お正月ということで瓶の銘柄を続けるが、冷静に考えてみれば瓶だからと言って有難がる理由などない。
瓶の方が”ちゃんとして”て、缶はちゃんとしてないようなイメージが古い世代にはあると思うが
瓶こそ光が入るし衝撃に弱いし重いしリサイクルしにくいし、実際は缶の圧勝なのだ。
どうも、瓶をありがたがる理由の一つに、サシ飲みで”注ぎ易い”ことがあるようだ。
確かに缶で注ぎあうのは、どうにも締まらない感じはする。
で、ブリュードックのロストラガー
ドライホップドピルスナーである。
ブリュードックの銘柄には明確な思想があるが、こいつは「古き良きドイツラガーの復活」。
スコットランド人がドイツラガーを復刻と言うのも大胆な話だ。
御託はいいから飲む。
ビットブルガーを思い出させる第一印象で、綺麗な口当たり
ただ綺麗で澄んだピルスナーな中にも、ちょっと複雑そうな香りと雑味
ややフルーティ、いやグレープフルーツ?
試みは良いし、完成したレベルは確かに高いと思うが
サッポロラガーの方が自分は質の高いラガーだと思うし、エーデルピルスやハートランドも負けてない。
クラフトまで入れれば、それこそキリがないくらい国産に美味いラガーはある。
世界トップ級のウィスキーに比べて、ビールに関しては日本はまだまだメジャーでない。
実力としては十分に互角以上だと思うのだが。