時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

フクロウとユメ

2020-10-12 | essay
ユメをみた。

通りがかったツバメの巣が
もうギュウギュウ詰めで、いよいよ巣立つ時なのか、ぽんと飛び出してきた。

おっと!大丈夫なのかと慌てて駆け寄ると、
道に着地したのはなんと
ペンギンのコドモ。てくてくと歩いていく。

間髪入れず、ふわぁと舞い降りた次の子は大きな羽根を広げたフクロウだ。

心配無用。
ちゃんと翔べてよかったと眺めているわたし。

なんて単純なわたしの脳。
想いと夢は直結している。

いよいよ長男が初めて家を出て一人で暮らすことになった。

少し前に会社に近い街にさっさとアパートを契約してきた彼。

住民票を移したと聞いた晩に、そんなユメをみるわたし。

とうとう巣立ちなんだな。

社会人になって3年目。
もう彼はおとななんだもの。

「家を出てみないと、親の有り難さなんてなかなかわからない。早く独り立ちしてほしいものだ。」なんて豪語していたわたしだけれど、、、

こんなに複雑なサミシサは
はじめてだ。。。
母として初めてのことだもの子どもの巣立ち。
わたしもあたらしい経験だ。

といっても電車でたった一時間ちょいの彼のあたらしい街。

必要な物しか持っていかないし、置いていく水槽の世話をしに戻るというし、
ハハはおセンチな気持ちはほどほどに胸に納めてキミの成長を誇りに思うこととしよう!

ユメでみたフクロウみたいに大きく羽根を広げて世の中を渡っていくのだよ。

いつまでも、どこにいても、君はわたしのたいせつなコドモです。






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