クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

棟方志功さんの 『 釈迦十大弟子 』 からは、一気に天まで昇りつめる気が

2013年03月02日 19時02分24秒 | 美術展
『 わだばゴッホになる。 』 や、 『 ここに俺の親父がいる。 』 と円空仏に抱きついた、という逸話が伝えられる棟方志功さん。

棟方志功さんの版画を初めてじっくりと見ました。
昨日、小牧市のメナード美術館で開催中の 「 開館25周年記念 コレクション名作展Ⅱ 」 でのことです。

『 釈迦十大弟子 』 と名付けられた志功さんの12人の仏さま。
普賢菩薩や文殊菩薩はどことなく女性っぽいいでたちに惹かれます。
そして、いずれの仏さまも、その腕と手の動きが目に飛び込んできます。
両の手で、合わせて10本の指先の形に、志功さんの静かで熱い思いが込められています。

仏さまの目と口許から、親しみと優しい気が、はにかみながら交差し、一気に天まで昇りつめています。

円空仏が棟方さんの親父なら、円空さんからみると棟方さんの作品は、曾孫になるんでしょうか。
円空さんが大好きな私としては、円空さんの曾孫さんに会えた喜びで、昨日は幸せな日を過ごせました。

写真は、ブログ本文とは関係なく、清須市栄寿院さんの円空仏です。

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