食堂からの風景その１

朝食中お客様にお替りのコーヒーを注いでいたらこんな言葉が返って来ました。
『朝、こんな風景を眺めながら食事が出来るなんて癒されるなあ～』と。
私には見慣れた風景なので、「あんずが満開だ」、「少し新緑の芽が吹き出した」としか思いませんでしたが、しかし、都会の無機質なビル群をいつも見ているお客様にしてみれば、自然豊かなこの風景は一時のオアシスになるんでしょうね。
春の柔らかな陽差しを受け、やっと木々も色づきはじめ、今年も長かった冬にさようならしたようだ。

貞麟寺しだれ桜

白馬で桜の名所と言えばまず返って来る言葉が「貞麟寺のしだれ桜」でしょう。
推定樹齢４００年の古木、あまり花つきはよくありませんが、世の中の移り変わりを見てきた堂々とした立派な姿は、訪れる人々すべてに何かを問いかけているようです。だいたいゴールデンウィークに合わせて満開になるので、今日もカメラを持った人々がその姿を収めるため、入れ替わり立ち替わり場所を代えながらシャッターを押していました。
白馬はいよいよ桜満開の季節に入りました。

ふきのとう

先日、山岳会の皆様がお越しになられた折、『ふきのとうを採りたい』との要望が有り、ペンションから山へ続く林道を歩いた。『ここにある』『あそこにある』と童心に帰りながら採集、私にはフキノトウは都会のたんぽぽと同じ感覚に思へ、あまり積極的に採集はしませんでしたが、皆様のその姿を見ていたら、急に考えが変わり、そこで早速、今日、フキノトウを採ってきました。あまり天ぷらでは多く食べれないので、ふき味噌を作り、料理として使う事にしましたが、フキのほろ苦いみそ味、特にオーブンで焼いて食べるとこれがまた美味しい！
まだまだふき味噌用だったらいっぱい採れますよ。

あんず開花

ペンションの庭に植えてあるあんずが今日、開花しました。本場、更埴のあんずを見に行った時に購入した苗木ですが、あれからもう７～８年？いや１０年近くになるだろうか、豪雪、厳寒にも負けず、年々成長して今では見上げるほどの大きさになった。花芽をいっぱいつけているのであと４～５日で満開でしょう。昨年は実からあんずジャムを作ったけど、今年も実がなったらジャム作りが楽しみです。

福寿草

白馬の姫川源流では福寿草が満開の見頃、今年はタイミング良く福寿草祭りが行われました。花に合わせたイベントは大変難しく、その年の気候によって肩すかしをくうタイミングが往々にしてあります。今年はばっちり。訪れたお客様は黄金色の絨毯のような福寿草の群落を満足そうに散策したり、イベント会場のテントハウスでは、振る舞いのお茶、お漬け物を楽しく談笑しながらお口に入れていました。福寿草の見頃はあと１週間はＯＫです。

土筆

食材の買い出しに行く途中、ふと道路脇に目が行った。今年、すでに土筆が林立しているではないか、早速、車を駐車して土筆採りに夢中。ものの１０分ほどでご覧の通り大収穫、あとははかま取りです。母が健在の頃、よく今の時期に白馬へ来ていたので、収穫した土筆のはかま取りは母の仕事、文句も言わず黙々と爪を真黒にしながら作業をしていた姿が思い出される。今は私と妻が黙々と爪を真黒にしながらその作業をしています。

白馬はこぶしが開花、さくらもやっと蕾が膨らみ、もうすぐ開花が予想されますが
今週末はふきのとう狩りの人々の姿が目立つ事でしょう。

水芭蕉

白馬にも遅い花の季節が到来！ペンションから車で２分の場所にある落倉自然園、ここは苞が２枚ある「落倉水芭蕉」で有名な湿原地帯ですが雪解けの中、陽当たりの良い場所から水芭蕉が顔を出し始めました。座禅草も同じように独特な姿で顔を出してますが、４月２０日過ぎからＧＷまで十分楽しめそう。

木の実探し

最近、リスが頻繁に姿を現すようになりました。雪解けの林の中、昨年の秋に取り残されたくるみや木々の種子を探しながらペンション裏の林を行ったり来たり。
おおかた、行動範囲やルートはいつも同じ場所で見かけるので、たいていは同じリスだろうと思われますが、今回はかなりカメラを近づけても逃げなかった。

タイヤ交換

ペンション前の空き地にはまだ雪が、数１０㎝～１ｍ残っているものの日当たりの良い場所には春の野草「キクザキイチゲ」が開花しました。

明日から天気が悪くなる予想なので、今日は冬にさようならする為に冬囲いのかたづけと、車を冬用タイヤからノーマルタイヤに交換する作業をしたが、うららかな春の暖かい日差しで、久し振りに、じんわり心地よい汗をかきました。

太平洋側の地域は今、桜満開の季節、白馬はまだ蕾は固いけど、今月中旬から来月にかけて桜やこぶしの花が咲くでしょう。

なごり雪

太平洋側の地域では桜が開花したとか、満開でお花見の様子がＴＶ等で放映され春爛漫ですが、白馬は昨日から真冬並みの寒気が流れて１５センチほどの積雪になりました。なごり雪と呼ぶには積雪量が多いのですが、道路はすでに地熱が上昇しており雪解けも早く、午前１０時頃にはアスファルトが見え、交通には支障がありません。そろそろ冬用タイヤからノーマルタイヤに交換しようと思いますが、とりあえず、１台だけ明日頃から準備予定です。
今、ペンション周辺はすっかりスキームードが立ち去り静かな、静かなシーズンを迎えていますが、それも束の間、冬支度した木々の支え棒の取り外し、秋の枯れ葉の掃除、雪の重みでゆがんだ庭のレンガの修正、等、今度は春を迎える準備が待っています。白馬もあと１か月弱で桜やこぶしが満開の季節だぞ～！