【 rare metal 】

此処 【 rare metal 】の物語や私的お喋りの全部がね、作者の勝手な妄想ですよ。誤解が御座いませんように。

眠レヌハ 何カト悔ヤムモノ 。

2007年11月01日 01時44分30秒 | 異次元世界 
 

【淫靡な花】



闇を見つめるは 一時の鎮まらぬ物の怪ら

音無くとも 暗闇に存在し 其処に集いしいたします

諦めろと 輪に為って唱和してきましょうかと

弱気想いの人の心 暗闇叫んで 高見で俯瞰してやろうかと


深き眠りかた もぉぅお忘れいたしました



何も聞かずにいられなくて 何も訊けませんでした

失うかと想う気持ちの中 ただ 暗さナ何もない黒い空間を見つめ続ける夜

よくも長持ちしたものだと我に 問わず語りで言い聞かせても

何処からも 何も聴こえません 帰ってはきませんから


隣との薄壁一枚 向こう側の見知れぬ男女

夜の気配で伝わる 聴かぬ心算の淫微な営み囁き声

狂おしく 我の耳朶を嘗め尽くすかなと

聴こえぬふり 益々に 聴こえぬふり


悔やみな夜は 独りを深めて 永く続きました

途轍もなく永久(トワニ)にと感じられ 果てなく続きました


部屋の暗さな闇色世界 其処から観おろすは もしかと まさかの知らんふり

我の消せぬ悔やみな想い 心の其処を責めるもの 悲しき自戒のことだらけ


口に含みし忘れさ求めの 苦きヒヤ酒

顎 くいと上向けば 咽喉の奥にと突進する酒精

脳を侵すかと 精神破壊を企みて 暴虐し尽くすかと暴れる酒精

我の気管支滅多と襲い 死ぬほどに咳き込ませて

咽てみせましょうかと してみせます


呼吸止められし肺より奥には なにが在るのでしょうか

我 咽ましょうかと わざとなもがく態度

ただ其れ 独演な寂しき独り芝居


咳 静かに鎮まれば 暗き部屋の中

音無く静かな寂寥居座りて 我に望まぬ迫り死ぉと


酒精は暴君 意識壊れし我 酔いに唯々 諾々と支配されし

深間ナ酩酊 勝手求めで安楽な 快楽浪にワザト浮かべた

我 其処を望んで たゆたう如くナ快楽忘れ求め


キッと何処かで 深間ナ堕ち処など 御座いましょうかと

其れ 戻れぬ限りならば 諦めてくれるんでしょ


忘れしかと まどろむ如くナ酩酊幻想世界

其処ぉ探求ウさせしかナ 酒精に遣られし脳内妄想探索 襤褸な潜航艇

だけどからまさかへと 嘘かもならばと 叶わぬことだらけ


妄りには 覗かぬ方が良かろうかと 探さぬは人の知恵

求めまするは 人じゃぁないタダノ快楽求め


夜の 暗闇の 触れるかとナ黒い景色の中

淫微なね 真っ赤なね 姦淫風な植物がね 人目につかぬようにと

音ナイ夜の翳で 穏やかに咲きかけていましょうかと


キッと何処かで 咲き乱れていましょうかと






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