パールライスのつれづれなるままに

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ルドンとその周辺ー夢見る世紀末

2012年02月05日 | アート・文化

1 昨日、三菱一号館美術館で開催されている「ルドンとその周辺ー夢見る世紀末」展を観に行きました。
こんな画を描いていた人です。不気味だけどユーモラスですね。人の頭と植物の組み合わせの画(版画)を良く描いていた人です。
19世紀末、ダーウィンの進化論がヨーロッパ人に衝撃を与えていた頃、自然科学の急速な発達が芸術家に影響を与え、自然を対象にした作品を発表し始めます。ルドンは植物学に影響されたそうです。


  

 

2 で、こんな画を描いていた人が、結婚を期にど派手なパステル画を描くようになりました。このギャップが凄まじい。
ど派手と言うより、優れた色彩感覚です。モノクロの作品ばかり作っていた人が何でこんなに派手なのか?
ポール・ゴーギャンを中心としたナビ派に影響を与え、先駆者として尊敬されていたそうです。

 

3 この人、こう言う写実的な画も描きます。画力は相当ある人なのですね。その上でああいった画を描くという...納得のいく絵画です。にしても一粒で二度美味しい展示会でした。

NHKの日曜美術館で特集が組まれた時、水木しげると松坂慶子が登場して、それぞれの思いを語っていました。なーんか、変な組み合わせだなあ、と思っていたのですが、彼の前期と後期のギャップがこの不思議な組み合わせに矛盾を生じさせないのでしょう、

にしてもですね、この美術館の床は頂けないですね。館内の注意書きもありますが、とにかくカツカツと足音が響いてしまって。どうしてこう言う仕上げにしたのか?天下の三菱が。

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