横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

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台湾はベストバリューの国

2005年08月24日 13時10分23秒 | スローライフ
アジアの国をいろいろ訪問して思うのは、同じアジアと言ってもそれぞれ経済、文化、そして肌で感じる社会状況がかなり異なっていることである。

そんな中でも台湾(台北)は発展した経済とかなり整備された都市インフラで、韓国のソウルや香港に匹敵して進んだエリアだと思う。

まずビジネスのマナーにおいて、そして我が業界に身近なソフトウェアの海賊版問題でも、台湾や香港と中国本土とでは、同じ”大中国”とはとても言えないくらい違っている。もちろん、前2者が遙かに洗練されている。香港と台北の人がそれぞれ真顔で「中国ビジネスの難しさ」を私に語るのは大変興味深い。日本人から見れば、同じ中国人で北京語を話す彼らならば、誰よりもスムーズにビジネスを進められるように見えてしまうのだが、苦労談や失敗話を聞くにつけて、ああ何だ結局は同じように苦しんでいるんだ、とわかる。

さて、台湾であるが、日本人にとっては漢字が読め、しかも台北市内の至る所で日本語の看板や「日式」と表示する日本テイストの店がいっぱいある。文化的にも日本の影響が強く、ホテルで見るTVも日本のグルメ番組やアニメの吹き替えがいっぱいあり、書店ではるるぶの翻訳版やファッション雑誌の翻訳版が多数出ている。反日デモが吹き荒れた北京や上海とは大違いだ。

街は清潔で、至る所にある食堂はおしなべておいしく400~500円もあれば文句なしに腹一杯食べら、B級グルメには事欠かない。いつも泊まるホテルも「旅店」と表示される”ビジネスホテル”だが、1泊5000円少々で、とても清潔。しかも無料でADSLが使える。タクシーは英語が通じないのはちょっとつらいが、料金は安い。”リゾート”っぽさが全然無いのだが、街を楽しむためには総合的にバリューが高いと思う。