横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

iPhone受信問題、これにて一件落着だと思う

2010年07月18日 09時50分13秒 | スローライフ
 iPhoneは無線機だから・・というちょっと前の投稿からちょうど2週間後、アップル本社での会見が行われた。たとえばこの記事を読めば概要がわかる。

 体感的に無線機のことを学んでいる私には、このアップルの会見の内容は誇張でもないし、都合良い言い訳でもない。至極まっとうだ。ただ、アンテナ本体を握りやすい部分に露出させた設計は、そもそもどうかと思うが・・・

 一般的に言って、携帯電話網などの商業無線ネットワークは、アマチュア無線が取り扱うような微弱な電波を想定していないので、その程度のことで通話が切れたりするのは、逆にAT&Tのネットワーク品質が悪いことの方に問題があると言ってしまっても良い。AT&Tと言えば、アメリカの最大のオペレータなので、そこですらそんな状態なのかと、ちょっと驚きを感じる。いろいろな記事を読んでいると、広大なアメリカでは、日本のように「どこでも使えて当然」にはとてもならないようで、かなり貧弱な電波状態のエリア(さらに圏外のエリア)の割合が多いそうだ。

 ちなみに、日本ではどうか。OSのアップデートで「正しく表示される」ようになった信号強度でもってソフトバンクのネットワークを見てみると、やはり改善の余地が多いと言わざるを得ない。ちょっとした陰に入るとたちまち電波が弱くなる。ただ、ドコモが(障害物に強い)800MHz帯を3Gネットワークで使用できるのに、後発のソフトバンクはその点でかなり不利な2GHz帯を使わさせられているという、総務省による後発者に差別的とも言える政策が背景にあるので、私は一概にソフトバンクの不手際だとは言いたくない。

 と言うことで、「不具合」騒動も、全顧客にバンパーを無償配布することで収拾されるだろう。一足先に純正のバンパーを買った小生にも、後日払い戻しされるというので、良しとしよう。

これが無償配布されるというバンパー(一応コーポレートカラーのつもり)