パールライスのつれづれなるままに

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ゴッホ展 at 上野の森美術館

2019年11月30日 | アート・文化
毎年どこかで開催しているんじゃないかと思われるほど、日本人はゴッホ好きですなァ。
いつ見ても飽きが来ません。むしろ魅入ってしまうほど。
で、並みの展示会じゃあファンも納得しないわけで、今回は「2つの出会い」と言うサブテーマ通り、地元オランダにいた頃影響を受けた師匠・友人の出会いと、パリに出てきて印象派の画家たちとの出会い、の二つに的を絞っています。
この観点が良いですね。結果、ゴッホの画家人生(たったの10年間)の全貌を知る事が出来ました。

私が興味を持ったのは、「第1部 ハーグ派にひかれて」です。
我々が知っているゴッホの絵、あれはフランスに来てからの絵です。しかも4年間。
その4年間の急激な変化には驚きますが、その変化をすることが出来た技術力はどこから来たのか?地元オランダではどのような修行を積んできたのか?
その当時の師匠は誰?お互いに影響を与えあっていた友人は誰?彼らはどんな作品絵を描いていた?
これらの謎が分かり、納得がいったところです。後年、農民画家ミレーの模写を頻繁にしますが、それも納得。

今までの展示会では、オランダ時代の紹介がほとんどありませんでした。強いて言えば、「ジャガイモを食べる人々」の展示程度。


ゴッホの作品は約40点。これほど大量に展示するのも珍しいです。
初期から最後期までてんこ盛り、お腹いっぱい。謎も解けて満足のいく展示会でした。


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