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1.KH2遠征に関して(準備編-再び。候補地選定)

2011年10月13日 00時05分49秒 | 海外運用
 
 2010年のV6-Chuuk遠征を終え、帰りに立ち寄って1泊したGuamで「さあ今回の反省
をどうやってリベンジしようか」を考え始めました。

 9M6ではレンタルシャックでしたので機材の苦労は殆どしないで済んだのですが、
V6は全て担いで持って行き現地で設営をして、結果はアンテナマッチングで苦労する
ことになってしまい、結局75m/40mはコンテストで波が出せない結果となりました。
どんな簡単なアンテナでも現地で設営して良好なコンディションにするには、それなり
の技術力と応用力とタフな心が必要なことを再認識しました。

 買ってきた機械を繋げて電波を出すだけになりがちな今日日のアマチュア無線で、
移動運用と同様に機材担いでの海外遠征は、己の技術対応力を試す格好の機会として
とても有意義で楽しいものと思います。またライセンス取得の交渉や現地状況の事前調査
など、テクニカル面だけでなくコミュニケーション力や主にネットを駆使しての情報収集
などの楽しみがあります。

 そんなことを2年連続してやってみて、その楽しさと難しさを実体験した結果、海外
でガンガン活躍しておられる諸先輩方のようにもっともっとスキルと経験を高めたいと
思うようになりました。また、そうした楽しみ、目標ができると日々の平凡な毎日も
それなりに充実して過ごすことができます。


 能書きはさておき(笑)、やる気満々で2011年はどこへ行こうかと考えていたので
すが、やはり世の中そんなに甘くは無く、本業の仕事の環境が激変することとなりま
した。2011年の3月頃の話でした。

 楽しかろうが充実していようが本業の仕事をないがしろにするはずも無く、不安を
感じながら新年度の4月を迎えましたが、それなりの責任がある立場となってしまった
ため自分のやりたい、だけで「ちょっと海外へ行ってきま~す。留守を宜しく~」で
済むはずもなく、昨年まで以上に事前の段取りと根回しを徹底的に慎重かつ大胆に進
めることとなりました。特に職場で止められることも無いですが、逆に不在が原因の問題
に対する責任も生まれることとなりました。

 正直、悩ましかったのですが最終的には「自分自身が行きたいか行きたくないか」で
判断となり、それを後押しするかのようにContest Expeditions World Single Operatorで
表彰されましたので、「もはや行くしかない」(笑)となった次第。


早い話が行きたいんですね。

行きたいなら行ける方法を考えるんですね。


・・・となると2011年の遠征先を選定する条件は

(1)金曜と月曜の休暇だけでコンテストオペレーションができる場所
   金曜に移動し夜にかけて設備設営して土曜の朝を迎え、月曜朝に終わったら
   即時撤収してその日の午後に帰国し火曜の朝職場のデスクに座っておれること。
これのみとしました。
色々工夫すれば他にもあるとは思いますが、この条件でPick Upすると
KH0、KH2、XX9、T8、9M6、9M2、P2をターゲットとして検討を開始しました。

9M6は2009年に行きましたので勝手は判っています。9M2のレンタルシャックも検討は
しましたが、ライセンス取得条件が昔と変わっていることと、どうせなら新しい国へ
行きたかったので見送り。

T8は手軽に行けますが、PPRからJA'sがWWPH期間に移動されることが早い時期から
判っていたので共食いを避けて見送り。

P2は色々調べてみて、ロロアタかラバウル辺りからなら実現可能かな、と当たりは
つけましたが時間切れで又のお楽しみに。

XX9は割と真剣に調査しました。過去macauで運用経験あるDK7LX-Georgとmailで
ライセンス取得方法から運用場所の相談まで何度か情報交換しましたが、結論
存分に電波が出せるホテルの確保は至難の業、で今回は見送り。

KH0は近くて便利ですが、大先輩のNH0S-JF2SKV松下さんがレンタルシャックに予約
を入れたのを見てバッティングとなるため見送り。

KH2もAH2Rは当然ながら、KG6DX他競合揃いの激戦区ですが、昨年帰路で立ち寄った
際に屋上にアンテナ設営可能な可能性がある情報を掴んだのと、まあKH2も一度は
運用してみたかったのと、AC2AI免許をまだ一度も使っていないのも気が引けるの
と、そんな諸々でまずはKH2に決めたのでした。

行き先を決めてしまえば後は簡単。フライトとホテルの予約を行い、あとはひたすら
降りかかってくる本業のスケジュールを振り払うことに全力を挙げるのみです(笑)。

毎年同じですが、サラリーマンにとっては仕事の調整が最大のネックで、これさえ
できれば段取り8分が(行く事自体については)できたようなもので、あとは機器の
準備とアンテナ設営方法に注力できます。

あと忘れてならないのが、当日に向けての健康管理と気力の充実ね。
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