クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

中山志野さんが描き出す純な心と邪な心の交差

2015年04月18日 19時05分03秒 | 美術展
会場に並べられた19枚の日本画。
その全てに描かれた少年、少女たち。
子供が青年に脱皮しようとする時期---ういういしい純な心に、一瞬またたく邪な心が交差し、鋭く光る瞬間とでも言ったらいいんでしょうか。
何かを信じ、じっと前を見つめる少年、少女のその心に気圧される私。
中山志野さんが描き出す人物像。
彼女自身の心奥深く潜む自身の実像が、その進む心持ちが素直に描出された表情には、いつまでもそっとそのままであってほしいとの欲望にかられます。

「第3回 中山志野 日本画展 -まわり道して探して-」は、名古屋市中区錦3丁目のガレリア・デ・アルテで26日(日)まで開催中です。

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