老年と言われる歳が近くなると、将来のことより過去のことを考える割合が多くなるらしい。
つまりこの先に夢が持てないで、従ってチャレンジする意欲が削がれ、上手くいった昔の美談で戯れて自分をだます。
かつ
自分の考えに根拠なく自信もって、本人は善意でアドバイスのつもりが、ただの老人の我儘の押し売りってことも見受けられる。
若輩の他人と年取った自分とを客観的かつ公平な目でバランスしにくくなる。
確かに、歳を取るに連れて、みるみるうちにいろんなものを失っていく。
それに抵抗して必要以上に弱みを見せまいとして防衛的な思考になりがちだ。
防衛的と攻撃的は表裏一体で、増え続ける”キレる老人”問題はこんなところに原因があると言われる。
歳を取っても、謙虚に前向きに学ぶつもりで。
改めて自分自身への警告だ。