「復党?」

2006年09月05日 | 政治
新聞などマスコミの報道によりますと、次期自民党総裁の有力候補である安倍晋三官房長官が、いわゆる造反組の復党に言及したそうだ。

僕の考えは、政党の政策に従えない方はその政党から出るべきだと思います。日本の政治では平気で自ら所属する政党と異なる政策を主張する候補者もいる。あげくの果ては、比例区で別の政党に投票するよう呼びかける候補者もいますが・・。

そんな矛盾が、日本の政治を停滞させていた。そういう意味では、首相や自民党の幹部が前回の選挙で党議拘束の掛かった政策に反対票を投じた、いわゆる造反組に公認を与えなかったのは、政党政治上は仕方がなかったと思う。(ただ、参院で否決されたからといって、衆院を解散するという暴挙にでた事は許される事ではないと思う。)

前回の郵政解散選挙は、日本に政党政治を根付かせたものだと僕は思った。しかし、来年の参議院選挙で苦しい事態が想定される中 党利党略の為に造反組を復党させようという暴挙にもでようとしている。あの選挙は何だったのだろう?その時のムードで首尾一貫性のない政治をされても困る。

また、いわゆる造反組の方にも問題があるのではないか?あれほど、選挙では郵政反対を主張していたにも関わらず、当選後は復党を睨み手のひらを返したように賛成票を投じた。何も理由がなく、コロッと意見を変える。そんな政治が有権者の政治離れを引き起こす。有権者の事よりも、自分が可愛いのだろうか?それを許す後援会も後援会だ。日本という大局よりも、おらが村の先生という小局を選ぶ。そんな矛盾を許してたら、日本の政治は良くならないだろうし、結果 国民に不幸をもたらす事にもなるだろう。

そこに有権者である国民はいない。政治の世界の蚊帳の外に置かれている。そんなおかしな現象があたりまえである政治が許せなく、僕は挑戦する。