私の気持ちが落ちているのを感じると、
バッキーは私が喜びそうな事をして1日を過ごそうとしてくれる。
日曜日、落ち込んだ私を見たバッキーが
彼が見つけた売家を2件見に行こうと誘ってくれた。
買うとしたらその家が私たちにとって最後の家になる。
だから今より高齢になった時の自分たちを想像して、
その家が適しているかを考える。
この日 バッキーが見せてくれた家は
どれもそんな私を満足させてくれなかった。
最初にバッキーが連れて行ってくれた家を見て
まず想像したのは、夕方その家の近所を散歩する高齢の自分の姿だった。
安心して家の周りを散歩出来ない自分を想像したので
私の中では、その家はアウト
バッキーはその家の値段が安いので、現金払いしても
自分が好きなように家を改装するお金も残ると言うけどね。
う~~~ん
安心して外に出られない所には住みたくない。
次にバッキーが連れて行ってくれたのは、
とうもろこし畑に囲まれた小さな田舎町にある新しい住宅地
その中で一軒売り出されていた家を見せてくれた。
その家は私が見ても驚くような、
大きな四角い青い箱の形をしていた。 笑
そうして
車椅子での家の出入りに困る と思われる作りの家だった。
だから その家も私の中ではアウト
アウトの家を2件も見た事もあって私はドライブ中、
スマホで売り出されている家を探し初めた。
そしたら
ミシシッピー川が目の前に広がる家の写真と
何とか私達でも支払える値がついた物件があった。
「ねえ
こんな家が売り出されているわよ」 と
バッキーに伝え その家まで車を走らせる事にした。
興味ある不動産を見つけたら
まず自分たちだけでその家の外見や家の近所を見て回る。
外見や近所が気に入ったら、不動産に連絡を入れて内見の予約を取る。
日曜日、川が見渡せる家を見に行った私達は
内見する予約を取ることにした。
それが火曜日の今日あった。
写真はその時に撮った数枚。
安いだけあって問題はある、、でも
目の前に広がるミシシッピーに
なんとも心がとろけてしまうのだ。
そんな気分の中
「あら 虹が出てるわ」 と言う不動産やさんの声に
思わず空を見たら
とっても大きな虹がかかり
その上2重のダブルレインボーと来た。
こんなラッキーな物を目にしたら
余計 悩むなぁ。