クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

菱川勝博さんの竹兜、見つめれば武将の鬨の声が聞こえてきそうです

2015年05月24日 18時34分18秒 | 美術展
「竹細工展」の受付でにこやかに私を迎えてくれるご婦人。
『どうぞ、お名前を書いてください。』の声に、「はい、名前ぐらいお安いごようです。ところで、作家さんですか?」と思わず聞いてしまいました。

答えは『いいえ違います。家内です。』
ぉぉっ、そうなんですね、作家さんの奥様がしっかりと受付におみえなんですね。

受付机の後ろには若いご夫婦と赤ちゃんが、にこにこと私とご婦人の会話を聞いています。
きっと息子さんご夫婦か、娘さんご夫婦なんでしょうね。

作品は、竹で作った兜。
全部で35個くらい展示してあります。
本物と同じ大きさで作られているようです。
兜の一つ一つには、武将の誰がかぶった兜であるか説明が写真と一緒にしてあります。
竹の曲線が美しく、正面から見つめれば、武将の鬨の声が聞こえてきそうです。

作家さんにお聞きしたところ、お知り合いの8人目のお孫さんが初めての男の子で、そのお知り合いから竹細工をしていた作家さんに『兜を作ってくれないか』とお願いがあったそうです。
2年前のことで、作家さんはカブトムシやトンボなどの竹細工に加え、兜を竹で作り始められたそうです。
どうも日本全国で、この作家さんだけが竹兜を作っているようです。

それにして家族そろっての展示会、羨ましい限りです。
さっそく帰り道に立ち寄った馴染みの喫茶店のママさんに、私なんかはいつも一人でやってるとその話をすると、『普通は、奥様の協力はないんじゃないの。』と慰めてくれます。
居合わせた初対面のお客さんも、『そうねえ、夫婦もいろいろだから。くっつく人と、適度に距離をとる人と。』とまた慰めてくれました。

菱川勝博さん(私と、同い年でした)の「竹細工展」は、今日まで一宮市の玉堂記念木曽川図書館で開催されました。

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