横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

初!みちのく一人旅

2009年03月19日 18時58分41秒 | スローライフ
 日本生態学会全国大会の会場は岩手県滝沢村。そこまで横浜から出かけていったのだが、実は私は生まれてこの方、東北地方に行ったことがなかった(あるとすれば20代に尾瀬沼に行き、徒歩で福島県に足を踏み入れたことくらい)。

 電車の時間を調べてみると、盛岡は東京から大阪へ行くくらいの時間がかかることがわかる。う~ん、東北は広いと実感。新幹線も東海道山陽新幹線しか乗ったことがないので、JR東日本運行の新幹線は大変に新鮮である。(オレンジでなくて緑だし...)

 旅の始まりを告げる電光掲示板

 話には聞いていたが、秋田新幹線との接続部分が気になって、ついつい見に行ってしまう。
 はやてとこまち、向こうは東海道新幹線

 私は新幹線というものは「東西に走る」と刷り込まれているのだが、東北新幹線は南北に走る。ということは、周りの景色が春から冬に変わっていくと言うことなのだ。これはすごい!

 栃木県に入ったあたりから、車窓には杉林が広がり始める。福島県から宮城県あたりは杉林だらけだ。どれもやばいくらいに真っ茶色だ...車内でもマスクをしていないと大変なことになるので、ずっとマスクをしたまま大人しく過ごした。

 東北地方最大の都市に着く。仙台、駅前にはできたばかりor建設中のタワーマンションが林立していて、「ああ、ここもバブルだったんだなぁ」とわかる。杜の都って聞いていたので、もっと緑が多いだろうと期待したのに反して、単なる大きな地方都市に過ぎない景観だ。降車駅の盛岡も、仙台の規模を縮小した感じで、結局日本の都市はどれも同じ様な印象だ。子供の頃、初めて京都に旅行で行った際、京都駅を降り立って見えた景観はとても独特だった(今はそんなことはない)が、都市の顔は画一化されていると思う。

 仙台を過ぎたあたりから、雪を頂いた山々が近く感じられるようになってきた。さすがに緯度が高くなってくると寒くなってくるようだ。降車地の盛岡からは、真っ白な岩手山が迫ってくる。

 さて、目的地はここから第三セクターの「いわて銀河鉄道」に乗り換えなければならない。2両編成のワンマン電車に乗り、4つめの駅が滝沢である。この路線は、以前は東北本線だったので、複線電化されており、車両も新しい。ローカル線風情は期待していたほどは無い。

 いわて銀河鉄道の車両

 滝沢駅

 駅を降りると空気はピリリとして風は冷たい。
 会場はこの駅から徒歩で坂道を上って20分弱。この日は平年よりも暖かかったらしいが、至る所に雪が解けずに残っている。横浜的に言えば、真冬並かそれ以上である。

 結局はとんぼ返りだったこともあり、どこも観光できなかったのが残念なのだけれども、生態学会で多くの人と交流できたので大満足である。

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