【 rare metal 】

此処 【 rare metal 】の物語や私的お喋りの全部がね、作者の勝手な妄想ですよ。誤解が御座いませんように。

錘な刹那さ。

2008年09月09日 12時43分49秒 | 異次元世界 

   



人が人と関はることは 眩しいほどの刹那さだったと


或る日 厭やったけど

想いッ糞なほどの気分悪さで判らされてしまいました




聴こへますか 人の心が咽ぶように泣くのが

人が己の心の底の方でしか語れない

生きるのが悲しくて辛くて

自分を責めることしかできない人の物言いが

届きますか  あなたの心に



何処かでとしか もしかして だったらぁとか

そぉぅ云ってしか自分を納得させられない

想い切れない刹那さだったと


聴こえへますか それとも もぉぅ忘れてしまいましたか

過去へは行けませんけど 憶へてもくれないのでしょうか



自分を消そうとしても 不甲斐なさゆえに向こう側にとは逝き切れず

生きることがと疲れ 全部消し去ることで纏めようとした自分の人生 


逝くことも儘ならないなら其れは 

再びの遣り残すことでしか想いも叶はず

人に身の程知らずなと罵声言葉で誹られ 

負荷な重き課題は はたしには背負いも切れず

何もかもと遣り切れずな処に 狂気な者が望んで覗きし闇の色

赤い光が満ち輝きたる色彩


優しい狂気は人の普段を隠し 

狂い事に罹りし者には なにを魅せてしまいますのか


たぶんと想いますのは 

其の場所の闇は赤色輝きしています

恨みで舌を噛み 流す赤い血色に照らされた

赤に冷たく輝く空気の向こう側

正気に精神お戻りしても 繰り返しなどと

決して戻れることもなき場所。


其処の空気の熱は 厳寒の凍れる氷の熱さでしょうか

狂い者の心は冷たく煮えたぎり 紅蓮な情念が眩しくも輝けて

隠れる陰など寸もなき場所

密かかもと、微かなかもと 一縷の望みが刹那でもと

なんの幻覚などもなき赤い光闇な世界


自分の器量がなき為に人に裏切られ

心 此処に非ずで俯き 地面を覗きながら棲み家にとの帰りの道

幾度も通り馴れたる夜の道が あんなにも長い道のりなんだったのかと

街燈は灯りまして脚元は明るいけれど

胸の中の こ脇に抱えてたあの物の重さゆえにでしょう


或の日の晩 足の運びは 

泥の中から掬い上げし罅割れた安物瀬戸物人形が

扱き帯にて固く雁字搦めに括られ縛られた覚束なさで

脚の一歩が悲しくて 呻き泣く



聴こへますか 夜の暗さを探し独り川端で

小石を服のポケットに詰め込みながらしか啼けない者の嗚咽が

何故なら 其処にたどり着くまでは暗い夜道でしょぅ

泣けば涙で尚更 夜の道が迷い道に為るから


聴こへたでしょぅ 嗚咽啜る音

川のセセラギなんでしょうかと ケッシテお間違いのないように

はたくしは心配です ポッケットの中の小石の錘が足りたのかと



ねぇ 聴こへたでしょう

人が黄泉の深き処にと 堕ちる音が






    
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2 コメント

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こんばんわ (たけかな)
2008-09-09 17:32:13
人に傷付けられると、奈落の底の落ちた感じがしますよね。わたしも昨日そういった経験をしました。慰めになりました。
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何となくですが (虹色-D)
2008-09-11 11:12:38
こんにちは。
何となくですが聴こえた気がします。
切ないですね・・・
でも生きていなきゃ・・
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