クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

画・刻・摺 木版画家 渡辺洋一さんの世界は、明るさの基に重厚な色合いが

2012年09月20日 19時11分51秒 | 美術展
「 画・刻・摺 木版画家 渡辺洋一 」 さんの木版画展を見てきました。

この前の日曜日、喫茶店の帰りの車の東海ラジオで、天野良春さんの “ リアル ものづくりの美 ” 。
渡辺洋一さんの木版画展が紹介されていました。

場所は、名古屋伏見の、ギャラリーアート・シップ。
観光ホテルの広小路通りを挟んだ南東側です。

今日行った会場、にこやかな美女が迎えてくれました。
ギャラリースタッフのミチコさんです。

私の問いかけに作者になりかわって的を得た回答。
何でも渡辺画伯からしっかりと教わったそうです。

櫻、米松などの木材から彫り出した渡辺さんの作品。
絵の具は、天燃の鉱物や植物の色とか。
見事です。
色遣いが明るくていいですね。
明るい色合いの中にも重厚なタッチの木版画です。

私の一番のお気に入りは、 「 立葵(1) 」 。
“ 立葵 ” は普通、とっても我儘なお転婆娘。
渡辺画伯の手にかかると、それがとってもお淑やかな淑女に変身してしまいます。

北斎に強く影響されたという渡辺画伯。
“ 絵師 ” 、 “ 彫師 ” 、 “ 摺師 ” を一気にこなす 「 画・刻・摺 木版画家 」 です。

写真は、 “ 淑女 ” こと、 「 立葵(1) 」 。
向かい側の作品が映り込んでいて、ごめんなさい。

「 渡辺洋一 木版画展 」 は、9月30日(日)まで、ギャラリーアート・シップで行われています。

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