クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

ギャラリー名芳洞での 「 梅本洋子展 ーふたりごとー 」

2011年10月16日 19時03分08秒 | 美術展
昨日は私のお気に入りのギャラリー名芳洞に寄ってきました。
ここのギャラリーはいつもアバンギャルドな展示であり、いつも楽しみに見させていただいています。

昨日は、梅本洋子さんの 「 ふたりごと 」 。
塑像っていうんでしょうかね、2人の少女の首から上の像がお互いを見つめ合い、高さ2メーターほどのこれまた2人の立位像もお互いを見つめ合っています。

作者の梅本さんもちょうど会場におみえになり、いろいろとお話を聞くことができました。

これは粘土ですかとの私の問いに、いえ今ではプラスティックです、最初は粘土で造るんですが、型をとってプラスティックに置き換わるんですと。

塑像は、プラスの世界、どこで終点にするんですかの私の問いに、それはやはり自分のイメージと目の前の塑像のタッチがあった時と。

どこから造り始めるんですかの私の問いに、これだけ大きいと中に心棒が必要であり、腰のあたりから付け加えていきますと。

男の私としては胸の膨らみが気になりますが一番力を入れるのはとの私の問いに、私は脚の表現を大事にしてますと。
そうですね、くるぶしとは膝に気合が籠ってますねと相槌を打つ私。

最近はスレンダーな美人が多いけど、なぜかちょっとふくよかですねって私のいじわるな問いに、そうです私はいつも付け過ぎちゃうんですとにっこり微笑んで応えていただきました。

いやぁ、作者は心象を大事にする内面を発掘する人でした。
学生を卒業され、今は社会人として創作に励んでみえるとのこと。

個展は初めてとのことですが、今後のご活躍が楽しみです。

ところで、 「 ふたりごと 」 とは。
私は、 「 二人事 」 ってイメージしちゃったから、だめなんですが、ほんとは、 「 ひとりごと 」 をもじった 「 ふたりごと 」 だったんですね。

一人が、それとなく無意識に声に出す言葉。

うん、 「 ふたりごと 」 って、二人が無意識に声に、心を通わせながら出す言葉ってことかな。
よほど、仲がいいんでしょうね。

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