横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

「処理速度を売りにする携帯電話は初めて」だそうだ

2009年06月11日 14時45分04秒 | スローライフ
 NIKKEI NETの記事から。

開発者が速さを自慢する様子は、同じく高速化され「Proシリーズ」に格上げされたノートパソコン「MacBook」を説明する開発担当者の姿と何ら変わらなかった。これまで100回以上、日本で携帯電話メーカーの開発担当者から新製品を紹介されてきたが、「本体の処理速度向上」を売りにした携帯電話は一つもなかった。従来機種からの「速さ向上」を売りにする携帯電話はiPhone 3G Sが初めてかもしれない。2007年に社名から「コンピュータ」を取ったアップルではあるが、携帯電話を作ってもコンピューターメーカーには変わりないのだ。

 そうなのだ。アップルはコンピュータメーカーなのだ。

 ここで私が思うのは、携帯電話は、今後はコンピュータメーカーによって担われる時代になるということ。こう書いても、国内の大半の利用者は全然ピンと来ないと思うが、iPhoneを11ヶ月使った身にとっては、これはもう確信だ。

 いずれパソコンと同じように、圧倒的な部材調達力をバックに、DellやHPがごく普通に携帯電話を売る時代がきっと訪れるだろう。Appleは、そのことをいち早く察知した勘の良いコンピュータメーカーだ。

 その時の携帯電話の中には、ミュージックプレーヤー、動画対応デジカメ、ナビなどが”全部入り”で、日本の家電産業のお家芸分野のおいしいところがごっそりと持って行かれるだろう。

 それは何年後に訪れるだろうか?
 5年後などの先ではなくて、2~3年後にはそうなっていると思う。

基盤地図情報25000WMSの使用条件の変更

2009年06月11日 14時06分07秒 | 地理情報関連
 独立行政法人の農研機構が提供している、基盤地図情報25000WMSは、私もたいへん重宝しているサービスであるが、このほど使用条件が変更された。既に、岩崎さんのブログ等でも紹介されているので、後追いになるが、朗報なので私も重ねてPRを。

 で、何がどう変更されたのかだが、OpenLayers等から使用する際に、測量法に基づく承認が不要であることが明快になったことだ。つまり、このWMSは、農研機構の使用条件さえ満たしていれば、他の承諾無く広く利用可能であるということだ。

 今、Googleの地図、Yahoo!の地図、OpenStreetMapの地図などがWebから広く利用可能になっている。それとは別に、日本の国土地理院の地形図は、日本が誇るジオデータコンテンツである。地形図そのものがオープンスタンダードに基づくWebサービスとして未だ公開されていない状況はたいへん残念であるが、地形図にやや近いルック&フィールの基盤地図情報が、こうして誰もが利用可能な形式でサービスされて、しかも利用制限も少ないというのは、本当にすばらしいことだと思う。

 「本来、基盤地図情報WMSは、国土地理院がやってこそ...」という声もあろう。私もとりあえずそう思う一人であるけれども、これだけWebがコモディティになり、どこの誰もがアクセスのみならず、サービス提供もできる時代になり、ジオデータコンテンツが入手可能であれば、このWMSを誰が手がけても良いと思う。要は、早く便利なサービスを展開することの方が、価値が高い時代なのだ。