シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

中江功監督「Dr.コトー診療所」(2022年、135分)

2024-05-31 21:01:12 | 日本・2020年~


山田貴敏による同名漫画が原作のテレビドラマの16年ぶりの続編です。TVドラマ(フジテレビ)で連続して放映され、好評を博していました。

舞台は沖縄の志木那島(架空)の僻地診療所。

タイトルの「コトー」は主人公の中年医師、五島健助(吉岡)の、離島(志木那島)の人たちによる通称(愛称)。

コトーは20年前にこの島の診療所に来て以来、献身的な診療で島民から尊敬され、頼りにされていました。

本作品でも原剛利(時任三郎)の脚の大けがの懸命な手術、安藤重雄(泉谷しげる)に代表される島民の信頼に、それが象徴されています。

妻の彩香(柴咲コウ)は妊娠中。コトーは子どもの誕生を愉しみに、医療活動を続けます。

そこに研修医としてきたのが織田判斗(高橋海人)。彼は合理的考え方の持ち主で、コトーの医療活動を尊敬しつつも自分にはそれをハナからできないと考えています。
原剛利の息子で、東京の医大学生だった剛洋(富岡涼)がひょっこり里帰りしてきます。歓迎会が居酒屋で彼に内緒でひらかれますが、彼は医学の道を断念したようです。

「コトー」も難しい問題がつきつけられます。医療合理化のおり、複数の離島の診療所を統合し、そのまとめ役について欲しいと要請されます。ところが彼自身は日頃の激務がたたったのか、体に変調がでてきて、検査の結果、急性骨髄白血症を患っていることがわかりました。

折から猛烈な台風がこの島を直撃し、コトーは自身の病を省みず心臓をわずらっているみどり(藤田弓子)などの医療活動にとりくみますが・・。
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