毎年GW中に公開される尾形光琳の傑作、「燕子花図屏風」国宝です。 今年は、MOA美術館が所蔵する同じく同じく国宝「紅白梅図屏風」の同時展示です。56年振りのコラボだとか。 と言う訳で、琳派、必見です。 琳派の凄いところは、奇抜なデザインでビックリすると同時に、きわめてシンプルな図柄もある事です。 そして、奇妙な事は、弟子によって受け継がれた画派ではないところです。俵屋宗達が始祖で、その後、尾形光琳、酒井抱一と続きますが、その間、それぞれ数十年のブランクがあります。その精神を受け継ぐ師弟関係という所でしょうか。 この光琳の大胆なデザインには、元ネタがあります。着物の文様です。 光琳の実家は、京都で有名な呉服問屋でした。 「紅白梅図屏風」の波の形、クリムトがパクってますね。 で、今回の展示会で珍しかったのは、西洋人が多くいたことです。観光立国、円安ってのは分かるけど、これほど、美術館に外人がいること自体が珍しい。 琳派ってそんなにメジャーなのか?海外で。いやクリムトのせいか?
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