沖縄対策本部

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沖繩対策本部長■「中国包囲網」への猛反発を始めた中国政府

2011年11月24日 11時37分27秒 | 米中関係

 

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■「中国包囲網」への猛反発を始めた中国政府

APECから東アジアサミットまでの9日間で、米国は 国家安全保障会議(NSC)を中心に周到に練り上げた中国包囲網の構築を実現した。

これは、南シナ海、東シナ海の制海権を獲得し西太平洋の覇権を目指す中国共産党政府にとっては、大きな屈辱だったと思います。

2012年には台湾統一を目指している中国政府にとっては、黙ってみているわけがありません。

これから、中国の動きも本気度が増してくることが予想されます。

来年1月14日の台湾総統選挙に向けて、米中の衝突がエスカレートする事が予想されます。

ここ、2日間の関連ニュースを確認してみたいと思います。

まず、玄葉大臣訪中のニュースです。

玄葉大臣のこの訪中は敗北外交だったといえます。

 

■「無通告での中国海軍の宮古海峡の航行は国際法に違反しない。」と認めさせた中国政府



<玄葉大臣が訪中 海上の危機管理メカニズム構築へ(11/11/24)>

 


 

訪中の前日に、軍艦6隻が、沖縄近海を航行しているからです。

これは、玄葉大臣が訪中することがわかった上で海軍に指示をしたと考えられます。

この海軍の動きに対して、玄葉大臣は何も抗議をしていないので認めた事になります。



<沖縄近海を中国軍艦6隻が通過 政府が警戒強化(11/11/23)>


 


<中国政府、西太平洋沖での軍事演習の実施へ…11月下旬をメドに>

 (サーチナ 2011/11/24(木) 10:04)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1124&f=politics_1124_003.shtml

中国・国防部は23日、同部の公式ホームページで、中国人民解放軍の海軍による西太平洋沖での軍事演習を、11月下旬に行う方針を示した。

 国防部は、同海域での軍事演習の目的について、「年度計画内の定例演習。特定の国家を対象としたものではなく、関連する国際法にのっとって行う」と説明。中国に対する、同海域における航行の自由や、合法的権益が妨げられるべきではない、と強調した。(編集担当:青田三知)


 


<中国海軍がまた沖縄沖を通過 海自確認>

(産経新聞 2011.11.23 12:36)

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111123/plc11112312380007-n1.htm

防衛省は23日、中国海軍の艦艇計6隻が22~23日にかけて、沖縄県の沖縄本島と宮古島の間の公海上を、東シナ海から太平洋に向けて通過したと発表した。この海域で中国海軍の通過が確認されたのは今年6月以来。

 防衛省によると、22日午前11時ごろ、宮古島の北東約100キロの海上を中国海軍の情報収集艦1隻が通過するのを海上自衛隊のP3C哨戒機が確認した。その後、海自の護衛艦が同日午後10時ごろ、同じ海域で中国海軍の補給艦1隻を、23日午前1時ごろにはルージョウ級ミサイル駆逐艦など4隻の航行を確認した。

今年6月には、過去最大規模となる中国海軍の計11隻の艦艇が同じ海域を通過し、太平洋で訓練。これまでにこの海域では中国海軍の艦艇の通過が過去5年にたびたび確認されていた。

 現場海域は公海上のため、国際法上の問題はないという。

 今回航行した艦艇の中にはレーダーなどで他国の情報を収集することができる情報収集艦が確認されている。情報収集艦が確認されるのは珍しいという。


 

更に、中国政府はこれは、「国際法にのっとっている」と断言しています。



<中国外務省「国際法にのっとっている」>


 

つまり、東アジアサミットで「国際法の遵守」を求められた中国が、

「無通告での中国海軍の宮古海峡の航行は国際法に違反しない。」

と認めさせることに成功したのです。

そして、訪中して何の抗議もしなかった玄葉大臣はそれを認めたのです。

玄葉大臣は、今回の訪中外交に敗北したことを気が付かなければなりません。

なぜなら、このような甘い態度では、今後、尖閣諸島が自分の領土だと主張している中国は、尖閣諸島のすぐ近くを航行しようが上陸しようが、「国際法にのっとっている」と主張してくる事が予想されるからです。

 


<CCTV:中国海軍艦隊 西太平洋訓練海域>


 

人民解放軍、「戦略計画部」新設で対米作戦能力の強化か?

さらに、中国は不穏な動きを始めています。

胡錦濤と中央軍事委員会は、中国人民解放軍戦略計画部の設置を決定しました。

報道では、軍の整備計画や調整などマネジメント的な役割の強化がうたわれていますが、具体的な目的を拾って見ました。

・ IT化で複雑さを増す作戦の立案を機能を強化するため、

 ・ 南シナ海などでの海洋権益の確保に向け、各軍が連携して海洋戦略を進める態勢につなげる。

 の2点があります。

つまり、中国包囲網対応、対米作戦能力の強化を図るためだと思われます。

結局は、アメリカと戦争する準備を始めたのかもしれません。

来年1月14日には、台湾の総統選挙があります。

2012年迄に台湾統一を実現したい中国共産党には非常に重要な選挙だと主割ります。

この時期までに大きな動きがある事が予想されます

今後、中国の動きからは目を話すことはできません。

(仲村覚)



<中国人民解放軍が戦略計画部を設置>

(「人民網日本語版」2011年11月23日 14:35:31)

http://p.tl/BgAd

胡錦涛主席と中央軍事委員会はこのほど、中国人民解放軍戦略計画部の設置を決定した。会議では郭伯雄・中央軍事委員会副主席(中共中央政治局委員)が解放軍戦略計画部の発足に熱烈な祝意を表明。陳炳徳参謀総長(中央軍事委員会委員)も同席した。

解放軍戦略計画部は参謀本部の下に置かれ、軍の整備・発展計画を所管。重要な戦略問題の研究、軍整備・発展計画および改革案の策定、軍の戦略資源の全体的配置およびマクロコントロールに関する提言、複数の本部・分野に関わる問題の解決調整、軍整備計画の実行状況の評価などを行う。


<中国軍が「戦略計画部」新設 >

(日本経済新聞 2011/11/23 19:08)

http://p.tl/YUIg

【北京=島田学】中国人民解放軍は作戦を指揮する総参謀部に「戦略計画部」を新設した。軍機関紙、解放軍報が23日伝えた。急速なIT化で複雑さを増す作戦の立案機能を強化する。陸海空各軍や第2砲兵(戦略ミサイル部隊)との間で戦略の調整にあたるほか、各軍統合作戦を円滑に進めるのが狙いだ。軍の戦略資源の配置や予算配分について提言する権限も持つという。南シナ海などでの海洋権益の確保に向け、各軍が連携して海洋戦略を進める態勢につなげたいとの思惑もある。 


<軍総参謀部に「戦略計画部」=作戦・情報を調整か-中国>

(時事通信 2011/11/22-22:29)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2011112201009

 【北京時事】中国人民解放軍は作戦や情報を指揮する総参謀部の下部組織として「戦略計画部」を新たに設立し、22日に北京で発足大会を開催した。中国中央テレビなどによると、胡錦濤中央軍事委員会主席(国家主席)が決定したもので、中国の軍備増強が進む中、複雑化する作戦・情報戦略を調整する役割を果たすとみられる。

 中央軍事委は、総参謀部、総政治部、総後勤部、総装備部の「4総部」体制。その中でも実戦部隊の指揮を担当する総参謀部には作戦部や情報部などがあるが、7月には通信部が情報化部に改編されており、今回の戦略計画部新設も総参謀部改革の一環とみられる。


<中国人民解放軍中央軍事委員会、戦略的計画部門を設定決定>


 

 

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