クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

『 相手がこうしなさいと言うから、僕はそのとおりやるだけ 』 と、画家加藤正音さんは熱く語ります

2013年05月04日 21時29分43秒 | 美術展
88歳の画家は、熱く語ります。
中国の名峰黄山を描いた屹立とした山容。

ギャラリーのご婦人の『すごいですね。』に反応して出てきた画家の言葉は、『 相手がこうしなさいと言うから、僕はそのとおりやるだけ。 』
かっこいいですねぇ。
『神さまのおかげです。』とも続けます。

昭和20年の終戦時にはフィリピンの一兵卒だったという画家。
力をこめて言います。
『みなさん、憲法の改変には、反対してくださいね。最初は志願兵かもしれませんが、国民皆徴兵となります。戦争は、何も生みません、理不尽な破壊だけです。』
フィリピンでは、銃砲も刀剣も持たなかった、無かったと言う画家の言葉には、重みがあります。

以上は、今日行われた清須市はるひ美術館での作家トークでの模様です。

私も思います、9条の改悪のみならず97条を削除し、11条を “ 公益 ” という美句で制限し、ねじまげようとする安倍政権は、権力を集中し、自らの価値感を充足するための野心のみで動いています。
そうです、あなたたち自民党国会議員の方々のみに、あなたたちがしようとしている “ 憲法改正 ” をしてみてはいかがですか。
そうすれば、いかに理不尽な世界があなた方の目の前を覆い込むかよく分かるでしょう。

憲法97条 : この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。
憲法11条 : 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。

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