■最大限に注意を払わねばならない唐淳風が利用する沖繩独立運動家
沖繩で琉球独立運動は市民権を全く得ていません。
かりゆしクラブ(旧琉球独立党)の選挙の得票数をみればよくわかります。
<2006年沖縄県知事選挙>
得票数:6220票、
得票率:0.94%
<2008年 那覇市長選挙>
得票数:1797票、
得票率:1.42%
その他にも2団体活動している団体があるのですが、それらは沖繩県に住んでいる人ですら
存在も実態も全く知られていません。
しかし、このような極小さな活動でも中国共産党のプロパガンダでは、世界を騙す材料に
なるのです。
最大限の注意を払わなければ、日本を除く各国が「琉球独立指示」という嘘のような事が
現実になる危険性があります。
「そんな事はありえない!」と普通は考えるのですが、当事者である沖縄県や日本国がこの嘘
とデタラメの報道に対して現在まで何の批判もクレームもいれていないのですから、「認めた」
と思われてもしょうがないと私は思うのです。
■琉球独立運動を行う3団体
琉球独立運動を行う団体やグループは下記の3団体があります。
<かりゆしクラブ(旧琉球独立党)>
http://www.bekkoame.ne.jp/i/a-001/
代表:屋良朝助 (沖縄県那覇市出身千葉県在住)
<ゆいまーる琉球の自治>
http://ryukyujichi.blog123.fc2.com/
代表:松島 泰勝 (沖縄県石垣市出身 龍谷大学経済学部国際経済学科教授)
<琉球独立宣言6団体>
・琉球独立市民連合
・琉球国暫定政府創立準備会
・沖縄の独立を問う県民投票実行委員会
・うるまネシア研究会
・沖縄ハブカクジャーの会
・琉球独立賛成運動の会
6団体共同による琉球独立のアピール文
http://www.cyber-rabbit.com/katsu/day/0603/0306a.html
この活動には、
牧志好一という米軍基地反対闘争家が関わっているようです。
http://www.ryukyu.ne.jp/~maxi/index.html
それぞれの団体が中国共産党とつながりがあるかどうかはわかりません。
しかし、少なくても中国国内でプロパガンダに利用され、「中国は琉球独立運動を支援する」
と琉球人の人権を守るといって沖繩に人民解放軍を上陸させる口実に使われる危険性が高いと
いう事は確実です。
■琉球独立運動家と中国国内プロパガンダの共通点
唐淳風のプロパガンダ論文や中国国内で発見する琉球独立プロパガンダ情報と沖繩で行われている
琉球独立運動家の主張内容には驚くべき共通点がいくつかあります。
下記に「自治の体制」「琉球共和国の範囲」「米軍基地と自主防衛」の三つの論点についてまとめて
みました。
◎自治の体制:各諸島単位の自治とそれをまとめた琉球連邦共和国
<琉球臨時憲法九条(中国サイトで発見)>
第四条: 琉琉球共和国は3つの主要な州から:奄美州、 沖縄州、八重山州は構成して、各州の
3つの列島の群を含める琉球群島のすべての島
<かりゆしクラブ>
一つの考え方として、奄美共和国、沖縄共和国、宮古共和国、八重山共和国、与那国共和国の
連合体としての琉球共和国、琉球共和国連合、琉球共和国連邦もあり得ます。
<ゆいまーる琉球の自治>
琉球人はいま、日本国から独立を宣言する。奄美諸島、沖縄諸島、宮古諸島、八重山諸島から
なる琉球弧の島々は各々が対等な立場で自治共和国連邦を構成する。
<琉球独立宣言6団体>
(※パロディーチラシ 琉球タイムス号外より)
沖繩群島臨時政府、宮古群島臨時政府、八重山群島臨時政府、奄美群島臨時政府
◎琉球共和国の範囲:沖縄県と奄美諸島
<琉球臨時憲法九条(中国サイトで発見)>
前項の文章より奄美諸島と沖縄県
<かりゆしクラブ>
北琉球(奄美大島)との協力連帯。具体的には琉球独立運動の推進(奄美も含めての琉球です)
<ゆいまーる琉球の自治>
前項の文章より奄美諸島と沖縄県
<琉球独立宣言6団体>
前項の文章より奄美諸島と沖縄県
◎米軍基地、自主防衛に対する考え
<琉球臨時憲法九条(中国サイトで発見)>
琉球は戦争のため敵に占領されてしまいました。政府は琉球の国防を十分に完備し、強化に努め
なければならない。琉球共和国の兵役は、公民から募集される志願制度です。国防の義務を持ち
ます。
<かりゆしクラブ>
防衛の必要性を主張!日米琉軍事同盟も提案
<ゆいまーる琉球の自治>
日本国土の0.6%しかない沖縄県は米軍基地の74%を押し付けられている。これは明らかな差別
である。
<琉球独立宣言6団体>
米軍基地を日米両政府におしつけられた。日本国と決別し、平和で豊かな琉球社会を運営してい
くべき。中国艦隊の沖縄寄港は認める。
以上です。
文章が長くなってしまいましたが、その主張が概ね一致しているという事に気がつかれたと思い
ます。
その事実には驚愕してしまいます。
何故なら、沖繩県民でも「中国国内では沖縄県民は琉球人であり日本から独立したがっている。」
と報道されている
という沖縄県民でも信じられないような嘘を報道しているのですが、実際には日本人の知らないと
ころで
日本人が「琉球独立運動」や「琉球独立宣言」を行っているのです。
そして、
何故なら、南京虐殺は真っ赤な嘘ですが、琉球独立運動は真っ赤な嘘とは言えなくなってしまう
からです。
■唐淳風が利用した「かりゆしクラブの琉球独立旗」と「琉球独立宣言6団体のアピール分」
前回のメルマガで紹介した唐淳風の琉球独立運動の捏造記事を紹介しました。
http://bbs.ifeng.com/viewthread.php?tid=5534848
唐淳風は、これらの団体の活動を利用して「琉球人は日本からの独立運動を続けている」と
の情報を発信し続けています。
そして、該当の記事では、「かりゆしクラブの琉球独立旗」と「琉球六団体の独立宣言」を
引用しています。
<唐淳風:本格化する琉球独立闘争>
http://bbs.ifeng.com/viewthread.php?tid=5534848
かりゆしクラブの掲げる旗は、象徴的ですのでその写真は唐淳風のみならず中華サイトでは最も
沢山使われています。
琉球六団体の独立宣言は、この記事の一番最後に中国語に訳されて掲載されています。
<日本語原文>
http://www.cyber-rabbit.com/katsu/day/0603/0306a.html
どの団体が中国共産党と連携しているかは全くわかりませんが、非常に危険な状態である事だけは
間違いありません
今後、通常全く眼に触れる事のない琉球独立運動の動きですが、目を光らせて、沖繩で何か情報を
発信していないか? 中国でそれを支援するような動きが出てこないか、最大限の注意を払ってい
かなければなりません。
(JSN代表 仲村覚)
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今日、「沖縄タイムス」の公式ページにある「最新ニュース」のコーナー(http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-11-25_41982)を見たら、今月の23日に三重県津市で開催された日本平和学会の集会において、沖縄の基地負担を無くし、平和を実現をする為に日本から独立を追求しようと大学教員ら同県出身者が来年4月に「琉球独立総合研究学会」を新設する事が判明しました。しかも、設立されるその学会のメンバーのうちの一人が「NPO法人 ゆいまーる琉球の自治」をしている大学教授である事も判明しました。
という事は、どう見ても「琉球独立総合研究学会」は「中国共産党」による「琉球独立工作」の一つであり、「沖縄県」を「中華民族琉球特別自治区」にしようと企てている様に見えますね。
今後ともよろしくお願い致します。それでは、また。