【 rare metal 】

此処 【 rare metal 】の物語や私的お喋りの全部がね、作者の勝手な妄想ですよ。誤解が御座いませんように。

男と女のお話し

2010年10月05日 00時14分58秒 | 幻想世界(お伽噺) 
  
(画像はイメージ)
 
 
【想う物事】 

 
夜空を低くと覆いし 黒かと灰色に濃縮されし雨雲
 
見上げれば 閃き瞬く雷光にて気が乱れしかと
 
道に迷いし心想いが覗くが如くと
 

冷たき水晶の雨粒降る空間を切り 
 
狂いしと奔り舞うは 黒き陰影姿にて
 
音なくも羽ばたく ふたつ影な 蝙蝠

 
降り注ぐ雨粒を握りつかもうとし 
 
つかみ損ねるはナニもなきだから
 

幻想でもかと 
 
迷うがごとく捜し舞う両の手 ひらひら 
 
幾度も雨を払いて ひらひら
 
 
 
近き古さのころ ボクの想いの重なりの確かさはなく
 
ただただ 無駄な日々が 安らぎ過ぎて逝くのが怖かった
 
 
 
事もなげに聞かされる あなたの想いの辛さ言葉
 
聴けばナニが っかと胸奥で繰り返し
 
幾度もと繰り返し 辛き言葉を心にて 反芻していました
 

応へなど 求められる筈もなかったけれど
 
 
 
「アン時なぁ アンタやったらウチぃ いっしょに死んでもいぃ想うてました」
 
「そやからワイ ナンでや ナンでやぁ 何べんも考えましたがな」
 

「ぅん ウチぃ辛かった 心が辛かった」

「そや 結局な 考えてもドナイモしょうがないねん 心が想うことだけやねん」
 
 
 
ふりかえると 物事の最初の始まりなんか
 
不思議な出来事が イッパイ詰まってからの始まり
 
 
暑い輝く陽光は 真昼のふたりの歩き路照らし
 
キッと何処までもと 白くと輝かせていました
 
 

あれからの時もと 忘れへぬ出来事なんかだから 
 
冷たさかなとの 醒めさせぬ熱さをも っに悟らさせ
 

始まりは貴女とだから 胸の心がいつ迄もと忘れません

できません 忘れることなんかを
 
 
限りに遠くな筈もなくと
 
終わることもなきはずだからと
 
 
添い遂げたい物事
 
 
 
 
あなたが喜んでくれるのなら
 
モット イッパイ イッパイ 

イッパイお話し いたしましょぉ
 
 
 

バイバイ
   


  


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