帯広市開拓140周年・市制施行90周年を記念した作品。
「ガストロノミー」は美食学の意。
民間開拓移民の強靱な魂によって140年前に産声を上げた「帯広市」。その地を舞台に、人の想いや行動が途切れず繋がっていくことで未来が拓かれる様を描いた物語。
主人公は、独創的なアイデアと秀でたプログラミング能力を持ちながらも、極端に内向的で口下手な仕事人間、天笠航平(鈴木浩介)。三年前に料理好きの妻(田畑智子)を亡くし、その後、仕事に没頭して哀しみを紛らわせています。上司の黒岩と会社を立ち上げ、その業績は、急成長を遂げました。
しかし、家庭では息子の黎生との間にコミュニケーションはなく、心の距離は隔たっています。家庭生活と教育は、家政婦の美冴(瀧本美織)に任せきり。
ある日、元部下で帯広市に住み、チーズ製造に取り組む都築(渡辺大)からチーズが送られてきます。そのチーズが切掛となり、さらに料理系YouTuber「ガストロハイク:氷川遥」が十勝にいるという情報を知った黎生は、航平、美冴と一緒に帯広へとびます。
三人はここで「帯広ガストロノミー」の構想を実現する仲間たちに刺激され、さらにわけありの氷川遥(長谷川京子)と出会います。帯広の食材、広大な大地、仲間たちの友情にふれ、航平は人間らしさをとりもどし、黎生とのコミュニケ-ションを回復しますが・・・。
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