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電波防護指針 備忘録 その4(同軸減衰量)

2007年07月23日 19時58分08秒 | License
ここまでの値算出はいわゆるどこの管轄の総合通信局でも同じかと思われます。

が、不幸にして電波防護指針の基準値をクリアできなかった場合(私はそうでした・・・)あらゆる合法的手段を
模索することになります。よって、ここから先は各管轄の総合通信局のご担当と意見交換しながら進めていくことを
お勧めします。
(私の場合は東海総合通信局でしたが、下記の方法で申請は受理されました)

まず同軸ケーブルの伝送損失を適応します。このやり方はJARLの電波防護指針…自局の電波環境を知っておこうには
一切記載がありませんが
九州総合通信局のサイトの算出方法(EXCELのツールがダウンロードできます)を見た際に見つけた方法です。

同軸メーカーによってロス率は微妙に異なりますが(フジクラは評判いいだけあって低損失の値が公開されてます)
おおむね、8D2Vなら30MHzで-30dB/kmくらい、5D2Vなら-44dB/kmくらい、5DFBなら-33dB/kmくらいが相場のようです。

自分の給電線の長さを最初に作成した図面+室内でトグロ巻いた分で割合を比例計算します。
比例計算でいいか若干疑問もありますが、そこまで誤差を厳密にするものでもないので比例計算で良いと
思われます。細かく言い出せばフィルターの挿入損失だのコネクタの損失だのキリがありません。
自分の場合、トップの八木は8D2Vで20m(-0.60dB)、下のRDPは8D2Vで17m(-0.51dB)、スローパーは16m(-0.48dB)でした。

前にやった対数計算で、それぞれ減衰の倍数は、0.87、0.89、0.90となりますので、アンテナ利得の倍数に対して
その倍数を掛け算します。

上記を反映した自己点検表が上記の表です。

微々たるものですので、後に記述する俯角減衰量だけでクリアできるなら同軸減衰量を適応すべきか否かは
その申請者の判断になるかと思います。
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