クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

小松美羽さんが描く心的なエネルギー

2019年06月30日 15時28分23秒 | 美術展
『美術館は、エネルギーの集合体』、今日の講演会で小松美羽さんが心を込めた言葉。
昨日から一宮市三岸節子記念美術館で開催されている『企画展「小松美羽展DIVINE SPIRIT~神獣の世界~」』の関連行事である小松美羽講演会。
熱心なファンがいるようです。駐車場には長野、三河、富士山ナンバーの車も。

彼女の講演会は、今回の企画展担当学芸員の伊藤和彦さんが、小松さんに質問して話を聞く形で行われました。
次から次へと出てくる小松さんのスピリチュアル体験。
『夕刻、周りが薄暗くなった頃の神社。日本狼が現れて、まだ小さかった私を家に連れてきてくれた』
『小学校の時、メタセコイアの樹の下で見た正夢。美術館の白い壁に、この作品はこう掛けてほしい、ああ掛けてほしいと指示している私』
『同じく小学校の頃、植物としゃべるんだと言って先生に笑われた私』
大人になってからは、出雲大社へ参拝した時のこと、『ご神体が八雲山、鶴山、亀山の三山なのですが、八雲山の方向には天に向かって明るい光が見えた。彩も美しいその光の束には、人々の祈りが籠められている』

彼女が描く神獣には角が1つと2つがペアで。
角1つがユニコーンで、処女性、純潔を重んじるとか。
2つは、その逆。
2つの世界が1つに交じり合うのが、この世。

彼女の作品には彼女に見えた光景が、彼女の生き物を慈しむ心、優しく守りぬく心をベースに、心的なエネルギーが無心に描かれていることが、よく分かるお話でした。
年齢がダブルスコア程、違う画家と学芸員。
学芸員の伊藤さんの、画家とその作品について知識がうまく整理されての質問力には、感服です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 看護師さんの言葉遣いに感激 | トップ | 機械に嫌われた私 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

美術展」カテゴリの最新記事