パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

国芳イズム展 at 練馬区立美術館

2016年02月19日 | アート・文化
悳俊彦(いさおとしひこ)の幕末・明治期の浮世絵コレクションと自身の油彩画の2部構成の展示会です。
悳氏は、武蔵野の自然を描く洋画家であると共に浮世絵の収集家でもあります。
1粒で2度美味しいお得な展示会。

私は、版画が苦手なのですが、歌川国芳は観れます。
大胆な構図、色使い、奇想天外なアイデア。ウィットというか、江戸っ子気風の風刺画。これが「画鬼」と言われた河鍋暁斎に繋がるワケですね。
30代まで、売れませんでしたが、武者絵で大ブレイク。やがて開花します。大器晩成型ですか。
 

猫好きでネコの絵も有名ですね。ネコを擬人化した絵が可愛いです。
   

こう言うアイデア。絵を楽しむと言うより、マンガですね。現代で言うところのマンガ。これに近いのではないかと。
 

西洋の銅版画を集め、遠近法や陰影の付け方の研究に励んでいたそうです。こう言う部分が、私にとって、観やすい版画となるのでしょう。

国芳の他、弟子の作品も多く展示。そして、悳氏の絵。
これで800円はお徳。
しかも、地元に密着型の美術館は、空いていて、気楽。
私は、こう言う、こぢんまりして、特徴のある美術館が好きです。


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