いまジャーナリストとして

 いま私たちの目の前に、次々と現れるニュースをどうとらえ、どう判断するか・・・ジャーナリストの日誌。

その気持ちがあるならがんばれ・・・ソチ五輪で、三宮恵利子さんの言葉が最高でした。

2014年02月26日 13時31分45秒 | 日記

オリンピックに出場した元選手のみなさんが、今回のソチ五輪
で、コメントや感想を、いろいろと、新聞各紙に寄せていました。
 さすがに五輪出場者だけあって、それぞれに、重みのあるコメ
ントでした。

 その中で、私が一番印象に残ったのは、スピードスケートの三
宮恵利子さんの言葉でした。
 
 男子500メートルで、長嶋選手、加藤選手が、5位、6位に
終わり、メダルを取れなかったときのことです。
 競技の翌日の日経新聞で、三宮さんは、こんなことを書いていました。

 「 長嶋選手、加藤選手が、今後どうするのか、分からない。彼らも
悩んでいるようだ。
  でも、二人は、レースの後、悔しそうな顔をしていた」
 と書いて、その次です。
 三宮さんは、
 「その気持ちがあるなら、がんばれ」
 と書いたのです。

 これは、いい言葉でした。
 長嶋、加藤両選手は、続けるか、やめるか、迷っている。もう
限界だとも思うし、しかし、くやしい。
 そのくやしさが、二人とも、試合後のインタビューで、顔に出
ていました。
 だから、三宮さんはいうのです。
 「彼らは悔しそうな顔をしていた。その気持ちがあるなら、が
んばれ」 
 と。

 いいでしょう。
 ただ、むやみにがんばれ、がんばれというのではない。
 君たちは、悔しい顔をしている。それなら、がんばれ。
 というのです。

 こんなことを言われたら、がんばるしかないですよね。