笑顔の“いずみ”を湧かせるために

千葉市若葉区都賀にあります「いずみ整骨院」のブログです。

理想の食生活とは

2007-07-19 12:56:33 | 玄米

先日の当院で開催された玄米酵素の研修会より理想の食生活について考えていきたいとおもいます。


 飽食・美食の時代を迎え、多くの人々が健康不安を抱えています。国民の3人に1人がアレルギー体質、加えて糖尿病、肝臓病もそれぞれ約600万人ずつと言われ、国民病となっています。また三大死因と言われるガン、心臓病、脳卒中も先進国に異常に多発しています。

【年度と医療費】

 厚生労働省によると平成15年度、日本人が1年間に使う医療費はなんと31兆5000億円にものぼっています。その原因は いろいろ考えられますが、もっとも根本的な原因として挙げられるのは、自然法則から大きく外れた食生活です。添加物、農薬を大量に使用した食物、洋風化した食事など、正しい食生活からますますかけ離れたものになってきているからです。
このブログを通し、一人でも多くの方が食生活を見直し、食と健康について高い意識を持つようになっていただければ幸いです。

食の三原則

適応食

動物はそれぞれ歯の形、腸の長さなどにより、その適応食が異なります。私たち人間に合った食生活を考えてみましょう。成人の歯の32本のうち、20本は臼歯です。また前後・左右と自在に動く下顎の運動から見てもわかるように、人間は穀物菜食に適しています。また人間の腸は肉食動物よりもヒダが多く、絨毛も発達しています。特に日本人は欧米人に比べ腸が長く、肉食よりも菜食に適しています。
また、口内で最初に分泌される消化酵素の1つにプチアリン(アミラーゼ)がありますが、これは糖質を分解する酵素であり、肉食動物は、穀類を食べないためにアミラーゼは口内消化液には分泌されません。 このように、私たち人間の本来の適応食は、歯の形、腸の長さなどから考えても穀物と菜食であると考えられます。 


 
身土不二(しんどふじ)の法則 (土地のものを食べる)

人間は、その土地の食生活に合うように長い年をかけて身体を変化させてきました。これを「身土不二(しんどふじ)」の法則と言います。もともとは仏教の教えからきた言葉ですが、自分の身と土は一体であり、自分の住んでいる国、土地でとれたものを食べよう、という意味です。
日本では古来、穀類(米、麦、ひえ、あわ)を主食に、大豆、小魚、海藻、旬の野菜中心の食事をしてきました。近年の生活習慣病の増加は、数千年もかけて日本の風土に対応するようにつくってきた先祖代々の体質に、欧米風肉食中心の食生活を急激にとり入れたことへの無理が出た、といえるかもしれません。

一物全体食 (何でも「丸ごと」食べる)

「植物や動物のいのちを、感謝して、余すところなく、すべてをいただく」という考えから発していますが、口当たりの良い一部分だけでなく、全体を食べることで炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、その他ファイトケミカルと呼ばれる有効成分などが、捨てられることなく摂取できます。例えば、大根なら葉も根も、そして根の部分は皮もすべて食べる。米なら全体食、つまり玄米です。大切な栄養素や有効成分が精製され、精白されて減ってしまった白米や白砂糖や白パンは「三白の害」とも言います。食品はなるべく未精白のものや全体を丸ごと食べるようにしたいものです。
 


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