パールライスのつれづれなるままに

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中村不折の魅力展 at 中村屋サロン美術館

2016年07月10日 | アート・文化
新宿中村屋、カレーや中華まんで有名なお店。
本店ビルの3階には、画廊程度のちょっとした美術館が併設されています。
中村屋の創業者 相馬愛蔵・黒光夫妻は芸術・文化に深い理解を示し、若い作家のパトロンになったりします。中村屋で個展を開いたりして、その後、「中村屋サロン」と言われる様になったそうです。
この美術館は新宿中村屋にゆかりのある作家の展示をします。300円でお得。30分ぐらいで見終わってしまいますけど。ちょっとした時間稼ぎにも良いかも。

今回は、「新宿中村屋」の看板ゴを書いた洋画家「中村不折」生誕150年の展示です。
基本、洋画家なのですが、青年時代に漢学、南画、書を勉強していたので、この方面でも有名です。

パリに留学して、人物のデッサンを徹底的に練習します。
 

帰国してからは、太平洋画会の会員、帝国美術院会員に任命され活躍します。
青年時代に勉強した書画を更に深めます。
この書画の展示まありますが、素人が見ても、素晴らしい出来だと感じました。特にレイアウトが。
あー、ポスターカードが売っていなかったのが残念。
そういう訳で、油彩画も中国故事にちなんだものを好んで取り上げたそうです。

更に、書籍の装丁、イラストも描いています。夏目漱石「吾輩ハ猫デアル」の上編挿絵はこの人。
結構時代の先端にいた人だったようですね。

台東区立書道博物館」と言うのがありまして、これは、彼が独力で蒐集した、中国及び日本の書道史に関するコレクションを展示する専門博物館です。ここに行けば十分多能出来る様です。
いつか行こう。






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