第11回(1938年)アカデミー賞作品賞、受賞作品。
ヴァンダーホフ家は、軍需工場の経営者カービー(エドワード・アーノルド)による武器製造会社を傘下におさめるに際し、敷地拡張が目論見まれ、立ち退きを迫られています。とはいうものの、長老であるマーティン(ライオネル・バリモア)は、この目論見を意に介することなく、悠々とした生活を送っていました。
ヴァンダーホフ家にはこの長老の他に趣味で劇を書いている娘のペニー、地下で花火を作っている夫のシカモア、孫娘のエシー(アン・ミラー)とその夫のカーマイケル、さらにもうひとりの孫娘アリス(ジーン・アーサー)、食事作りをしている陽気な黒人夫婦、です。それぞれがある意味で、自由勝手に気ままに生活しています。
アリスは恋愛中です。相手は何とカービーの息子トニー(ジェームス・スチュアート)で、彼は副社長でした。アリスはこの副社長の秘書でした。
カービー社長夫妻は、秘書のアリスを息子の結婚相手として認めません。このことが自分たちの結婚の最大のハードルと考えたトニーとアリスは、一計を案じます。一度、ヴァンダーホフ家に招待し、ありのままを見てもらおう、といわけです。
アリスのこの提案に賛成したヴァンダーホフの家族一同は、早速カービー社長夫妻を招くための準備をはじめますが、とんだ手違いが・・・。
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