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クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

日登美美術館の素晴らしい作品の数々

2013年05月24日 21時26分38秒 | 美術展
いやぁ、楽しい1日でした。

棟方志功さんの 『 釈迦十大弟子 』 でしょうか、お坊さんが、にこやかに飛び跳ねるようにこちらを向いています。
櫛田田中さんの 『 木彫 』 と題された老人が力強く杖を握った立像の頬の質感は、多くの面が折り重なるように構成され、肌の下にかくれた血管が動いて見えるようで、いつまで観ていても飽きません。

ここの美術館の主体となる展示は、地階のバーナード・リーチさんのたくさんの焼き物や版画。
『 鳥 』 と題された、単純な骨太な線で描写された鳥の飛ぶ姿が素敵です。
バーナード・リーチさんのことは全く知らなかったのですが、棟方志功さんにも影響を与えた人とか。
私は秘かに、棟方志功さんに影響を与えた人は円空さんだけだと思っていたのですが。

ジョアン・ミロの大きなリトグラフも間近に見られます。

更には、特別に三岸節子さんの 『 赤い階段 』 と 『 下弦の月 』 も観賞でき、節子さんファンの私としては、もうこれ以上いうことありません。
『 下弦の月 』 が、運河を照らす時刻は、どうみても未明。
こんな時刻に運河と対峙する時の節子さんの目は、それはもうきらきらと輝いていたことでしょう。

今日行った三岸節子記念美術館友の会会員を対象とした研修会バスツアー。
滋賀県東近江市の日登美美術館の素晴らしい作品の数々です。
3つある展示室を、ゆっくりと3回巡ってお話をしてきました。

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