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電波防護指針 備忘録 その2(平均電力率)

2007年07月23日 17時54分10秒 | License
距離が把握できたら続いてやるのは、モードの決定です。
これはJARLの電波防護指針…自局の電波環境を知っておこうでも判りやすく書かれています。

平均電力で出力を計算するので、
CWなら0.5、SSBなら0.16、FM/RTTY/SSTVなら1.0の乗数をリニア出力電力に掛けて算出します。
申請する人はいないでしょうがA3(AM)は1.0です。
私は何も考えずにリグの諸元どおりA3含めて申請書に記載して総通から指摘受けました(笑)。
「こちらから言うのも変な話ですが、ホントにA3の波なんか出すんですか?」
慌てて訂正書類を出してA3は除外させて頂きました・・・。

ちなみにCWの速度の規制は無いと思われますが、無限に遅いCWもしくは無限に早いCWなら連続キャリアに
なって平均電力率は限りなく1.0に近づくんじゃないかと思ったりもしましたが、いらん心配のようで
上記のルールで計算すればいいとのことです。

要するに、リニアが1000W出力でCWとSSBだけで申請するなら平均電力は500W、SSBだけで申請なら
160Wで計算するわけです。

なおJARLの電波防護指針…自局の電波環境を知っておこうにはFCC資料を参考として
SSB電話でコンプレッサー使用時に平均電力率が0.5まで増加する、と記載されていますが今のところ適応しなくて良いようです。

私は、将来に向けてRTTYなども申請で出したかったのですが、平均電力率1.0の壁がハイバンドで
クリアできず断念しました。
多分、モード混在(CW/SSBは1000Wで、RTTYは500Wとか)でも認可されると思うのですが、今回は
初めての変更申請で判らないことだらけであったのと、現実RTTYは殆どやっていないことから
将来の楽しみに取っておきました。
どなたか既に認可された方の情報が頂けると有り難いです。

電波防護指針の基準値については、検討の余地はありません。法的に決められています。
私の場合は、自己点検表の欄外注釈に
 ・基準値は、総務省東海総合通信局より公表の「http://www.tokai-bt.soumu.go.jp/musen/denpabougokijyun/eikyou.html」の
  内容に基づき算出いたしました。
の文言を記載しておきました。

周波数帯の巾で上と下では基準値が異なりますが、厳しいほうを選択します。
(周波数が低いほど基準値はクリアが楽な数値になります)

ここでも、例えば「私は特定の周波数帯で高い周波数は使わないから低い周波数で計算した」と
明確に根拠が記載できれば、認可されるようですが実態は判りません。
私の場合はこの件は興味なかったのでこれ以上は調べませんでした。
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