や郊外にしかない「ステーキ 宮」にも行きたいね。

★★★★